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HY、結成10年過ぎてようやくプロ意識「スタッフに怒られて…」

 沖縄出身の5人組バンド・HYが20日、東京・SHIBUYA TSUTAYAで初書籍『HYの宝物』の発売記念イベントを行った。今年12年目を迎える同バンドのボーカル&キーボード・仲宗根泉は、同書の中でプロ意識が芽生えたのはここ数年だと明かしており、「それまで音楽をやるときは子供のように夢中になって、ほかのことが成長しきれてなくて。スタッフに怒られてから考えられるようになった」と苦笑い。ドラム・名嘉俊は、昨年初主催した故郷でのイベント『スカイフェス』を「まず県外、そして世界に。人種の壁を超えて、沖縄に持って帰りたい。音楽で世界って変わるんじゃないかって自信があります」と力強く語った。

自身初の書籍『HYの宝物』の発売記念イベントを行ったHY (C)ORICON DD inc.

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 同作は、2000年に結成したHYメンバー5人の出会いから現在、そして未来までをそれぞれの人間性や音楽活動での不安や葛藤、喜びなど深く掘り下げ、ドキュメントタッチで表現したもの。ライブ写真やオフショットなど200枚以上の写真も添えられている。名嘉は「今年9月で12年目。自分たちとファンとのつながり、絆っていうテーマを掲げて、自分たちの音楽がどうやって生まれるのかファンに知ってもらいたかった」と語った。

 デビューからこれまでを振り返り、仲宗根は「すごく早かったっていう印象。高校を出て、ほかの人たちがものすごく苦労するだろう時もすんなりいけて、今の場所にいられる。5人の人間性だったり音楽はここからが本当の出発って感じ」としみじみ。新里英之は「バンドとしては東北にまだ音楽を届けていないので、ちゃんと相談して応援に行きたい」と熱く意気込んでいた。

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