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スチャダラ・Bose、「ブギー・バック」から20年越しの夢かなう

 1994年にシンガーソングライターの小沢健二と、ラップユニット・スチャダラパーがレコード会社の枠を超えてコラボレーションし、大ヒットした「今夜はブギー・バック」。リリースから20年が経ち、スチャダラパーのBoseは「自分では20年後にラップやっているとは思ってなかった(笑)。あの曲がなかったら、自分たちにとっての世界が変わらなかったと思う」と感慨深げに話す。

ラップとNBAの魅力を語るスチャダラパーのMC・Bose (C)ORICON NewS inc.

ラップとNBAの魅力を語るスチャダラパーのMC・Bose (C)ORICON NewS inc.

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 88年にANI、SHINCOとともにラップグループ・スチャダラパーを結成し、そのMCとして90年にデビュー。「当時はちょうど新しい音楽としてヒップホップが出てきていて、好きになったんだけど、日本ではまったく浸透していなかった」と振り返った。「自分で言うのも何なんですが、『ブギー・バック』のヒットがなかったら、日本でラップが認知されることはなかったと思う。あれは、NBAに初めて入った日本人選手みたいなものなんですよ」。

 20年の時を経た今年、Boseにとってまた一つ世界が変わる出来事が起きた。スチャダラパーがWOWOWのNBA関連番組のイメージソングを手がけることになり、Boseが新曲「恋のペネトレイト」を書き下ろした。「大袈裟ではなくて、こういうNBAのテーマ曲を作ることを夢みて、20何年間やってきたような気がしています。大好きなラップとNBAが混ざりあった、自分にとってはたまらない気分をギュッと一曲の中に閉じ込められた」と満足げだ。

 Boseにとっても、ラップとNBAは切っても切れない関係にある。「僕は高校までバスケをプレーしていて、90年代にマイケル・ジョーダンが出てきて話題になっていました。その頃ちょうどラップが好きになった僕は、ニューヨークに行ってみたんです。すると、街にとってのバスケットがすごく身近な存在で、ラッパーとバスケットもすごく近かった。歌詞にバスケットの歌詞が出てきたり、ラッパーがバスケットの衣装でステージに上がったりしていたんです。僕としては自然の流れでNBAも好きになりました」。

 10-11シーズンよりWOWOWでNBAの放送が始まり、翌11-12シーズンより番組にゲスト出演するようになったBose。「すべては『ブギー・バック』があったからこそ。20年後にNBAのイメージソングを作ることができたのも、自分としてはつながっているんです。当時の自分にこのこと話したらびっくりすると思う(笑)」。

 新曲の歌詞の中には、バスケ好きな人にはグッときたり、クスッと笑えるような要素をちりばめられている。タイトルにもある「ペネトレイト」は、中に切り込んでいくプレーのことで、「恋もどんどん切り込んでいこう、というメッセージですね。日本ではあまり使われないNBA用語をいっぱい歌詞に織り込んでいるので、知らない人からすれば暗号のようかもしれない(笑)。でも、それがいつかわかるくらい日本でもNBAが盛り上がったらいいなと思っています」。

 今季のNBAの見どころは「やっぱり『アイム・カミング・ホーム!』、スター選手であるレブロン・ジェイムスがクリーブランド・キャバリアーズに復帰したのは衝撃でした。これはさまざまな例えができますね。テニスの錦織選手が島根に帰郷して『おれ、島根でプレーする!』とか、ダウンタウンが『おれら、尼崎でやるわ!』と言い出すくらいの衝撃です(笑)。大スターが急に地元に戻ってきたから、町も大騒ぎですよ。いまはジェイムスを中心にNBAが回っているような印象もあるし、断然注目です」と話していた。

 WOWOWではNBAを、毎週5試合生中継。土曜日はNBA好きの著名人をゲストに迎え、注目チームや選手などを特集する。また、12月のクリスマスゲーム、シーズン最終戦は、2試合連続生中継予定。オールスターゲームはもちろんスラムダンクコンテストなどの前夜祭も放送する。来年4月からのプレーオフも注目試合を中心に、東西カンファレンスファイナルからは全試合生中継を予定している。

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