ORICON STYLE

2006年12月21日
2006年 洋楽年間ヒットチャート大発表!
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【集計期間】2005年12月5日付〜2006年12月18日付
洋楽ファンでない人も虜にした男性ソロ・アーティストが上位に

 とにかく今年は熱かった。2006年の洋楽シーンは、ここ数年のなかで最も盛り上がりをみせた1年だったと言えるのではないか。ロック、HIP HOP、R&B。ポップスと様々なジャンルで、新人からベテランまであらゆる世代のアーティストが作品を発表。どれもクオリティの高いものばかりで、洋楽ファンのみならず多くの音楽好きたちをうならせる結果となった。


ダニエル・パウターの写真 ジェイムス・ブラントの写真

■ダニエル・パウター

■ジェイムス・ブラント

 そんな今年の洋楽チャートを最も賑わせたのが、ピアノを弾きながら、清涼感たっぷりのポップソングを奏でるダニエル・パウター。どこか孤独をにじませたサウンドが魅力のジェイムス・ブラント。現代サーフミュージック・ブームの仕掛人的存在であるジャック・ジョンソンを始めとする男性ソロ・アーティストたちだ。彼らの奏でるサウンドは、普遍的なメッセージとメロディーに溢れた、洋楽ファンでない人の心にも響くサウンドである。故に、(とくにダニエルとジェイムスといった新人は)ラジオやTVなどで紹介されるやいなや、たちまち話題に。結果、ロング・セールスを記録し、Dパウターは約60万枚をセールスし年間2位に、Jブラントも約35万枚を売り上げ年間9位に。さらに、「バッド・デイ〜ついてない日の応援歌」(Dパウター)、「ユー・アー・ビューティフル」(Jブラント)という彼らの代表曲を収録し5月にリリースしたコンピレーションアルバム『Beautiful Songs〜ココロ デ キク ウタ〜』は、8月に週間総合アルバムチャートで1位を記録、現在も上位にランクインし続け、結果70万枚を超えるセールスを記録。年間チャートで堂々の1位を獲得するほどの大ヒットを記録したのだ(これらヒットの影響で洋楽アーティストのアルバム楽曲に、日本語タイトルをつけるのがブームになってきたのも見逃せない)。

  また今年の年間チャートで目立つのが、コンピ盤の存在だ。1位の『Beautiful Songs〜ココロ デ キク ウタ〜』を筆頭に、18位の『DJ Kaori's INMIXII』など全5作品がトップ30にランクインしている。これは、現代のアルバム全体を楽しむのではなく、自分が好きな(もしくは自分のスタイルに合う)曲だけピックアップ(ダウンロード)して聴くという、音楽スタイルがすっかり定着している証拠だ。そして来年以降も、その傾向はより強くなっていきそうだ。

セレブ系アーティストが大活躍

 さて話は変わり、今年は男性ソロ・アーティストばかりでなく、昨年に引き続きセレブ系女性アーティストもチャートを賑わせた。オーガニックHIP HOP・ユニット、ブラック・アイド・ピーズのボーカリストであるファーギー、ビヨンセ(デスティニーズ・チャイルドも含む)、リアーナなどがチャートで大活躍。彼女たちはスーパーセレブでファッショナブルなライフスタイル同様、サウンドも現代の最先端を作り出すアーティストを多数起用し、斬新さとポップセンスをうまく織り交ぜたクールな作品を制作。彼女たちの生き方に憧れる女性のみならず、コアな音楽リスナーからも絶大な支持を受け、高セールスを記録した。


ビヨンセの写真 デスティニーズ・チャイルドの写真

■ビヨンセ

■デスティニーズ・
 チャイルド

 また、男性ソロ・アーティスト、セレブ系を含め、今年ブレイクしたアーティストは、『めざましテレビ』『ミュージックステーション』などの人気音楽・情報番組で取り上げられたことがきっかけになっているものが多いのも印象的。中でもサラ・ブライトマンや、トリノ五輪で金メダルを獲得したフィギュア・スケートの荒川静香選手が演技中のBGMで流したケルティック・ウーマンは、まさにTVの力で大ヒットを導きだしたと言えるのではないか。その一方で、もちろん、熱烈な音楽ファンの間からブレイクをしたアーティストもいる。例えばUKの新鋭、アークティック・モンキーズは、『SUMMER SONIC』の出演などをきっかけに、ファン層を拡大させていき(ちなみに『SUMMER SONIC』でのステージは終始入場規制された!)、結果、デビュー盤が年間25位にランクインするほどのヒットに繋がったのだ。

 また、今年の日本の夏フェスを最も盛り上げたバンド、レッド・ホット・チリ・ペッパーズも2枚組の大ボリューム盤でありながら、約40万枚をセールス。ロックンロール番長としての存在感を見せつける結果に。加えて、クリスティーナ・アギレラ、ベン・ハーパーなど2枚組アルバム(DVDやリミックス盤を付けて2枚にしたものではない)のリリースが多かったのも今年の特徴だ。

 またレッチリ以外にもマドンナ、U2、エリック・クラプトンなど大物アーティストの来日も多かった。中でも12年ぶりの来日公演を果たしたマドンナは、ポップ界の女王たる風格を感じる迫力のステージを披露し、多くの人々を魅了。アルバムも約36万枚を売り上げ、貫禄を示した。


 その他、若手R&Bシンガーソングライター、Ne-Yoのデビュー盤や、80才を超える大御所ジャズ・ピアニスト、ベント・ファブリックのダンスアルバムなどもトップ30にランクイン。様々な世代・ジャンルからヒットが生まれた2006年。

 2007年は、どんなジャンルからヒットが生まれるのか、楽しみだ。

マドンナの写真 レッド・ホット・チリ・ペッパーズの写真

■マドンナ

■レッド・ホット・チリ・
 ペッパーズ

(文:松永尚久)

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【過去の特集】
■年間ヒットチャート 特集
 『発表!!2005年 年間ヒットチャート第2弾』(2005/12/28)
■洋楽年間ヒットチャート 特集
 『21世紀洋楽元年到来!?』(2005/12/21)
■年間ヒットチャート 特集
 『2005年 年間ヒットチャート大発表』(2005/12/19)