ORICON STYLE

2007年05月09日
母の日特集
音楽に乗せた心からの感謝、あなたならどんな曲を贈りますか?
 5月13日は母の日。日頃から姉妹や姉弟のように仲良く接している人はもとより、口では「うるさいなあ」なんて言っている人も、とびっきりの感謝をお母さんに捧げる日。その思いを音楽に託すとどんな曲になるのでしょうか。ORICON STYLEでは、中学生から40代までの男女を対象に「母親にしたいアーティスト」「お母さんに贈りたい曲」をアンケート調査してみました。音楽に乗せた心からの感謝、あなたならどんな曲を贈りますか?
母親にしたいアーティスト
順位アーティスト
1
2
3
4
5
森山良子の写真
Charaの写真
綾戸智絵の写真
母親&アーティストとして活躍
 「母親にしたいアーティスト」は男女ともに同じアーティストへ最も多くの支持が集まった。そのアーティストとは森山良子。アーティスト森山直太朗の母親であり、現役バリバリのシンガー・ソングライターだ。さらに付け加えるなら、おぎやはぎの小木博明の義母でもあり、大ロングセラー「涙そうそう」の作詞者でもある。2人(?)の人気者の息子を持ちながら、自身も40年にわたるアーティスト活動において常に第一線で結果を残しているという、公私両面での活躍ぶりに憧れている人が多いようだ。「あたたかい感じで、見守ってくれそう」(埼玉県/中・高校生/女性)「一緒にいて安らぎを与えてくれそうだから」(静岡県/20代社会人/男性)「間違っていたらちゃんと注意してくれそう」(愛知県/30代/女性)「サバサバして一緒にいて楽しそう」(広島県/40代/女性)「何でも相談できそう」(東京都/40代/女性)など、さまざまな意見があるなかで最も多かったのが「やさしそう」。直太朗や小木らの活動を陰からやさしく見守る理想の母親像を誰もが感じているのだろう。

  2位に選ばれたのはユーミン。年齢的には確かに母親と呼ばれる世代なのだが、生み出す作品や彼女の生きかたなどを見ていると“かっこいい”母親ということになるのだろう。「生き方を尊敬します」(秋田県/中・高校生/女性)「生きるってことがどういうことかを教えてくれそう」(和歌山県/専門・大学生/男性)「一緒にクリエイティブな生活をしてみたい」(埼玉県/20代社会人/男性)「ファッションのことや生活全般に関していろいろアドバイスしてもらえそう」(東京都・40代・女性)。人生の目標となる母親像かもしれない。

  3位はChara。彼女も若々しさを失わない“ママ”アーティストの1人だが、圧倒的に女性層からの支持を得た。「一人の女性としても、奥様としても素敵。子供に対しても優しく明るく接しているのがよくわかる」(京都府/20代社会人/女性)「裏表がなく自然体な印象があり、音楽も人生もスタイルを貫いているように見えて、尊敬できる」(大阪府/30代/女性)。彼女へのキーワードは「自然体」。肩肘を張らずに仕事と家庭を両立させている姿に拍手を送っている女性は少なくない。

 4位・5位には関西出身のパワフルなアーティストの名が挙がった。「厳しさの中にたっぷりのやさしさや愛情がありそう」(大阪府/20代社会人/女性/和田アキ子)「肝っ玉母ちゃん的な印象が強く、ガツンと叱ってもらいたいと思えるかた」(神奈川県/20代社会人/男性/綾戸智絵)。“愛情のある厳しさ”を求めている人々の票はこの2組を中心に動いたようだ 。
歌に込められた想いは同じ
 変わって、「お母さんに贈りたい曲」として男女・全世代でトップの人気を博したのはSMAPの「ありがとう」。感謝の気持ちを伝えるとともに、“もう母の涙は見たくない”という自省のメッセージも込められていて、まさに母に贈る1曲。「堅苦しくなくありがとうと伝えられるので」(京都府/中・高校生/男性)「ありがとうがふんだんに入っている」(大阪府/20代社会人/女性)「しめっぽくなくて、明るくさらっと感謝の気持ちが伝わりそう」(宮崎県/30代/男性)。面と向かってメッセージを送るのって、やっぱりどこか照れ臭いところもあるけど、この曲ならきちんと伝わりそうな気がする。

  2位はKiroroのヒット曲「未来へ」。作者の玉城千春が自身の母親のために作った曲なのだから、お母さんへの愛情もたっぷり。女性ならではの気持ちが込められているということもあってか、女性層の支持が厚かった。「メロディーが優しくて歌詞がぐっとくる」(長野県/専門・大学生/女性)「お母さんへの素直な感謝の気持ちが全て書かれている」(大阪府/20代社会人/女性)。

  コブクロの「蕾(つぼみ)」が3位。まさに旬な1曲。母親への愛をモチーフにしたドラマ『東京タワー』の主題歌というインパクトはかなり大きいようだ。「この曲を聴くとどうしても母親のことを思い出さずにはいられない。歌詞に強くてはかない母親像が描かれている」(東京都/20代社会人/男性)。贈る側も贈られる側もホロリとしてしまうこと確実。

母の日に贈りたい曲
順位タイトル/アーティスト
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
 4位は井上陽水奥田民生の「ありがとう」。感謝の気持ちをタイトルにした曲は総じて人気が高かった今回の調査だが、前出のSMAP作品やこのナンバーなどは「ありがとう」が曲全体に網羅されており、明るくハッピーに響いてくる点が特に強い。「ありがとうの気持ちが率直に伝わる」(岩手県/中・高校生/女性)。

  森進一の「おふくろさん」も人気の高かった作品。不朽の名作として男性からの支持が目立った。「日本人の母親に対する思いが伝わる」(東京都/40代/男性)。

  他にも故郷を感じさせる「母に捧げるバラード」や、ライムを踏んだ歌詞が21世紀型の母親讃歌といえる「BIG MAMA」、嫁ぐ日をモチーフにした「秋桜」などが上位にランクされたが、そこに込められた想いはどれも同じ。母の日限定と言わず、いつの日もこれらの曲のメッセージを大事にしたいものだ。
(文:田井裕規)

【調査方法】
自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】による全国の高校生、専門・大学生、20代社会人、30代、40代の男女、計2,000人にインターネット調査したもの。