ORICON STYLE

2009年02月18日

第32回 日本アカデミー賞 特集
もう一度観たい作品&主演してほしい俳優・女優ランキング!

 日本映画の人気が高まっている近年、深みのあるストーリーと独特の世界観は、カンヌをはじめとする外国の映画祭でも高い評価を受け、ハリウッドでもリメイクされるほど完成度が高いものも多い。その日本映画の最高峰である日本アカデミー賞の発表まであとわずか!そこで今回はこれまで同賞に輝いた作品の中で、皆がもう一度観たいと思う名作、そして映画に主演してほしい俳優・女優を大発表!

歴代の「日本アカデミー賞 最優秀作品」で、もう一度観たい作品
「千と千尋の神隠し」(第25回)
2

「もののけ姫」(第21回)

3

「ALWAYS 三丁目の夕日」(第29回)

4

「フラガール」(第30回)

5

「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」(第31回)

6

「Shall we ダンス?」(第20回)

7

「マルサの女」(第11回)

8

「鉄道員(ぽっぽや)」(第23回)

9

「幸福の黄色いハンカチ」(第1回)

10

「蒲田行進曲」(第6回)

日本らしさに溢れた感動的な作品が決め手
 1位と2位に輝いたのは日本が世界に誇る宮崎アニメの2作品『千と千尋の神隠し』と『もののけ姫』だ。『千と千尋の神隠し』は、「何回観ても飽きない」(青森県/10代/女性)「大人が観ても充分に楽しめる内容」(千葉県/30代/男性)と男女ともすべての年齢層において1位を獲得、圧倒的な支持を得た。また、『もののけ姫』も「歴史観、世界観のスケールがケタ違いに大きい」(東京都/40代/女性)「米良美一の歌うテーマ曲をもう一度聴きたい」(京都府/30代/男性)と、映像、ストーリー、音楽、すべてにおける完成度の高さが評価された。

 3位から5位には、古き良き時代の日本を描いた作品が選ばれた。『ALWAYS 三丁目の夕日』は、「戦後の貧しい時代に、みんな明るく前向きに頑張って精一杯生きていたことに感動」(福岡県/20代/女性)と、若者層にも共感された。松雪泰子、蒼井優の演技が光った『フラガール』は、「女性が自立して生きていくことが困難だった時代の話で、観た後に元気になれる作品だから。フラダンスのステージの場面は何度観ても鳥肌がたつほど素晴らしい」(北海道/30代/女性)。『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』には「福山雅治が歌う主題歌「東京にもあったんだ」が名曲」(長崎県/40代/女性)という声が寄せられた。

 また、等身大の日常をコミカルに描いた作品も人気で、「平凡な主人公の平凡な毎日が感情移入しやすく、その平凡に訪れる非凡な事態へ憧れにも共感できる」(千葉県/20代/男性)という『Shall we ダンス?』が6位、「リアルでドキドキする。楽しい」(奈良県/30代/男性)という『マルサの女』が7位。8位と9位はどちらも高倉健主演作品で、近年の名作『鉄道員(ぽっぽや)』と今から31年前、記念すべき日本アカデミー賞第1回受賞作で『幸福の黄色いハンカチ』がランクイン。「高倉健の演技がすばらしい」(東京都/40代/男性)のはもちろん、「自分が生まれる前の作品だが、学校で観て感動した」(東京都/30代/女性)というように、良い作品は時代を越えても色褪せないことが証明された。ちなみに『Shall we ダンス?』と『幸福の黄色いハンカチ』は、それぞれリチャード・ギア主演、ウィリアム・ハート主演でハリウッドでリメイクもされた。

 そして10位は「ライブステージを観ているような素敵な映画」(高知県/40代/女性)といわれる『蒲田行進曲』。コミカルで耳に残るテーマ曲は、現在、JR京浜東北線蒲田駅の発車メロディーにも使われている。

 まとめると、皆がもう一度観たい日本アカデミー賞作品は、世界に通用するような濃い内容でありながらも、日本らしさに溢れた感動的な作品であること。しかし、涙だけではなく、どこかちょっと笑えるコミカルさもあること。また、印象的な音楽やダンスなどエンタテインメントの要素があることもポイントのようだ。

今後、映画で“主演”してほしい俳優
松山ケンイチ
2

瑛太

3

三浦春馬

4

福山雅治

5

水嶋ヒロ

ドラマでの活躍に映画でも期待
 作品が新旧時代を問わず選ばれたのに対して、映画で主演してほしい俳優・女優には今旬のフレッシュな顔ぶれが多く選ばれた。俳優部門の1位は、映画やドラマに大活躍で、若手演技派No.1の呼び声も高い松山ケンイチ。「色んな作品で様々な役をやっているが、もっともっと誰にも真似できないような作品に挑戦していって欲しい」(北海道/20代/女性)と望む人が多数。2位は「かっこいいし、演技がすばらしい。NHK大河ドラマ『篤姫』もよかったので、時代劇なども観てみたい」(福岡県/20代/女性)と演技力への評価も上昇中の瑛太。3位の三浦春馬も「今、最も旬な俳優。同年代の人が活躍していると勇気付けられる」(山形県/10代/女性)という期待の若手だ。4位はこのなかではベテランの域に入る福山雅治。『容疑者Xの献身』での演技が好評で「シリーズものじゃない映画の中での演技が観てみたい」(神奈川県/20代/男性)と更なる活躍が待たれている。5位は現在放送中のドラマ『メイちゃんの執事』(CX系)が好調な水嶋ヒロで、「カッコイイので大きなスクリーン映像にも映えると思う」(和歌山県/20代/女性)と、ドラマで活躍中の俳優たちが主演する映画を観たいという人が多かった。

今後、映画で“主演”してほしい女優
宮アあおい
2

上野樹里

3

戸田恵梨香

4

蒼井優

5

沢尻エリカ

演技力はもちろん独自性も必須!
 一方、女優部門は1位から5位まで、ドラマと映画の両方で活躍中で、キラッと個性が光る若手女優たちが選ばれた。1位はNHK大河ドラマ『篤姫』と映画『少年メリケンサック』のギャップも好評な宮アあおいで「演技がうまいし、テレビもいいけど、映画で観たいと思うから」(神奈川県/20代/男性)。2位は「コミカルな演技がいい」(東京都/40代/男性)上野樹里。映画『スウィングガールズ』やドラマ『のだめカンタービレ』(CX系)で、独特の存在感を打ち出し上位に食い込んだ。3位は、映画『DEATH NOTE −デスノート−』、ドラマ『コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命』(CX系)でまったく違うキャラクターに挑んだ戸田恵梨香。4位の蒼井優は、「いろんな役柄をできるので面白い映画になりそう」(東京都/10代/女性)と、映画『フラガール』、ドラマ『おせん』(NTV系)というレトロなにおいのする作品に挑戦し、「独特の雰囲気で映画を引っ張っていく」(静岡県/40代/男性)と高い評価を受けてランクイン。そして5位には、留学・結婚と何かと話題の沢尻エリカがランクイン。「早く復帰してほしい」(大阪府/40代/女性)と根強い人気をみせつけた。作品、俳優、女優のいずれにおいても、日本映画の未来に期待したい。

(文:内山磨魅)

【調査方法】
2009年2月2日〜2月8日、自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】会員の、10代、20代、30代、40代の男女、各150人、合計1200人にインターネット調査したもの。

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