7人組男装アイドルグループ・風男塾が12日、東京・日比谷野外大音楽堂で全国ツアー『風男塾乱舞TOUR 2014〜一期二十一会〜』の千秋楽公演を行った。2度目の全国ツアーで過去最大規模の全国21ヶ所、23公演で約2万人を動員。この日のライブにもファン3000人が駆けつけ、メンバーたちは全力パフォーマンスで完走を果たした。

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　同ユニットは、2008年9月にアイドル初の男装ユニット「腐男塾」としてデビューし、2011年7月に現行の「風男塾」に改名。初の野外ライブとなった千秋楽では、初お披露目となるきらびやかな新衣装でアンコールを含む全23曲を熱唱した。

　台風19号が関東に近づくなか、天候にも恵まれ「よかったです。風男塾は晴れ男なんです！」とメンバーは安堵。武器屋桃太郎は「今回のツアーの“会いに行くよ”というテーマをかなえられてうれしい」と感無量で、雪村涼真は全国各地のファンと触れ合い「モテてる感じがしました」と上機嫌に話して笑わせた。

　全国ツアーも終え、今後の展望を聞かれると、赤園虎次郎は「年内の目標はもう紅白（出場）しかない。今年はなくても、来年も再来年も風男塾が活躍できるようなグループでいたい」と意欲。さらに「そして来年の目標として、武道館を目指して頑張りたい。来年は武道館行くぞ！」とガッツポーズした。

　今月24日の卒業公演（渋谷・TSUTAYA O-EAST）を控えている初期メンバーの武器屋は、ライブ前に「今まで僕が歩んできた7年間をすべてぶつけたい」と気合十分。卒業後は、「みんなに武道館に行ってほしいから、ファンとして応援します。チケットも手売りして、CDも買います！　みんなの背中をこれからも押していけたら」と“風男塾愛”を爆発させていた。