日本時間15日深夜にテレビ朝日系で放送された男子テニス・錦織圭の出場試合『ATPワールドツアー・ファイナルズ・錦織圭×ノバク・ジョコビッチ』（後11：06〜深0：48）の番組平均視聴率が15.2％（関東地区）だったことが17日、わかった。最高視聴率は深夜0時9分に記録した17.4％（同）まで上昇し、深夜の時間帯としては異例の高視聴率で視聴者の関心の高さを伺わせた。系列局でも、ABC（関西地区）で15.7％、静岡朝日テレビで15.3％と、高視聴率だった。視聴率はすべてビデオリサーチ調べ。

　英ロンドンで開催された同試合は、男子テニスの年間成績の上位8人が出場するツアーファイナルの準決勝。日本選手として初出場した世界ランキング5位の錦織は、同１位のジョコビッチ（セルビア）と対戦し、1-6、6-3、0-6のセットカウント1-2で敗れ、決勝進出を逃した。

　最高視聴率を記録したのは、同大会で初めてジョコビッチからセットを奪うこととなった第2セット。錦織がゲームカウント4−3とリードする中、激しいラリーからポイントを奪ったシーンだった。

　錦織は今年、ツアー4勝を挙げたほか、全米オープンでは4大大会のシングルスで日本選手として初めて準優勝する快挙を達成し、世界ランキングも17位から5位へと大きく躍進した。