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話題の一夫多妻制アイドル・清 竜人25とは? “夫婦仲”を保つ秘訣は「嫁に仕事の話はしない」

 シンガー・ソングライターとして活動してきた清 竜人が、6人の“妻”と結成したアイドルユニット「清 竜人25」が話題を呼んでいる。コンセプトやビジュアル的には“一夫多妻制ユニット”という強烈なインパクトを与える一方で、デビューシングル「Will■You■Marry■Me?」(■はハート/以下同)はダンス☆マンをアレンジに迎え、ファンクテイストによる懐かしいアイドルソングに仕上げるなど、清 竜人の音楽センスが存分に発揮されていることで、音楽ファンやアイドルファンを中心に、楽曲も高い評価を受けているのだ。ORICON STYLEではプロデューサー兼メンバーとして参加する清と“6人の妻たち”にインタビューを実施した。

清 竜人とその“妻”6人によるアイドルユニット、清 竜人25(撮影・尾鷲陽介)

清 竜人とその“妻”6人によるアイドルユニット、清 竜人25(撮影・尾鷲陽介)

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■合格した時は「これからどうなるんだろう?」って(清 桃花)

――ご夫人のみなさん、プロジェクトに参加が決まったときの感想を聞かせて下さい。
【清 咲乃】 第1夫人の清 咲乃です。オーディションのときに歌とダンスの審査があったんですけど、私、歌の審査で普通に歌詞とか忘れちゃって(笑)、絶対落ちたと思ってドキドキしてたんですけど、受かってたからビックリしました。
【清 桃花】 第2夫人の清 桃花です。私も「ビックリした」っていうのが一番ですね。でも、このユニットのコンセプトもよく分かってなかったんですよ、実は。「結婚してる?」「夫人?」っていうだいたいのコンセプトは聞いていたんですけど、こういう感じになるとは思わなくて。だから合格したときも「これからどうなるんだろう?」って……今もけっこう思ってますけど(笑)。最近はもう慣れてきました。
【清 亜美】 第3夫人の清 亜美です。私は、自分の人生で歌とダンスを仕事にするときが来るとは思ってなかったんです。すごく苦手なことだったので……でも面白いことをしたいな、っていうのは思っていて。オーディションをきっかけに竜人くんを調べた時に、絶対面白いことができそうだなって思って、勢いで乗り込んでみたんですけど、勇気を出してやってみて良かったなって思います。
【清 美咲】 第4夫人の清 美咲です。私は合格したときはすごく嬉しかったです。プロジェクトの内容を全部理解していたわけではなかったんですけど、それよりも好奇心が強いタイプなので、楽しみな気持ちのほうが大きかったですね。
【清 菜月】 第5夫人の清 菜月です。私はもともとアイドルとして活動していて、またやりたいなって思っていたので、アイドルが続けられることになって本当に良かったなって思います。
【清 可恩】 第6夫人の清 可恩です。私は高校入ってからずっとバンドでギター&ボーカルをやっていたんですが、幼稚園の頃の夢がアイドルになることだったんですね。ずっと人前で歌うことが大好きだったので、合格して、またその夢を思い出しました。まだ高校生で“結婚”とか考えたこともなかったので、すごく新しい概念です。

――竜人さんはプロデューサーに撤するのではなく、ご自身もメンバーとして歌うというのは最初から決めていたんですか?
【清 竜人】 出たがりなので(笑)。あとは最近、なくはないですけど、デュエット・ソングみたいなものも少ないじゃないですか。この時代にそういう複数で歌える曲をやるのも楽しいかなと思ったんです。

――「Will■You■Marry■Me?」のアレンジのダンス☆マンはモーニング娘。の「LOVEマシーン」を手掛けたことでも有名ですよね。そういうアイドルサウンド的なものは意識されていたんですか?
【竜人】 サウンド的には、いわゆる今流行っているデジタルポップみたいなものから逸脱したいというのがあったんですよ。今後はまた変わってくると思うんですけど、最初のタイミングで考えたときに、今回のコンセプトとのアンバランス感みたいなものを出したくて、今っぽい音は少し違うなって思って。いわゆる一世代前のアイドルソングのサウンド感みたいなものを取り入れたほうが、1stシングルとしては面白いなって思ったんです。それでいろいろ考えた結果、僕、ダンス☆マンさんのことがすごく好きで、今まで一緒に仕事したことがなかったっていうのもあって、今回こういうかたちでご一緒させていただくことになりました。

――やはり現在のアイドルとは一線を画したいという思いがあるのでしょうか。
【竜人】 一線を画したいところもあるし、寄り添っていきたいところもありますね。そのへんのバランスの取り方がこのプロジェクトでは大事だなと思っているんです。

■竜人くんは“ひざかっくん”とかしてきます(笑)(清 可恩)

――なるほど。そういう方向性って、夫人のみなさんにも話されてるんですか?
【可恩】 聞いたことないです。
【竜人】 嫁に仕事の話はしないタイプです(笑)。

――竜人さんはものすごい才能を持ったアーティストなんですが、夫人のみなさんはどんな印象をお持ちですか?
【亜美】 おじいちゃん!
【一同】 (大爆笑)
【竜人】 (年齢は)ひとつしか変わらないのに(笑)。
【亜美】 もちろん尊敬はしてるんですけど、仲間でもあるので、あまりそういう目だけで見過ぎてもダメだと思うので。あと、すごくいい空気を作ってくれるんですよ。普通だったら女性同士ってギスギスしがちだと思うんですけど、そういう部分もちゃんと目を配ってくれるんです。癒し系かな(笑)。

――みなさん、“竜人くん”って呼んでるんですか?
【桃花】 はい。みんな“竜人くん”です。
【可恩】 強制なので(笑)。おちゃめなんですよね。“ひざかっくん”とかしてくるし。
【咲乃】 あと、聞き上手ですね。あまり自分の話はしないんですよ。
【竜人】 まあ、話すメンバーが多いですからね(笑)。僕はずっと一人でやってきたので、急に6人も増えて、こういう現場もそうですけど、ライブとか、環境がすごく変わったんですよ。とにかく賑やかになりましたし、仕事場の雰囲気が180°変わりました。

――まだ始まったばかりですが、この先の目標を教えてください。
【咲乃】 海外でライブしたいです。
【桃花】 私は海外ライブもそうですけど、ライブで竜人くんの曲をカバーしたいです。
【竜人】 じゃあ、2番から僕も歌おうかな(笑)。
【亜美】 私は東京オリンピックの開会式を目指して頑張りたいです! そのときは30歳(亜美)と31歳(竜人)がいるグループになってますけど、それも味かなって(笑)。熟年夫婦みたいな感じで。
【美咲】 私はたくさんライブをやりたいですね。(インタビューの時点では)2回ライブをやったんですけど、すごく楽しかったんです。パフォーマンスするのって、こんなに楽しいんだ! って。年間100本って言われてもやりますよ。
【菜月】 大きいところでライブがしたいです。東京ドームとか。
【可恩】 私は東京ドームで始球式がやりたいです!

(文/森朋之)

関連写真

  • 清 竜人とその“妻”6人によるアイドルユニット、清 竜人25(撮影・尾鷲陽介)
  • 清 竜人25にプロデューサー兼メンバーとして参加する清 竜人(撮影・尾鷲陽介)

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