ORICON STYLE

2004年8月6日
BEACH BOYS ORICON STYLE COMMENT
  ビーチボーイズ
  夏本番!60年代の超快適サウンドを日本のミュージシャンがカバー!
 ビーチボーイズは1961年、ロサンゼルス郊外のホーソンで結成された、アメリカが誇るロック・バンド。62年のキャピトルからのメジャー・デビュー・シングル「サーフィン・サーファリ」から、現在までに全米NO.1を4曲、TOP10ヒットを11曲、TOP20を10曲、TOP40に10曲と、TOP100以内に56曲のシングルをチャート・インさせ、シングル・アーティストとして歴代13位に輝く実績を持つ。アルバム・アーティストとしても歴代12位。87年にはアメリカン・ミュージック・アワードで、グループとしては初の特別功労賞を受賞。ロックン・ロール・ホール・オブ・フェイム入りも果たしている。
ビートルズの『サージェント・ペッパーズ』と並び称される66年発表の永遠の名作『ペット・サウンズ』、全米NO.1シングル『グッド・ヴァイブレーション』リリース。
83年、デニス・ウィルソンの事故死によりグループの存続が危ぶまれるが、88年「ココモ」が、「グッド・ヴァイブレーション」以来22年ぶりの全米NO.1を記録しその復活をアピール。91年には、3度目の来日公演を行った。2002年にはグループ結成40周年をむかえ、久しぶりのグループとしての新作も噂されている。日本でもサーフィンUSAが大ヒットし、サーフロックの元祖存在として、永きに渡り絶大なる支持を受けている。
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NEW RELEASE
ビーチボーイズ
『BEST OF TRIBUTE』
アルバム
2004.8.4/\3,150(税込)
LTCA-00001
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収録曲 / 参加アーティスト:
Wouldn't It Be Nice / 槇原敬之
Do You Want to Dance / 大黒摩季
Surfin' U.S.A. / 小倉博和(山弦)
Kokomo / Great3 with 佐橋佳幸(山弦)
Sail On Sailor / GB's
Fun,Fun,Fun / naja
Caroline no /
佐橋佳幸(山弦)with B-Girls(A.K.A-Ms,T)
California Girls/ 渡辺等
Good Vibrations / 槇原敬之 with 高野寛
Surfer Girl / Ai Miyakawa
In My Room / GB's feturing 柴田俊文
発売元:トーキョーリップスプロ株式会社
販売元:株式会社ポニーキャニオン
夏の代名詞が日本のアーティストの歌声に乗って帰ってきた!

夏をイメージするバンドと言えば……J-POPファンならおそらく湘南方面のあのバンドの名前が挙がったりするのだろうけれど、古くからのポップス・ファン、とりわけ洋楽ファンだったら、間違いなくこの名前を口にするであろうスーパー・バンド、それがビーチ・ボーイズだ。60年代のアメリカを代表するバンドであり、現在もなお多くのファンを持つ彼ら。その影響力の高さを表すアイテムが8月4日にリリースされた。日本人アーティストによるトリビュート・アルバム『Beach Boys Best of Tribute』には、槇原敬之、大黒摩季、山弦(小倉博和、佐橋佳幸)など、自らサウンドをクリエイトするアーティストが顔を揃えた。残りの夏、いつもより暑い夏をビーチ・ボーイズのサウンドで楽しもう!
全米を代表するロック・バンドと言われても、80年代以降に生まれた人々にとってはどの程度すごいのかよくわからないと思うので、まずはビーチ・ボーイズの簡単なプロフィールをご紹介。1961年に結成されたビーチ・ボーイズは、作品の大半を手がけるメロディメーカー、ブライアン・ウィルソンを中心とした、南カリフォルニア出身の5人編成バンド。爽やかなサウンドと抜群のハーモニーが、ウエストコーストの青い空、青い海を鮮やかにイメージさせ、62年のメジャー・デビュー以降、全米No.1ヒットを4曲、TOP10には11曲、TOP20にも10曲など数々の成功を収め、66年に発表されたアルバム『ペット・サウンズ』は、ビートルズの『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』と並び称せられるばかりか、97年にイギリスのMOJO誌が実施した、ミュージシャン/音楽評論家によるオール・タイム・ベスト・アルバムでもNo.1に輝き、67年にリリースされた「グッド・ヴァイブレーション」は同アンケートのベスト・シングルに選ばれたほど。そんな彼らのサウンドを敬愛し、支持し続けるミュージシャンは数多い。桑田佳祐、山下達郎、大滝詠一などクリエイティブな姿勢を貫き通すトップ・アーティストが、ビーチ・ボーイズの作品から得たものは決して少なくないのである。
 だからこそ、今回のトリビュート企画にも、彼らのフリークであることを公言してはばからない槇原敬之が、自身の新作リリース時期と重なることも厭わずに参加を決めた。巻頭を飾る「Wouldn’t It Be Nice(邦題:素敵じゃないか)」ではひとりでコーラスを重ねながら、さらに名曲「Good Vibrations(同:グッド・ヴァイブレーション)」では、高野寛をはじめとする大勢のミュージシャンとの共同作業を楽しみながら、このアルバムの“芯”を形成している。この他にも大黒摩季や小倉博和、佐橋佳幸(今回は山弦ではなく個々での参加)、Great3、najaらが、「Surfin’ U.S.A.(サーフィン・U.S.A.)」「Kokomo(ココモ)」「Fun, Fun, Fun(ファン・ファン・ファン)」「Caroline no(キャロライン・ノー)」などのヒット曲を思い思いのスタイルでカバー、カラフルなアルバムに仕上げている。

とはいえ、そこは60年代のアメリカ&世界を席捲したサウンド。ビートルズがそうであるように、さまざまなアーティストが個性たっぷりに歌おうが、色あせることのない“ビーチ・ボーイズ・サウンド”がしっかりと息づいているのが興味深い。この夏も最新のベスト盤がリリースされたビーチ・ボーイズ、そちらと聴き比べてみるのも面白いし、全くビーチ・ボーイズを知らないという人(『チャーリーズ・エンジェル・フルスロットル』でも「サーファー・ガール」が使われたりしていたので、意外と耳にしているかも)なら、むしろこれから第一歩を踏み出してみるのもいい。ビーチで、ドライブで、無類の快適さを生み出すビーチ・ボーイズ・マジックの日本人手作りヴァージョンをお試しあれ!

(文:田井 裕規)