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AKB内田眞由美、恋愛小説「実話は1%」 岩から小説家へ華麗に変身

 AKB48内田眞由美(20)が、ハタチの記念に恋愛小説『言えない恋心』(角川書店、31日発売)を上梓する。初代じゃんけん女王、アイドル界初の“岩”キャラ、そして“禁断”の恋愛小説でAKBグループ初の小説家デビューを果たす。オリコンNewSの独占インタビューに「我ながら開拓してますよね」と笑顔を見せた内田は「人と違うことをしないと何も始まらないので、どんなことでも自分がスタートでいたい。自分が切り拓きたいという一心です」と目を輝かせた。

AKB48初の小説家デビューを果たす内田眞由美 (C)ORICON NewS inc.

AKB48初の小説家デビューを果たす内田眞由美 (C)ORICON NewS inc.

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――昨年12月27日に20歳になって、すぐに成人の日を迎えた心境は?
内田:AKBグループの撮影会(東京・神田明神)とAKB48劇場でのごあいさつのあと、地元の同窓会に行って早速お酒を飲みました。自分ではとっくにハタチを過ぎているような気分だったので、しっかりしなきゃというよりは、“あ、ハタチか”という感じです(笑)

――小説家デビューのきっかけは?
内田:昨年2月に出版したフォトエッセー『岩にしみ入る“内田さん”の声』(新人物往来社)の担当編集者の方が「次は小説でしょ」って言ってくださっていて。今の段階で小説を書けると思っていなかったんですが、岩の本(フォトエッセー)やスポーツニッポンに寄稿した短編がきっかけとなって、本格的にお話をいただいたのが昨年7月か8月。書くこと自体は好きで、小学校3〜4年生のころに短い小説もどきを書いたり、絵本を書いていたこともありましたが、小説を書くとなるとやはり大変でした。

――恋愛禁止と言われるグループで恋愛をテーマにしたのは?
内田:私としては、心が温まる物語や動物の話とかにしたほうがいいんじゃないかと思っていました。でもやっぱり、最初だからインパクトがあったほうがいいとなり、担当者から提案されました。「恋愛禁止なのに恋愛小説を書く」ということでびっくりされた方も多いと思うんですけど、暴露本じゃないですし、読んだら心があたたまるような物語になっていると思います。私自身も恋愛小説は好きで、等身大の女の子の気持ちを頑張って表現したので、ぜひいろんな方に読んでいただきたいです。

――主人公の15〜21歳の女性アイドル6人が心に秘めた恋を描いた全6話の短編集。書き出しからインパクトがあり、メンバーや自身がモデル? という想像をかき立てられます。
内田:例えるとアニメのキャラクターを考えていったような感じで、メンバーがモデルではありません。ただ、自分が経験したことが根本にないとリアルさが出ないので、自分の体験を元にすごく盛って書きました。実話は1%(笑) 99%は装飾です。本格的に書き始めたのは9月からで、KADOKAWAさんの会議室をお借りして塾みたいに通いました。10月中に実質1ヶ月半くらいで書き終えて、11月にちょこちょこ修正を入れる感じでした。

――最も苦戦したこと、苦労したストーリーは?
内田:感情を言葉にすることが一番大変。本当に言葉って難しいなと改めて思いました。自分の言葉のレパートリーの少なさにも本当にショックを受けましたね。最初に書いた「律 15歳」は特に苦労しました。私と一番年齢差があるので、15歳の子どもっぽさやグイグイいってしまう感じ、反抗期っぽいところを表現するのが大変でした。

――メンバーは小説を書いていることを知っていた?
内田:パソコンを持ち歩いていたので、同じチームKのメンバー数人は知っていたと思います。北原里英ちゃんには、3本目に書いた「真菜 21歳」の原稿をまだ直しを入れてない段階で見せました。里英ちゃんも本をたくさん読むので、すごく的確なアドバイスをくれました。まだ私も完成品を見ていないのですが(1月15日時点)、早くメンバーに配って読んでほしい。これを読んだらわくわくして、“恋したい”と思っちゃうかも(笑)

――フォトエッセーには、いつか自分で書いた詩で歌を歌えるように「詩ノート」をつけていると書かれていましたが、成人の日には「小説家としての活動も頑張っていきたい」と話していました。今後の方向性は?
内田:しゃべりがうまくないので、自分の気持ちを伝えるためにゆくゆくは自分で詞を書いて歌いたいと思っていました。でもこうして小説を書きあげてみると、自分の気持ちを表現する方法としては歌手よりも小説家としてのほうが向いているかなと思います。作詞を手がけたメンバーは他にもいるけれど、一つの物語を書けるメンバーはいないかなとも思いますし。

――書き続けることに自信は?
内田:不意に書きたくなることがあって、今でも自由に書き続けています。どんどん新作を出していきたいですし、これからも恋愛小説を書きたいと思っています。

――今回の作品はマルチメディア展開もできそうなストーリーですよね。
内田:目指していたのは、この小説を原作にして深夜枠でドラマができたらいいなと。主人公の年齢とキャラクターに合うメンバーや研究生に出てもらって、私は監督みたいな(笑) 6夜連続ドラマとかできたらいいなあ。

◆内田眞由美(うちだ・まゆみ)…1993年12月27日生まれ、東京都出身の20歳。2007年に「AKB48 第2回研究生(5期生)オーディション」に合格し、2010年3月に正規メンバーに昇格以来、チームK一筋。今月31日に恋愛小説『言えない恋心』が刊行され、2月3日午後5時半から東京・福家書店 新宿サブナード店でサイン&握手会を開催する。発売日前には、『ORICON STYLE』用に書き下ろした本書のプロローグを独占公開。

関連写真

  • AKB48初の小説家デビューを果たす内田眞由美 (C)ORICON NewS inc.
  • 『言えない恋心』のプロローグを発売日前にオリコン独占公開します(本書未掲載)
  • 「岩」とのすさまじいギャップを見せた内田眞由美 (C)ORICON NewS inc.
  • 校正刷りに目を通す内田眞由美 (C)ORICON NewS inc.
  • AKB48初の小説家デビューを果たす内田眞由美 (C)ORICON NewS inc.
  • AKB48初の小説家デビューを果たす内田眞由美 (C)ORICON NewS inc.
  • 成人の日には黒と赤を基調にした晴れ着姿も披露 (C)ORICON NewS inc.

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