ORICON STYLE

2008年07月02日
藤原竜也 Special Interview
作品への想い&制作秘話に迫る!
藤原竜也の写真
藤原竜也の写真
藤原竜也の写真
初めてナチュラルな芝居ができた

――ボサボサのワッフルパーマに無精ヒゲとはまた、思い切ったイメージチェンジですね?
【藤原】 僕の演じるゴーロは、“カメレオンのように捉えどころのない男”という難しい役だったので、まずは外見から変えていきたいなと思ったんです。最初に監督からマッチとタバコを渡されて、「抽象的で申し訳ないけれど、これから役を作りあげていって欲しい」と言われました。ヒゲは映画では初披露ですね。もともとヒゲはあまり生えないほうなので時間がかかりました。自分では気に入っていたんですけど、女性ファンからの評判はよくないみたいですね(笑)。

――スタントもCGもなしの激しいアクションで、ずっと全身アザだらけだったとか?
【藤原】 毎日、本当に楽しい撮影でしたが、正直、アクションに関しては「今日遅刻していったら、撮らないで済むかな・・・」と一瞬考えてしまうくらい辛かったですね。でも、気がつくと毎回「自分でやります」と言っていました。36段の階段を背中で滑り降りたり、走っているバイクに飛び込んだり。鉄身(模擬刀)は、相手に刺さるとケガをさせてしまうのですが、監督から「誤魔化さないで本気でやって!」と言われて、緊張の連続でした。撮影中は禁酒していたのですが、たまの休みにビールとチューハイを飲むのが楽しみでしたね。

――阪本監督は厳しくて、“ねちっこい”演出で有名な方ですが?
【藤原】 本当に“ねちっこい”し、厳しい方です(笑)。逃げるシーンの途中で「ティッシュ拾ってみて」とか、真剣なキメ台詞の後に「藤原くん、“だっぴょーん”って言える?」とか、本番直前に言われるんですよ。でも、やってみるとそれがミョーにハマってゴーロらしい!その斬新なアイディアは本当にスゴイし、ひとりで一晩中研究される熱心さや、俳優やスタッフに対する愛情の深さも、皆がついていく理由だと思います。僕はこれまで『バトルロワイアル』『デスノート』など、特殊な世界観や役柄を演じることが多かったのですが、『カメレオン』で初めてナチュラルな芝居ができたような気がします。本当にこの役を離れるのが寂しいし、もうすこしやりたいくらいですね。

この作品に出演して、もっと映画に挑戦したいと思った
藤原竜也の写真
藤原竜也の写真
藤原竜也の写真

――藤原さんの凄まじい形相に、スタッフも思わず息を飲んだというクライマックスシーン。いったいどうしたらあんな表情ができるのでしょうか?
【藤原】 あのシーンは、その後のアクションにつながる大事な場面なので、うまくいってよかったです。本当はゴーロの顔に波がかかるはずだったのですが、波がないままで一発OKになりました。あの表情はですね・・・、寒かったし、フナ虫が這いずり回っていたし、銚子(千葉県)ロケなので家から遠いし、“早く帰りたい!”そういう怒りをぶつけたら、ああなりました(笑)。

――まさに『カメレオン』のような変貌ぶりで、また“天才”の呼び声が高まりそうですね。
【藤原】 天才なんかじゃないですよ。大きな挫折はないかもしれませんが、蜷川幸雄さんにしても一緒に舞台をやるのは大変だし、芝居がうまくいかないときには悩みます。でも、頑張って1つひとつクリアしていくしかないですからね!

――水川あさみさん、塩谷瞬さん、との共演はいかがでしたか?
【藤原】 水川さんは度胸があるステキな女優さんでした。かなり危険で乱暴なシーンでも、自分に100%預けてくれて、映画の世界観を大きく広げてくれたと思います。水川さん演じるケイコに会いたくて毎日撮影現場に行く、という気持ちになるくらい僕をゴーロにしてくれる相手役でした。塩谷くんは繊細で楽しい人、僕とは違って芸能人の友達が多い(笑)。現場をなごませてくれました。

――今後の夢や目標は?
【藤原】 『カメレオン』に出演して、もっと映画に挑戦したいという気持ちになりました。厳しいと評判の井筒和幸監督の作品に出てみたい。あと、三谷幸喜さんの映画にも是非お願いしたいです。待っています!

(写真:草刈雅之)
(文:内山磨魅)
映画情報
記者会見の模様

 都会の片隅、占い師・佳子(水川あさみ)の前に、突然右手が差し出される。見上げると生気の全くない男・伍郎(藤原竜也)が幽霊のように立っている。伍郎は廃工場に住み、仲間の公介、純、達男ら気の合う仲間と小さなサギを働きつつも息を潜めて暮らす日々。しかし、仲間にも自らの過去を話すことのない伍郎にとって、初めて味わう“平穏”でもあった。だがある日、国を揺るがす重大な拉致現場を目撃。その日を堺に、キケンな罠が伍郎たちを襲い、仲間が次々と消えていく。そして、逃避行の最中、佳子までも・・・。自分を照らす存在である佳子という大きな代償と引き換えに、今、復習という感情に支配された孤独な男が強大な組織に引き金を静かに引く―。

7月5日(土)より全国ロードショー

予告編を見る オフィシャルサイト
主題歌情報

証明
シギ
発売日:2008/07/02 [シングル] 価格:\1,020(税込) 
エピックレコードジャパン 品番:ESCL-3077

Profile

【生年月日】 1982年5月15日
【出身地】 埼玉県
【血液型】 A型
【身長】 178cm

1997年、蜷川幸雄演出の舞台『身毒丸』の主役オーディションでグランプリを獲得後、『身毒丸 ファイナル』『ハムレット』『ロミオとジュリエット』『天保十二年のシェィクスピア』など、蜷川幸雄演出の舞台に出演。
2004年、NHK大河ドラマ『新選組!』で沖田総司役として出演。
2007年には、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーのグレゴリー・ドーラン演出の舞台『ヴェニスの商人』に出演。
映画では、『バトル・ロワイアル』 『バトル・ロワイアルII』 『デスノート』 『デスノート the Last name』など、話題作に出演。
また、『ゴールデン・アロー賞』『ブルーリボン賞』『エランドール賞』『日本アカデミー賞』などで、数多くの賞を受賞。
2008年、舞台『身毒丸 復活』『かもめ』に出演。同年7月5日公開の映画『カメレオン』に出演。
2009年公演予定の舞台『ムサシ』の出演が決定している。

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