歌手・華原朋美（40）がシンガー・ソングライターの辛島美登里（53）とデュエットしたことが22日、わかった。歌ったのは辛島の代表曲「サイレント・イヴ」（1990年11月発売）。華原のデュエット曲は、朋ちゃん＆コロッケのシングル「ありがとね！」（2003年10月発売）以来11年ぶり。一昨年12月に歌手復帰後は初となる。

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　華原は、GLAYの「HOWEVER」、中森明菜「難破船」などを歌ったカバーアルバム第2弾『MEMORIES 2 -Kahara All Time Covers-』（10月1日発売）で同曲を選曲。冬に聴くたびに高校時代の失恋を思い出すといい「思い出に一つの区切りをつける」ため、当時繰り返し聴き、記憶に刻まれた辛島の歌声と共に「この楽曲をカバーしたい」と切望。レコーディングスタジオで初対面を果たした2人は、お互いの「サイレント・イヴ」にまつわるエピソードを語り合った。

　かつてこの曲を歌っては「私の夢をつかむまで」という歌詞に共感し、前向きになったという華原は「当時の失恋が大人になっても心残りだったので、こうして辛島さんとご一緒できたことで一つの区切りをつけることができ、自分にとっても人生のステップアップになりました」と手応えをにじませる。

　一方の辛島は「女性の失恋を歌い、とてもシリアスな歌なので、本当はデュエットに向いていないんじゃないか」と思っていたと告白。しかし、「自分を変えていかなければ」という思いを切々と歌う華原に対し、「優しいエールを送れる存在になれるように」と新鮮な気持ちで歌うことができたといい、「この曲を知っている方も改めて聴いて、新しい何かを見つけていただけたら」と呼びかけた。

　なお、この日公開されたミュージックビデオ（MV）は、初対面時のレコーディングスタジオで撮影。お互いを見つめ合いながら歌唱する緊張感がそのまま収められている。

■華原朋美「サイレント・イヴ duet with 辛島美登里」
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