女優の草刈民代、俳優の役所広司、浅野忠信らが27日、都内で行われた映画『終の信託』（周防正行監督）初日舞台あいさつに登壇。浅野は、草刈の夫でもある周防監督の前で草刈とラブシーンを演じたことについて聞かれ、恐縮しながら「旦那さんの前で奥さんと、というのは役者としてもあんまりなかったけど、監督の的確な指示でうまくできた」と振り返った。

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　1996年公開の周防監督作品『Shall we ダンス？』以来、16年ぶりの劇映画に出演した草刈は「この役を演じきれたことが、女優としてのスタートになったと思っています」と告白。「いい経験をさせていただいた。監督、ありがとうございます」と頭を下げると、これには周防監督も大テレだった。

　草刈と『Shall we ダンス？』以来の共演となった役所は「バレエダンサーの草刈民代と一緒に踊ってた時は、踊りで怒られたけど、今回、女優としてやる覚悟とご主人である監督の作品をよりよくやるために頑張ってる姿に感動しました」と絶賛した。

　また、今月29日に56歳の誕生日を迎える周防監督に、サプライズでケーキが用意されると「嬉しいです。たくさんの人に見守られて光栄です」と感謝。夫婦での誕生日の過ごし方を聞かれると草刈は「お誕生日、忘れちゃうこと多いんです」と明かし、笑いを誘っていた。

　舞台あいさつには共演の大沢たかお、細田よしひこも登壇した。