ORICON STYLE

AKB48 Special Issue
ポニーテールの続編!? 夏の解放感あふれる“一歩前進”した新曲!PV「Everyday、カチューシャ」
曲を聴いて納得!最多選抜メンバー

今回の選抜メンバーは、過去最多人数となる26人。AKB48チームKの横山由依と、NMB48チームNの山本彩、渡辺美優紀の3人が初選抜入りとなった。そんな顔ぶれによる新曲は、切なさを胸いっぱいに感じるストリングスのイントロから始まる。そこに疾走感あふれるリズムとホーンアレンジが加わり、真夏の太陽の下、砂浜を駆けるような景色が目の前に広がってくる。このダイナミックなサウンドを考えると、自然と歌声も分厚さが必要なのだということを実感。選抜メンバーを増やしたことにもうなずける。大合唱の気持ちよさに加え、Aメロ、サビのコーラスワークにもグッとくるし、ライブでオーディエンスがひとつになって掛け声で盛り上げるシーンも見えてくる。

歌詞については、個人的な見解だが、もしかしたら昨年の「ポニーテールとシュシュ」の続編……?とも捉えられるような、男の子目線の片想いソング。ただ、昨年は<今はただの友達>だったふたりの進展具合はというと、<何年間も 僕たちは 友達のまま>である。しかし<少女のままではしゃいでいた君>は、今は<いつの間にか大人になって>いて、そんな“君”への変わらぬ想いを歌っているのだ。とはいえ、主人公の男の子の気持ちは一歩前進している。<恋はきっと いつか気づくものさ>というポジティブ発言は、彼の成長の証かもしれない……。

こうなってくると来年の夏ソングがまた一歩前進するのではないか?と、密かに期待してしまうところでもある。そんな歌詞のなかでもっとも秋元康氏らしさを感じたのは、カチューシャを<天使の輪っか>と表現しているところ。恋する男の子には、カチューシャが天使の輪っかに見えるのか……。このロマンティックさが、秋元氏の魅力であると思う。

夏の解放感は、心まで素直にして“大好き!”という気持ちを伝えてしまいたくなるのかもしれない。ここまで思いっきり告白されたら気持ちいいだろうな〜……と思うくらいに最高のアイドルソングだ。

名シーンの数々のサプライズ!!
  • Everyday、カチューシャ(通常盤/Type-A)Everyday、カチューシャ
    (通常盤/Type-A)
  • Everyday、カチューシャ(通常盤/Type-B)Everyday、カチューシャ
    (通常盤/Type-B)
  • Everyday、カチューシャ(劇場盤)Everyday、カチューシャ
    (劇場盤)

AKB48のミュージックビデオといえば、岩井俊二、蜷川実花、是枝裕和など、毎回名だたるクリエイターが手掛けて話題に上がっている。今回の映像監督は、映画『踊る大捜査線』シリーズや『UDON』などを手掛けた本広克行。内容は、前田敦子を中心としたひとつのストーリー仕立てになっており、そこには過去にリリースしたシングルMVのオマージュシーンが多々出てくる。

たとえば「会いたかった」の全力疾走、「言い訳Maybe」の自転車シーン、前田と宮澤佐江がケンカをするシーンは「大声ダイヤモンド」……といったように、ファンなら“あ、これは!”と思う名シーンが次々と出てくるのだ。このほかにも「BINGO!」「涙サプライズ」「ポニーテールとシュシュ」etc……と、盛りだくさんなので探してみるのも楽しいのでは?

また、この「Everyday、カチューシャ」は、前田敦子主演の注目映画『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』の主題歌となっている。若々しくキラキラとした歌声が、映画の青春感と相まって心が熱くなるだろう。

カップリング曲には、『WONDA×AKB48』のCMソング「これからWonderland」が収録されている。よく聴くとけっこう大人っぽい曲なのだが、AKB48が歌うことで、なんともかわいらしいソウルファンクに仕上がっている。MVもレトロでポップ。衣装は「野菜シスターズ」以来?のビビッドさ。通常盤Type-AのM-3にはテレビ東京系ドラマ『マジすか学園2』のオープニングテーマ曲「ヤンキーソウル」を収録。こちらは四つ打ちお祭りチューンといったところか。一方、通常盤Type-BのM-3に収録されているのは、アンダーガールズが歌うユル系応援ソング「人の力」。ピアノ主体のノリのいいロックンロールである。

恋をしている人(Everyday〜)も、リラックスしたい人(これから〜)も、気合いを入れてほしい人(ヤンキーソウル)も、背中を押してほしい人(人の力)も、そうでない人もみんな、この夏もやっぱりAKB48が必須アイテムとなりそうだ。

(文:三沢千晶/撮りおろし写真:逢坂 聡)
名シーンの数々のサプライズ!!
プロフィール

AKB48
2005年、秋元康による新たなアイドルプロジェクトとして『会いにいけるアイドル』をコンセプトに誕生。専用劇場である“秋葉原48劇場”で毎日ステージを行いながら、全国区デビューを目指す。
2006年2月1日、シングル「桜の花びらたち」でCDデビュー。10位を獲得。
以降、「会いたかった」「制服が邪魔をする」「軽蔑していた愛情」などをリリース。
2009年10月21日、シングル「RIVER」をリリース。1位を獲得。
2010年2月17日、シングル「桜の栞」をリリース。1位を獲得。
2010年4月7日、アルバム『神曲たち』をリリース。1位を獲得。
2010年5月26日、シングル「ポニーテールとシュシュ」をリリース。1位を獲得。
2010年8月11日、シングル「ヘビーローテーション」をリリース。1位を獲得。
2010年10月27日、シングル「Beginner」をリリース。1位を獲得。
2010年12月8日、シングル「チャンスの順番」をリリース。1位を獲得。
2011年2月16日、シングル「桜の木になろう」をリリース。1位を獲得。
2011年5月25日、シングル「Everyday、カチューシャ」をリリース。
2011年6月8日、アルバム『ここにいたこと』をリリース。

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