日本一早い!?『第59回NHK紅白歌合戦』出場歌手大予想!!
※若手を中心に、主なアーティストのみを予想(演歌勢を除く)
B’z、Mr.Childrenのビッグ2は・・・・・・

 10月に入ると、季節は一気に秋めいて話題はクリスマス、年末へとなっていくわけだが、なかでも気になるのは、やっぱり『紅白歌合戦』の出場歌手の顔ぶれ。「今年はあのアーティストが出るらしい・・・」とか「あのアーティストに出て欲しい」とか、色々な声が聞こえ始めてきたところで、編集部が独断と偏見で今年の紅白出場歌手を大胆に予想してしまいました(演歌勢を除く)。全員を予想というのは至難の業なので、若手を中心に主だったアーティスト、こんなアーティストが出たら面白いのになぁという、希望も含めての予想です。

 まずは今年、なんとしても観てみたいのが、デビュー20周年を迎えたB’zだろう。10/6にはなんとNHKの看板番組『NHKスペシャル』に登場して、これまで一切公開していなかった、バックステージやレコーディング風景、プライベート映像を初公開する。デビュー20周年、そして“Nスペ”への出演・・・ちなみにこの“Nスペ”のプロデューサーは、今年の紅白を取り仕切る石原プロデューサー。否が応にも期待が膨らむ。そして毎年“紅白に出て欲しいアーティスト”の常連になっているMr.Children。今年は「GIFT」がNHK北京五輪放送のテーマソングになっており、今年こそはという期待も込めて。

 ベスト盤『BEST FICTION』が約140万枚という大ヒットになり、改めてそのパワーを見せつけてくれた安室奈美恵、同じく9/10にシングルのコンプリートベストをリリースした浜崎あゆみ、倖田來未という同性からの圧倒的な支持を得ているアーティストもハズせない。デビュー10周年を迎えたaikoも有力だ。映画“花男ファイナル”の挿入歌「KissHug」が好調で、ライブの動員も年々増えている。

 女性陣では他に中島美嘉、大塚 愛、AI、木村カエラ、今年の上半期No.1シングル「そばにいるね」を引っ提げて青山テルマ、絢香(アルバム『Sing to the sky』は約57万枚のヒット)、平原綾香。アンジェラ・アキは9/17リリースのシングル「手紙〜拝啓 十五の君へ〜」が、今年の『NHK全国学校音楽コンクール 中学生の部』課題曲に選ばれ、地方も含めてNHKの番組への出演数は多い。そんなところからもかなり有力だろう。そして今年大ブレイクし、アルバム『GAME』が1位を獲得、さらに11月には日本武道館2DAYSと、勢いに乗るPerfumeも有力。1stアルバムで1位をゲットしたSuperflyも観たい。シングルがどれもCMソングに起用され、お茶の間での認知度も上がっている。コンスタントにリリースを続け、どれもヒットになっているしょこたんこと中川翔子も可能性は高い。昨年リリースしたベスト盤、そして今年5月に発売したアルバムも1位を獲得、更に11月には初の武道館ライヴも控えているmihimaru GTは、3年連続出場が濃厚か。12回の出場実績を持つDreams Come Trueも、視聴者の“観たい”という声が多いアーティストだけに是非とも出場して欲しい。いきものがかりも今年シングルヒットの他にアルバム『ライフアルバム』が20万枚を超えるヒットになっているだけに可能性が高いのでは? 今年、中島みゆきのカバーアルバムをリリースし、相変わらず存在感を放っている工藤静香も観たい。モーニング娘。(例えばピンク・レディーメドレーとか歌って欲しい)、AKB48といったアイドル軍団も、元気なステージを観せて欲しい。バンドでは今年武道館公演を成功させたチャットモンチーの“ライヴ”も観たい。

“ヘキサゴンファミリー”が嵐を巻き起こす?!

 男性陣はどうだろう。今年、“パーフェクトイヤー”と銘打ってベスト盤を3枚リリースするほかドームツアーも行うなど、話題に事欠かないEXILEは最有力候補だろう。そして、10/29にベスト盤を2枚リリースする今年デビュー10周年のポルノグラフィティ、さらに平井堅、コブクロ、スガシカオ、WaT、『2008アジア・ソング・フェスティバル』(10/3〜5韓国・ソウル)に日本代表の一組として出場するw-inds.、ドラマ『ごくせん』(NTV系)の主題歌「虹」が約19万枚のヒットになっているAqua Timez、そしてSEAMO、ET-KINGといったステージを盛り上げてくれるアーティストも可能性が高いのではないだろうか。ゴスペラーズの復活も見たい。

 7月にリリースしたシングル「どうして君を好きになってしまったんだろう?」で1位を獲得した、人気韓国人グループ・東方神起も、熱狂的なファンに支えられているだけに、出て欲しい一組だ。NHKの番組への出演が多い中 孝介は、老若男女問わず支持されている証拠だろう。年末にあの歌声に癒される人は多いはずだ。

 今年話題を集めたアーティストに目を向けてみると、やはりその筆頭は羞恥心だろう。デビュー曲「羞恥心」は上半期シングルランキング4位、現在までに約46万枚、続く2ndシングル「泣かないで」も約33万枚を売上げ、出場資格は十分だろう。羞恥心を中心としたPaboなど“ヘキサゴンファミリー”総出演のステージというのも面白い。

