2010年07月28日
2010年夏 注目のアニメ&主題歌はコレ!!アウトドアを満喫した後は家でのんびり、という人もちょっとだけアニメの世界を訪れてほしい。そこには現実の世界では体験することのできない、ドキドキワクワクが目白押し。ロングランを続ける人気作から強烈な個性を放つ新作まで、この夏もアニメはキラキラ輝いている。そして、それらを包む極上のサウンドにもいつの間にか虜にさせてしまう魔力がたっぷり。クールダウンのつもりで観はじめたのに、ついつい“熱く”なってしまう自分に気づくかも……。 主題歌も大注目の木曜アニメ!水曜日にもおなじみの作品が控えている。19時26分からテレビ東京系で放送中の『イナズマイレブン』。ワールドカップでの日本代表の活躍によって、熱気のボルテージが上がりっぱなしのサッカー界。新しい視聴者も加わってますます注目度が高まっていきそうだ。テーマ曲もファンにはおなじみの2組による新しいナンバーがオンエア中。オープニングを飾るのはT-Pistonz+KMCの「GOODキター!」(7月14日リリース)。エンディングテーマはBerryz工房の「本気ボンバー!!」(7月14日リリース)。ともに夏の青空と汗がフィットする躍動感全開で元気を与えてくれる楽曲だ。 アニメファンにとって木曜日は忙しい日かもしれない。まず、19時30分からはテレビ東京系アニメの“顔”といっても過言ではない『NARUTO−ナルト−疾風伝』が放送。7月31日から公開となる劇場版第4弾『劇場版NARUTO−ナルト−疾風伝 ザ・ロストタワー』に合わせた特別編も放送されるなど、毎回が見応え満点状態。インターネットが生み出したスーパーユニットsupercellによるエンディングテーマ「うたかた花火」(8月25日リリース)は、どちらも個性豊かなナンバーで、本編をさらに印象深いものへ誘う。また、『NARUTO−ナルト−少年篇』も現在再放送中で、注目の新人バンド・serial TV dramaがオープニングテーマ「コピペ」(7月28日リリース/ミニアルバム『マストバイ』収録曲)を担当している。 ORICON STYLE☆PICK UP『NARUTO−ナルト−疾風伝』エンディンググテーマメジャーに移ってからも発表する作品がことごとく注目を集めているsupercellの新作。過去2作同様にボーカルにnagiを据えて作られた曲調は、言葉の間、メロディーの間から切なさが溢れてくる珠玉のバラードだ。儚げに響いてくるボーカルが鮮やかに描き出す心の揺れ動きは、アニメのエンディングというフィールドを突き抜けて、聴く者の普遍性に強く訴えかけてくる。誰もが心の片隅に大事に大事にしまっている、“想い出”のふたを開けてしまうほどの曲の浸透力と、描写力に脱帽のひと言。supercellの勢いを感じずにはいられない、2010年の夏を心に刻みつけるのに恰好なナンバーといえる。
『NARUTO−ナルト−少年篇』オープニングテーマところどころに中国語のフレーズをまぶした歌詞、中華風なメロディーラインを宿したギターリフ、それに重なるドラの音など、あらゆる面で中国を意識させるものの、その全体像は極めてサイバーチックであり、スリリングな展開の中にもポップな響きを兼ね備えた多重構造のユニークなナンバー。ミニアルバムの1曲とは思えないキャッチーさと、メジャー第1弾とは思えない大胆さと、抜群のチームワークが生み出すグルーヴ感とセンスの輝きが一体となって、飽きさせることのない音楽を生み出している。歌に演奏に、未知なる可能性とこれからの飛躍の予感を感じずにはいられないバンドの登場だ。
音楽ファンも熱くなる木曜日時間は一気に深夜へ。25時15分からのフジテレビ系ノイタミナ枠では、GACKTがアニメのレギュラー声優に初挑戦ということでも話題の『屍鬼(しき)』(7月8日スタート)がオンエア。周りから隔絶されたとある集落に起こる異変を描いていくホラー作品だが、日本を代表するホラーミステリ作家、小野不由美の小説を原作とした藤崎竜の漫画を基にアニメ化されたもので、夏の夜に“涼しい”思いをしたい人にはぴったりの1本。独特の世界観が、非現実的なようでもあり、身近な出来事のようにも感じさせる不思議なテイストを宿している。オープニングテーマはBUCK-TICKによる書き下ろし「くちづけ」(9月1日リリース)。これまでにも映画やCMなどで注目を集めてきた、女性シンガー・ソングライターnangiの初のシングル「walkの約束」(8月11日リリース)がエンディングテーマ。鋭くも繊細でココロの奥底を揺さぶる強いキズナソングが美しくもせつない。 25時25分からはTBS系で、ヒロインごとに異なるストーリーが展開していくオムニバス作品『アマガミSS』(7月1日スタート)がオンエア中だ。恋愛シミュレーションゲームを原作としており、既に漫画化、ドラマCD化に加え、Webラジオの放送、キャラクターソングの相次ぐ発売など、確立されたマーケットが見て取れ、満を持してのテレビアニメ化という印象が強い。今回もTBSアニメから話題が巻き起こるのか。瑞々しいボーカルを持つ21才の女性シンガー・ソングライターazusaのデビュー曲「i Love」(7月21日リリース)がオープニングを飾るが、興味深いのはエンディング。フィーチャーキャラクターごとに、そのキャラクターによるエンディングテーマが使われるというシステムが採られており、放送最初のブロックである、森島はるか編では、森島はるか(CV:伊藤静)による「キミの瞳に恋してる」(7月21日リリース)がオンエア。今後も、棚町薫(CV:佐藤利奈)や中多紗江(CV:今野宏美)など、各話のヒロインによるエンディング曲の発表&発売が控えており、原作のゲーム時代からのファンにはこたえられないシステムとなっている。 さらに、26時15分からテレビ東京系で放送されている『伝説の勇者の伝説』(7月1日スタート)も、これまでにさまざまなメディアミックスでファン層を拡大してきた人気作である。原作は鏡貴也によるライトノベル。その後漫画化やドラマCD化、ゲーム化、Webラジオなどが相次いで展開されてきたこの作品の核は、タイトルからもわかるように壮大な広がりを見せる合戦ファンタジー。人間模様が渦巻く奥の深いストーリーを音楽で味付けていくのが、オープニングテーマとなった結城アイラの「LAMENT〜やがて喜びを〜」(7月21日リリース)と、2007年からメジャーシーンで活動している女性アーティストCeui(セイ)によるエンディングテーマ「Truth Of My Destiny」(8月11日リリース)だ。 ORICON STYLE☆PICK UP『伝説の勇者の伝説』オープニングテーマ時代に翻弄される2人の主人公の心を描写したかのような歌詞が、時代絵巻が見せるロマンを運んでくるようで、一瞬にして曲の世界に引きずり込まれてしまう。さらに、物語のオープニングを飾るにふさわしい、ワクワク感が押し寄せるメロディー展開が加わることで、アニメタイトルの“伝説”というキーワードに一歩も引けを取らないほどのスケールの大きな1曲に仕上がっており、その壮大さに圧倒される。しかしながら、耳なじみという点で口ずさみやすく覚えやすいフレーズが多いのも特徴。幅広い世代に聴き継がれ支持されそうな魅力に満ちた作品だ。
(文:田井裕規) 【過去の特集】 P R
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