ORICON STYLE

2010年04月21日
 春の大型連休も目前。旅行もいいけれど、仲間が集まるこの機会に、映画でひと盛り上がりというのも悪くない。とはいえ、映画の好みも人それぞれ。そんなときこそ、老若男女が無条件に楽しめる“アニメ”に決まりッ!というわけで、ゴールデンウィーク注目のアニメ映画をご紹介!!

『銀魂』初心者もハマる!初の劇場版は必見!!

 できれば観慣れた作品の劇場版がいいな、それでいて新鮮なヤツ・・・という人向きなのが、4月24日より公開スタートとなる『劇場版 銀魂 新訳紅桜篇』(ワーナーブラザース配給)。2003年から『週刊少年ジャンプ』で連載が続いており、テレビアニメとしても2006年から放送(テレビ東京系)が重ねられてきた大江戸SFギャグ作品『銀魂』の初劇場版だ。架空の江戸時代末期を舞台に、黒船ではなく異星人がやってきて、高層ビルもネットもケータイも存在するなか、繰り広げられる“攘夷”運動。そのミスマッチとなんでもあり的なライト感覚が受け、爆発的な人気を誇っている同作だが、『紅桜篇』はその中でも最も人気の高かったエピソード。劇場版にするために新たな要素が付け加えられ、TV版に親しんできた人にも新鮮な魅力を与えてくれる。折しも、坂本龍馬をはじめ、幕末が何かと話題になっている今年。既に身につけている知識と照らし合わせながら、その荒唐無稽ぶりを味わうのも良し、(かなり大胆なアレンジではあるが)幕末に想いを馳せるのも良し。もちろん、登場するキャラクターたちの“まっすぐさ”に感情移入したっていい。漫画もテレビ版も知らないという人も“ハマれる”ことを保証する。テレビ版で幾度となく主題歌をヒットさせてきたDOESが劇場版主題歌「バクチ・ダンサー」(4月21日発売)を担当。

 『銀魂』ファンにはおなじみのアーティストDOESが歌う主題歌「バクチ・ダンサー」。“バクチ”というと“博打”というイメージが浮かぶかもしれないが、この作品が意味するのは“驀地”、まっしぐらに突き進むさまを表す言葉であり、まさに『銀魂』の世界を指し示すタイトルといっていいかもしれない。ワクワクさせるイントロ、時代がかった不思議なテイストの歌詞、懐かしい匂いと強烈なインパクトで迫ってくるサビ――あらゆる要素が混然一体となって、『銀魂』のエッセンスを放ち続けている。かといって、アニメファン向けの楽曲にとどまっておらず、誰もの耳に残る印象的なフレーズが急速な浸透を予感させもする。まっしぐらなロックここにあり、を多くの人に感じてほしい。

バクチ・ダンサー【初回限定盤】
DOES
2010/04/21[シングル] 価格:\1,365(税込)
キューンレコード 品番:KSCL-1577

リュック・ベッソン最後の作品で、IMALUが声優初挑戦!

 アニメじゃもの足りない、やっぱり実写の作品を・・・という人にぜひオススメしたいのが、4月29日から全国ロードショー公開となる『アーサーと魔王マルタザールの逆襲』(アスミック・エース配給/フランス映画)。世界的ヒット・メーカー、リュック・ベッソン監督作品といえば、熱心な映画ファンにはおなじみかもしれない。2007年9月に日本公開されたファンタジー・アドベンチャー『アーサーとミニモイの不思議な国』の続編だ。この作品の特徴は、全編実写と3DCGアニメを融合して制作されているということ。フランスで100万部以上を売上げ、世界34ヵ国で翻訳されている原作を映像化し、ヨーロッパアニメとして異例の大ヒットとなった、ミクロの世界を大冒険する活劇は、見る者を選ばない面白さに溢れている。『アーサーと魔王マルタザールの逆襲』は前作の後日談を扱ったもので、この公開の後に、第3弾の制作も決定している注目シリーズだ。しかも、すでに監督業からの引退を宣言しているリュック・ベッソンにとって、このシリーズが最後のメガホンとなる予定。「映画を通して環境に貢献したい」と語る彼の、動物と人間との共生や大いなる自然への愛、メッセージが込められた、大切なものを守る勇気を与えてくれる、奇跡の大作の日本語版吹き替えを担当するのは、主人公・アーサー役に前作同様神木隆之介。今作再大の敵となるマルタザールをGACKT。さらにはIMALUが声優に初挑戦など話題性も十分。主題歌はそのIMALUが歌う「Uh Uh」(4月28日発売予定)。

 映画本編では主人公のいとこリプレイの声を担当するIMALUが歌う日本版主題歌「Uh Uh」。彼女にとって3rdシングルとなるこの楽曲は、デビュー曲「Mashed Potato」のスピード感、2ndシングル「そんな名前 欲しくないよ」の哀愁感、とはまた趣を異にするポップ感弾けるナンバー。メロディーだけでなく、歌詞の1つひとつがカラフルな輝きを持っていて、とびきりキュート。日本語詞パートから英語詞パートへの流れもスムーズで、聴いていて心が弾む。さらに、映画のストーリーともリンクしているなど、繰り返し聴いても飽きがこない面白さ。IMALUというアーティストの魅力、かわいらしさが存分に発揮された作品。彼女への認識が新しくなるはずだ。

Uh Uh【初回限定盤DVD付】
IMALU
2010/04/28[シングル] 価格:\1,500(税込)
ユニバーサル シグマ 品番:UMCK-9327

やっぱりGWは定番のコナン&しんちゃん!!

 間違いのない作品選びというのなら、シリーズを重ねてきた“定番”を外すわけにはいかない。この春もミステリーと感動コメディの最新作が封切られる。
 1本目は、『名探偵コナン 天空の難破船(ロスト・シップ)』(東宝配給/4月17日より公開)。劇場版シリーズ14作目となった今回の『コナン』は飛行船が舞台。空の上での怪盗との対決に加え、その飛行船にばらまかれた恐るべき細菌から人々を守るという2つの問題を解決すべく奔走するコナン。終始ハラハラさせられっぱなしの1本となっている。2009年に公開された『名探偵コナン 漆黒の追跡者』が、シリーズ最高の動員を記録するなど、その人気はますますヒートアップ中の『コナン』シリーズ。主題歌は、こちらもシリーズに欠かせないアーティストGARNET CROWが「Over Drive」(4月14日発売)で華麗に盛り上げる。大橋のぞみ、優木まおみがゲスト声優として華を添えるのも注目ポイントだ。

 4月17日からは、これが劇場版第18弾となる『映画クレヨンしんちゃん 超時空!嵐を呼ぶオラの花嫁』(東宝配給)もスタート。未来からタイムマシンに乗ってしんのすけの未来の花嫁タミコがやって来る。未来のしんのすけが捕われ、助けるためには5才のしんのすけの力が必要だという…。とりあえず2人は未来都市“ネオトキオ”へ向かうが、いつも通りまったくやる気のないしんのすけ。なぜ、未来のしんのすけは捕まってしまったのか?そして5才のしんのすけの力とは一体・・・!?未来のみさえ・ひろし・カスカベ防衛隊も加わり、しんのすけとタミコによる、未来のしんのすけ救出作戦が始まる――という内容だが、しんのすけの未来の姿、花嫁など気になるキーワードが満載。今回もあっと驚く結末で見る者を感動&爆笑させること必至。mihimaruGTによる、前向きなバラード「オメデトウ」(4月21日発売)が主題歌として、さらに感動を増幅させてくれそうだ。

(文:田井裕規)

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