米人気歌手レディー・ガガが1日、都内で行われた記者会見に登壇した。自身を模して制作された人間型試聴機「GAGADOLL（ガガドール）」4体と対面したガガは「すごく私に似てる！」と声を弾ませた。

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　「ガガドール」は世界初となるガガ等身大の人間型試聴機。特殊なシリコン成形によって、ガガ本人の表情やきめ細やかな肌を再現し、胸に顔を当てて抱きしめると、内蔵された骨伝導スピーカーから先月6日に日本先行発売された最新アルバム『アートポップ』（オリコン初登場1位）の楽曲やガガのメッセージを聴くことができる。

　ガガは100社150人のメディアが殺到するなか、全身赤を基調にしたタータンチェックの衣装にブロンドの大きなおだんごヘアで登場。自身にそっくりな人形に「とても興奮したし、美しい人形だと思った。作ってくれた方に会って何度もありがとうと伝えました。細かい部分にもこだわりを感じて、真のアーティストだと思う」と日本の「アートポップ」に感心しきりだった。

　日本の先端技術の粋を結集してガガドールを共同制作したのは、数々の広告賞を受賞したクリエイティブ集団「PARTY」、精巧な人形づくりに定評のある「オリエント工業」の2社。4体のうち2体の衣装は、ガガのクリエイティブチーム「ハウス・オブ・ガガ」が担当した。

　ガガが1年半ぶりに来日した先月26〜27日の2日間にかけて、Yahoo! JAPANのトップページにガガドールのバナーが登場。クリックすると、白いパンツスーツの衣装全体に本人にまつわる記事やトピックをレイアウトしたガガドールが現れ、話題を呼んだ。ガガドールは今後もさまざまな形で披露される予定という。

　なお、ガガは東北を支援するため、2度目のチャリティー・オークションを行うことも発表した。ラインストーンを散りばめた貝殻スーツを着用した、世界で2体しか存在しないハローキティーのぬいぐるみを出品。今月中旬からクリスマスにかけてYahoo!オークションで実施される予定で、出品しないもう一体はガガが所有する。昨年4月に行われた1回目のオークションでは、ガガのキスマーク入りティーカップが601万1000円で落札された。