ORICON STYLE

2006年09月27日
宇多田ヒカル Special Issue
アーティストとしての“凄み”と“懐の広さ”を感じさせる珠玉のPV集!
Play Movie
1. PV「Keep Tryin'」 配信終了
2. PV「Passion」 配信終了
3. PV「Be My Last」 配信終了
4. PV「誰かの願いが叶うころ」 配信終了
5. PV「COLORS」 配信終了
動画はWindowsMedia Playerで御覧になれます。
宇多田ヒカルのシングルクリップ集第4弾がリリースされる。2003年の「COLORS」から今年2月に発表した「Keep Tryin'」までの5作品の映像を完全網羅した、“観て聴くヒッキー”の最新バージョン。すでに全PVを制覇したという人もDVDでもう一度じっくりと観てみて。ディテールにこだわった音と映像のコラボレーションが新たな感動を呼び覚ますはずだから。 観る人のシチュエーションによってセレクションも違ってくる
  現在発売されている音楽DVDには大きく分けて、プロモーションビデオを集めたPV集と、コンサートの模様を収録したライブDVDの2タイプがある。そして、この両者は正反対の特色を持っている。PVが音楽を基本に映像を構築して“音楽を映像的に表現する”のに対し、ライブはパフォーマンスを通して生み出される“空間・空気感を視聴者に共有してもらう”ことに主眼が置かれている。だから、それぞれの映像を観終わった後には、“この曲の新しい魅力を見つけたっ!”か“やっぱ○○(アーティストの名前)は最高だよなっ!”という感想が生まれるはず。
 それぞれに魅力があり、観る人のシチュエーションによってセレクションも違ってくるだろうが、PV集には決定的なウィークポイントが存在する。そこに収録された映像が、事前に“大量に”オンエアされているということだ。プロモーション(販売促進)に使われるものだから、たくさんオンエアされればされるほど、曲に対する興味を引き上げることにはつながるけれど、隅々までよく知られたクリップになってしまう“危険性”もはらんでいるということ。つまり、内容をすべてわかっている商品なら改めて注目しなくてもいい、という結論が生まれてくるわけだ。
アーティストとしての“凄み”と“懐の広さ”を感じさせる映像
 さて、宇多田ヒカルのPV集第4弾だ。ここに収められているのは「COLORS」「誰かの願いが叶うころ」「Be My Last」「Passion」「Keep Tryin'」の5曲。いずれもがヒット・チューン揃いだから、当然誰もが知っているし、一度や二度はPVだって目にしたことがあるんじゃないだろうか。すなわち、みんながよく知る映像がこの中には収められていることになる。
 では、この作品を“見送る”べきかといえば、答えはNOだ!確かに1曲1曲については知っている人も多いだろう。だがしかし、ここに収められた5本のクリップを並べて観たことはあるだろうか。「COLORS」ではイギリスのドナルド・キャメロンと、それ以外の4本では紀里谷和明という新進の映像作家と組んで築き上げられた映像を“線で捉えた”ことがあるだろうか。興味深いのは各作品における映像の質感がまったく異なることだ。それは、宇多田の作った各曲がバリエーションに富んでいて、映像作家に似たようなコンセプトを与えさせなかったからだと言えるし、1作ごとに思いきった手法がとられているからでもある(実際、紀里谷氏は「Passion」を映像化するにあたって、その独特の世界観を前に相当悩んだらしい)。その中で歌を奏でる宇多田ヒカルとの“コントラスト”に注目することで、このPV集は俄然奥の深いものとなる。過去3作のPV集とは大きく違う、4年という長いタームの中で表情を変えていく宇多田ヒカルのアーティストとしての“凄み”と“懐の広さ”を感じさせる、“4年分の宇多田ヒカル一気観”が存分に味わえる1本。さらに、インターネットだけで配信された「Be My Last」「Passion」のアコースティック・ライブ映像もプラスオン。より“素顔”の人間・宇多田ヒカルにも出会える特典付きでお得感倍増!
(文:田井裕規)
Release
UTADA HIKARU
SINGLE CLIP
COLLECTION
VOL.4

宇多田ヒカル
2006/09/27[DVD]
東芝EMI

【初回生産限定盤】
\3,200(税込)
TOBF-5500
DVDを購入する

【通常版】
\3,200(税込)
TOBF-5501
DVDを購入する
【着うた】
宇多田ヒカルの着うた配信中! 携帯にURLを送る
Profile
1983年1月19日、ニューヨーク生まれ。
1998年12月9日、シングル「Automatic」でデビュー。FM局を中心に火が付き一躍話題になり、発売7週目で2位を獲得。
1999年2月17日、シングル「Automatic/time will tell」で初登場1位を獲得。
1999年3月10日、1stアルバム『First Love』をリリース。2週連続1位を獲得。また800万枚という驚異的なセールスを記録しこの年の『第32回日本レコードセールス大賞』を受賞。
2004年4月、シングル「誰かの願いが叶うころ」(4月21日)、アルバム『Utada Hikaru SINGLE COLLECTION VOL.1』(3月31日)と合わせて、初の2週連続シングル・アルバム同時首位獲得。
2004年10月5日、“Utada”としてアルバム『EXODUS(エキソドス)』でIsland Recordsより全米デビュー。
2005年9月28日、シングル「Be My Last」をリリース。初登場首位を獲得。
2005年12月14日、シングル「Passion」をリリース。
2006年2月22日、シングル「Keep Tryin'」をリリース。
2006年6月14日、アルバム 『ULTRA BLUE』をリリース。
2006年9月27日、DVD『UTADA HIKARU SINGLE CLIP COLLECTION VOL.4』をリリース。
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