 今年は新人が豊作の年で、中でもエイベックスの大型新人、GIRL NEXT DOORにも注目だ。デビューシングル「偶然の確率」が初登場3位と鮮烈なデビューを果たし、その覚えやすいメロディーと“エイベックスサウンド”はPC、携帯のダウンロード数が230万を超えるという高評価を得ている。新風を吹き込んで欲しい。

 前出の中 孝介同様、NHKへの番組出演が多いという点では、alanもそうだ。彼女は新人ながら、ジョン・ウー監督の注目映画『レッドクリフ』の全世界主題歌を歌うなど、期待の美人中国人シンガーで、こちらも次世代の担い手の一人として注目だ。ジャニーズ勢はSMAP、TOKIO、そして今年は何といっても嵐を是非観たい。シングル、アルバム共に大ヒット連発で、特にシングルは現段階で年間シングル売上げランキングで、「truth/風の向こうへ」が約60万枚、「One Love」が約51.4万枚と、1位2位を独占している。
 
 今年ランキングを賑わせてくれた、徳永英明、水谷豊、堺正章といったベテラン勢も可能性が高い?

 演歌勢は予想しないと冒頭に書いたが、この人だけは別だ。ジェロは日本人以上に日本人の心を持った黒人演歌歌手として脚光を浴び、デビューシングル「海雪」は25万枚を超える大ヒットになっている。当確だろう。

 紅白のもうひとつの楽しみは、昨年のすぎもとまさと「吾亦紅」、一昨年の秋川雅史「千の風になって」など、それまで大きなヒットになっていなかったが、紅白をきっかけに大ブレイク、大ヒットになる、いいアーティスト、“いい歌”探しだ。今年の『NHK歌謡コンサート』の出演者などに、そのヒントが隠されているのかもしれない!?。

 「紅白歌合戦はもう古い」、そんな声も確かに聞こえてくるが、視聴率が30%を超える音楽番組は紅白だけ、という事実も一方ではある。

11月の終わりに出場者が確定するはずだが、まずはその顔ぶれに注目したい。

※文中の売上げ枚数他のデータは全て10/6付現在

『第59回NHK紅白歌合戦』プロデューサー 石原真氏

 1台のテレビで、三世代が一緒に観る・・・・・・これが紅白

 来年60回という節目の年を迎える『紅白歌合戦』は、昨年から3カ年計画でリニューアルを行っています。ですから今年はホップ・ステップ・ジャンプのステップの年になると思います。その3年間のテーマが“歌の力”で、それが大前提です。今年のテーマはまだ検討中(10/1現在)ですが、“人と人とのつながり”とか“家族”というようなコンセプトで、もちろん歌を“前面”に出したものを、全体の演出として落とし込んでいこうと思っています。今、音楽のジャンルが細分化していますが、年に一度くらいは、世代を超えて、二世代三世代で一緒に見てほしい、という方向で訴求していきたいですね。若い人は演歌・歌謡曲を聴く機会は少ないでしょうし、年配の方に「この曲は今年一番売れた曲」と言ってポップスを聴かせてももピンとこないとは思いますが、でもそれが「紅白」をみることで話の糸口、コミュニケーションのきっかけになってくれれば嬉しいです。今やTVはひと部屋に一台という時代ですが、大晦日はみんなで一緒に観ていただきたい―――幻想かもしれませんが、殺伐とした事件が多かったり、世代間の断絶が痛々しい、こんな社会、世の中だからこそ、歌を、エンタテイメントを提供していきたいですね。

“紅白歌手”と売れている歌手はイコールではない

 毎年のことですが、“紅白歌手”と、売れている歌手は決してイコールではありません。もちろん様々なデータは用意します。CDは出荷枚数だけではなく実売数、金額ベース、それから有線オンエア回数や、ダウンロード数、それと例えばわが社の“のど自慢”の予選で歌われた曲とか、ありとあらゆるデータを集め、参考にしています。でもそれが全てではありません。新人に関しては、やはり今年の活躍に重きを置くしかなく、CDの売上げ、コンサートの動員、話題性などを吟味します。

 今の音楽番組は、昔の音楽番組のように“流行り歌”という切り口のものが少なくなり、J-POP勢と演歌・歌謡曲勢が同じ番組内で歌うというシーンは他ではまず観る事ができません。さらに“対抗戦”という独特のスタイル―――この大きな2本の柱が、紅白歌合戦です。果たして時代に即しているのか、はたまた逆行しているのか、これは判断しかねますが、事実は58回続いていますということです。そしていい歌を、日本の隅々にまで届ける役目というのもこの番組にはあると思っています。

 これは自分がNHKに在籍しているということは関係なく、50年間生きてきた日本人としての考え方なのですが、紅白不要論があるというのも重々理解していますし、時代遅れだという議論が存在しているは承知していますが、もし日本の12月31日の夜『紅白歌合戦』が存在しないと仮定したら、これはかなり淋しいと思いますよ(笑)。観ても観なくても、そう思いませんか?
今年の目玉?ノーコメントです(笑)