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紅白出場歌手、年明けヒット予測

 毎年恒例の『第64回NHK紅白歌合戦』の出場歌手51組が発表された。これまで、秋川雅史「千の風になって」、秋本順子「愛のままで…」、すぎもとまさと「吾亦紅」、植村花菜「トイレの神様」といった作品が『紅白』での歌唱をきっかけにロングヒットとなったが、今回も年明け以降、歌唱作品のセールス伸長が予想される。

E-girlsは、EXILEのD.N.Aを受け継ぐガールズ・エンタテインメント・プロジェクト。紅白初出場となる

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 2013年12月31日の午後7時15分より放送される『第64回NHK紅白歌合戦』の出場歌手51組が11月25日に発表された。初出場は紅組が3組、白組が6組。13年にブレイクしたアーティストも多数選出されている。

 紅組で初出場となるE-girlsは、デビュー当初から本格的なパフォーマンスで注目を集めていたなか、13年4月発売のアルバム『Lesson 1』は初登場1位を獲得。12/2付までのアルバムランキングで、累積14.4万枚を記録するロングセールスとなっている。

 白組の初出場組、クリス・ハートは、TV番組『のどじまん ザ!ワールド』をきっかけにデビュー。サンフランシスコ出身ながら、日本人以上に日本の心を表現する歌手として感動を呼び、カバーアルバム『Heart Song』はアルバムランキングで累積売上17.5万枚を記録(12/2付)している。

 演歌・歌謡では、岩手・盛岡出身の民謡歌手、福田こうへいが話題を集めている。故郷・岩手を思いながら、都会で夢を追い続ける男の心を描いた12年10月発売の「南部蝉しぐれ」が、13年1月放送の『NHK歌謡コンサート』出演を機に急伸。その後もTV番組などで披露されるたびに順位を上げ、演歌・歌謡曲では13年最大のヒットとなる累積9.4万枚を売り上げた(12/2付時点)。

 また、アニメソングからはTVアニメ『進撃の巨人』OPテーマを担当したLinked Horizonが選出。7月発売のシングルは20万枚を超える売上となっており、年末年始にかけてTOKYO MXでアニメ再放送も予定されていることから、さらなる売り伸ばしが期待できそうだ。

 その他、デビュー以来、着々とセールスを重ねてきたサカナクション、miwaらも初出場。ベテランでは、泉谷しげるが初出場し、12年に「ヨイトマケの唄」を歌唱した美輪明宏も2年連続の出場で注目を集めているほか、デビュー40周年の橋真梨子が29年ぶりに出場。例年通り、『紅白』をきっかけに出場歌手の年明けのセールス伸長が期待される。
(ORIGINAL CONFIDENCE 13年12月2日号掲載)

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  • 初出場歌手の2013年の主なシングル、アルバムのセールス実績

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