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B'z「清々しく鮮やかに謡われる“覚醒した瞬間”」 話題沸騰の「さよなら傷だらけの日々よ」に続きリリースが決定したB'zの新作「Don't Wanna Lie」。今年15周年を迎えた人気アニメ『名探偵コナン』劇場版&テレビオープニングテーマにもなっている、清々しい意志の込められたミディアムチューンだ。
ひとつの転機を迎えた2011年
Mr.Children
選抜総選挙で1位に選ばれ、
涙ながらによろこびをコメントした
(写真(C)AKS)

 2011年、前田敦子はひとつの転機を迎えている。
 まずはAKB48絶対的エースの帰還。1位に返り咲いた第3回選抜総選挙での前田の言葉が、早くも今年の流行語大賞か?などと世間では囁かれている。

 「私のことが嫌いな方もいると思います。でもひとつだけお願いがあります。私のことが嫌いでもAKB48のことは嫌いにならないでください」

 前田はまず応援してくれているファンへの感謝の気持ちを真っ先に伝え、続いてこう訴えた。この切実なメッセージは、1位になって素直に喜ぶだけではいられないAKB48であるがゆえの宿命を物語っている。ただ、今は素直に「おめでとう」と伝えたい。

 そして、『もしドラ』の愛称で親しまれている映画『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』のヒロイン・川島みなみ役で映画初主演を果たし、さらに同映画の挿入歌「Flower」でソロデビューを果たした。女優になることは前田の夢だった。ソロデビューはファンの夢。もっというと、前田敦子の歌声自体がファンの夢である。

 アイドル・前田敦子の魅力のひとつは声。“あっちゃんの声”を独占したかったファンは多いはずだ。話をするときの少し鼻にかかったクールな声は、歌ったときには強さと儚さが入り混じる。その魅力を堪能したい!

アイドルから一歩抜け出たところへ
Flower【Act 1】
Flower【Act 1】
Flower【Act 2】
Flower【Act 2】
Flower【Act 3】
Flower【Act 3】

 実は前田敦子にとって、ソロデビューがもっとも重要なことだと私は考えている。なぜかというと、彼女自身の歌を歌うということは、彼女自身をさらけ出すということだからだ。デビューシングル「Flower」を聴いた人は、前田がアイドルから一歩抜け出たところにいると感じるのではないだろうか?

 表題曲「Flower」では、短いイントロからすぐにいい具合に抜けた素直な声が飛び込んでくる。そして、ゆったりとしたリズムとやわらかいコットンのようなサウンドに包まれる。そんな心地よさのなかで歌っているのは、心に芽生えた夢と自分自身を名もなき花に例えた感謝の気持ち。そして自分を信じて歩き続けたことが間違いではなかったという確信。ソロという新しいスタートを切る自分が、今ここに在ることの素晴らしさ。その想いを心に、ここからまた歩いていくというひとつの決意表明でもあるだろう。

 そんな「Flower」のPVは、少女の頃の自分とともに旅をする物語。映画監督・熊澤尚人が、女優・前田敦子100%のショートフィルムに仕上げている。

 カップリング曲「この胸のメロディー」は、まさに自分自身宣言。“ロックスターみたいに歌える”=“本当の自分をさらけ出せる”ってこと。歌い方にも注目。巻き舌、語尾の息遣い、声の裏返り方。あまりにもかわいいが、しっかりと意志表示しているところが前田敦子である。

 「頬杖とカフェ・マキアート」(通常盤 Act 1)では、恋をした女の子の戸惑いを表現。後半から終わりに向かって切なさが募っていくバラード曲で、泣きのギターソロと強いタッチのピアノが印象的。同じバラードでも「夜明けまで」(通常盤 Act 2)は、幸せな気持ちがあふれるラブバラード。まどろみのメロトロンのイントロからピアノ、ギター、ストリングスと重なっていく「La Brea Ave.」(通常盤 Act 3)は、キラキラと降り注ぐ太陽と駆け抜ける熱い風を連想させるアップチューン。前田敦子と西海岸……。ミスマッチ(!?)がいいのだ。

 ソロという表現の場は、一番自分に近くて一番自由なはず。アイドル?女優?アーティスト?
 前田敦子の場合は、ひとつのカテゴリーに入れなくていいだろう。この先にどんな花が咲くのかを決めるよりも、とにかく次のステージへの扉を開けたことが大事だと思うから。

(文:三沢千晶)
リリース

Flower【Act 1】
前田敦子
発売日:2011/06/22[シングル] 価格:¥1,600(税込)
キングレコード 品番:KIZM-103/4

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Flower【Act 2】
前田敦子
発売日:2011/06/22[シングル] 価格:¥1,600(税込)
キングレコード 品番:KIZM-105/6

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Flower【Act 3】
前田敦子
発売日:2011/06/22[シングル] 価格:¥1,600(税込)
キングレコード 品番:KIZM-107/8

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プロフィール

1991年7月10日生まれ。千葉県出身。A型。
国民的アイドル・AKB48(チームA所属)の初期メンバーでありエース。AKB48の全シングルで選抜メンバーを務める。2007年、映画『あしたの私のつくり方』で女優デビュー。2011年、映画『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』で主演を務める。
2011年6月22日、シングル「Flower」をリリースし、ソロデビュー。

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