今年1月、丸の内にオープンして話題になった“タニタ食堂”。開店のきっかけは、2010年に発売されたレシピ本『体脂肪計タニタの社員食堂』(大和書房刊)だ。ロングセラーとなった同書に続けとばかりに、今、メーカー公認のレシピ本の発売が相次いでいる。どの本でも自社製品を使った斬新なレシピが紹介されており、発売元ならではの視点を活かした内容となっている。 なかでも多数発売されているのは、調味料メーカーによるレシピ本だ。『キッコーマン しあわせのおいしい食卓』(ナツメ社刊)や『S&B社員のとっておき赤缶カレー粉レシピ』(池田書店刊)、『ミツカン社員公認 お酢レシピ』(ワニブックス刊)などのほか、ヤマキは『ヤマキの割烹白だしレシピ』(幻冬舎ルネッサンス刊)と『ヤマキの秘伝めんつゆレシピ』(同)の2冊を発売。これらの本では、「カレー風味のあんドーナツ」や「ほんのり甘いほうじ茶ビネガー」、「めんつゆとナポリタン」など、思わず声を挙げて驚いてしまいそうなレシピが紹介されている。
2012/11/23