ORICON STYLE

2009年10月21日
AKB48
AKB48も楽曲も進化する!!新たなスタートへ
日本武道館公演での衝撃の再編発表から約2ヶ月。いよいよ待望のニューシングル「RIVER」がリリースされる。そこには、AKB48メンバー全員(8期研究生は除く)が歌うという初の試みがありカップリングを含め全3曲すべてのPVを制作というこれまでにない企画が盛り込まれている。常に進化を続けるAKB48が新たなスタートを切る。
photo gallery
前田敦子 大島優子 篠田麻里子 渡辺麻友 高橋みなみ
andmore
仏・カンヌでのライブの様子
仏・カンヌでのライブの様子

 AKB48は、常に進化している。とくに2009年の後半は、まず7月にパリで『JAPAN EXPO 2009』に出演、初の海外公演を行った。続いて8月には初の日本武道館公演を2日間全3公演、1ヶ月後には初の海外単独公演をニューヨークで敢行。いずれも大成功をおさめた。ニューヨーク遠征チームの帰国後、今度はカンヌ遠征チームが旅立ち、秋元康氏とともに招待された国際テレビ番組見本市(mipcom)のオープニングパーティーにて、スペシャルステージを披露。もちろん他のメンバーは、日本で通常公演を行いながら握手会を開催するなど、相当アグレッシブに飛び回っていた。常に自分たちのやるべきことと新しいことを吸収しつつ、成長しているのだ。

 そして楽曲自体も、どんどん進化していく。シングル「言い訳Maybe」では“AKB48選抜総選挙”で21位以内に入ったメンバーがタイトル曲を歌い、22〜30位のメンバーがアンダーガールズとしてカップリング曲「飛べないアゲハチョウ」を歌うという形だったが、今作「RIVER」では総勢約100名のAKB48、SKE48の中から選抜メンバー16人がタイトル曲を歌い、カップリング曲「君のことが好きだから」を今回も再編成されたアンダーガールズ16人が歌っている。さらに新たに編成されたシアターガールズ18人のメンバーが、AKB48・チームA、5thステージで披露された名曲「ひこうき雲」をカバー。つまり、今回のマキシシングルは、初めてAKB48全員(8期研究生は除く)が歌っているということになる・・・。

 「RIVER」は、HIP HOPテイストを大胆に取り入れたダンスチューン。攻撃的なサウンドに、かわいくも芯のある強い声。そして男の子口調で訴えかけてくる強烈なメッセージが勢いよく耳に飛び込んでくる。

 たとえば女の子が“・・・するんじゃねぇ!”だの“根性見せろよ!”だの、男言葉を使うのはキライだとか、ムカつくとかいう男子もいるかもしれないが、彼女たちの一途な歌声の前では、そんな“女だから”“男だから”といった小さな枠なんて気にならなくなってしまう。心から“がんばれ!”とメッセージする、ガチンコ応援ソングだ。

 正直言って「RIVER」を初めて聴いたとき、これは21世紀版『水戸黄門』の歌(「ああ人生に涙あり」)ではないだろうか?という想いが頭をよぎった。水戸黄門の歌を初めて聴いたときは、“すごい歌だなぁ・・・”と思ったものだ。だって、J-POPのやさしい応援歌にホンワカ浸かっているところに<歩いてゆくんだしっかりと/自分の道を踏みしめて>と、ガツンと喝を入れられ、2番のラストなんて<泣くのがいやならさぁ歩け>ですよ?「RIVER」を聴いたときには、それに匹敵するほどのインパクトとスパルタ精神を感じたのだ。

 しかし、ただサディスティックに“やれ!”と言っているわけではない。それはナイーブなメロディーのサビを聴けばわかるだろう。自分の前に横たわる川、それは人によっては新しい挑戦であり、夢に向かうための試練であり、または乗り越えられない悲しみであるのかもしれない。それとも、ひと言“好き”という勇気だったりするのかもしれない。それぞれの川を渡れずに戸惑い、ネガティブになっているすべての人を強引に引っ張ってくれるほどの強さをもって、温かく背中を押してくれているのだ。

 カップリング曲「君のことが好きだから」は一転、スピード感あふれるポップなラブソング。こちらは、やさしく見守ってくれている。聴けば聴くほど、いいことを歌っているな〜と思う。わかるだろうか?  <愛とは返事を/求めない声さ>  それは、愛の基本は無償であるということ。

 「RIVER」と「君のことが好きだから」。これは、いうなれば飴と鞭ですな。奇しくも世間は、草食系男子と肉食系女子の時代。たまには女の子から「RIVER」くらい強い口調で、はっぱをかけてもらったほうがよいだろう。

(文:三沢千晶)

「RIVER」
AKB48
発売日:2009/10/21[シングル]
価格:\1,600(税込)
キングレコード 品番:KIZM-43/4
CDを購入する(Amazon)着うた配信
このCDについて語ろう

2005年、秋元康による新たなアイドルプロジェクトとして『会いにいけるアイドル』をコンセプトに誕生。専用劇場である“秋葉原48劇場”で毎日ステージを行いながら、全国区デビューを目指す。
2006年2月1日、シングル「桜の花びらたち」でCDデビュー。10位を獲得。
以降、「会いたかった」「制服が邪魔をする」「軽蔑していた愛情」などをリリース。
2008年10月22日、シングル「大声ダイヤモンド」をリリース。3位を獲得。
2009年3月4日、シングル「10年桜」をリリース。3位を獲得。
2009年6月24日、シングル「涙サプライズ!」をリリース。2位を獲得。
2009年8月26日、シングル「言い訳Maybe」をリリース。2位を獲得。
2009年10月21日、シングル「RIVER」をリリース。

ARTIST PAGE ARTIST PAGEOFFICIAL SITE