ORICON STYLE

2006年09月06日
THE 夢人島 Fes.2006
WOW!!
紅白! エンタのフレンドパーク Hey Hey ステーション ・・・に泊まろう!
8.26土 27日
超豪華アーティストが夢の共演!
今夏限定・日本最大級の野外フェスを詳細レポート!!
楽しいひと夏の思い出を作ってほしい  BEGINの写真
 “美しい自然に囲まれた開放的な場所で、人と人との絆を感じながら、誰もが自由に、楽しいひと夏の思い出を作ってほしい”――。
 そんな桑田佳祐の呼びかけで、8月26日、27日の2日にわたり、静岡県の浜名湖ガーデンパークで開催された『THE 夢人島 Fes.2006』。フェス自体の開場は午前9時とかなり早めだったが、園内では午前中から、Full Of Harmonyやwyolica、FLOW他のミニライブやバラエティショーが行われたり、一緒に記念写真の撮れる出演アーティストの特大パネルエリアがあったりと、メインステージのライブが始まるまでを思い思いに楽しむことのできる様々なアトラクションが用意されていた。

BEGIN、Dragon Ash、ポルノグラフィティ、そして・・・

Dragon Ashの写真 そしてお待ちかね、メインステージでのライブは、両日ともに午後2時45分からスタート。オープニングセレモニーにアコースティックギター1本を持って現れた桑田が、「Oh!クラウディア」を歌い開演を告げると、まずはトップバッターのBEGINがステージへ。まだまだ暑い日差しのもと、沖縄からの緩やかな風を吹かせてくれた彼らのライブは、今回のフェスで最もオーガニックな心地好さを運び込んでくれたひと時だった。そんな彼らのあとを受け、26日は1組目のスペシャルゲスト、Dragon Ashが登場。ポルノグラフィティの写真激しくも確かな誠実さを携えた彼ら特有のミクスチャーロックが、ポルノグラフィティの躍動感あふれるステージングへとバトンタッチされると、続いてこの日2組目のスペシャルゲスト、加山雄三が登場。加山が船長で、バックを務める桑田佳祐 Special Bandが乗組員というコンセプトで、往年のヒット曲を次々と連発。御年69才という加山の意気軒昂としたステージングも素晴らしかったが、何より、世代を超えてお互いをリスペクトしあう彼らの姿には、文字通り音楽で結ばれた確かな絆がしっかりと息づいていた。
福山雅治、そして遂に登場、サザンオールスターズ!

加山雄三 with 桑田佳祐 Special Bandの写真 そして、福山雅治がさすがの存在感で手堅いステージを終えると、再びBEGINが登場。「涙そうそう」1曲で、それまでのほてった体と心をしばしクールダウンさせると、次はいよいよサザンオールスターズのステージだ。「勝手にシンドバッド」「みんなのうた」「シュラバ★ラ★バンバ」「真夏の果実」、福山雅治の写真そして「DIRTY OLD MAN〜さらば夏よ〜」といったヒット曲満載の彼らのライブに、6万人の大観衆が体を揺らし、大声援で応えていく様は、とにかく圧巻。ラストの「希望の轍」では、出演した各ボーカリストたちも加わり、大盛り上がりのまま、6時間強のライブは華々しくその幕を閉じていった。

2日目のスペシャルゲストはGLAYにミスチル!

GLAYの写真 翌27日も、スペシャルゲスト以外は前日と同じ出演順だったが、最終日となる2日目ということもあってか、誰もが初日以上に燃焼度の高いライブを見せていたのが印象的。中でも福山は、実は26日はのっけからPAトラブルに見舞われ、ちょっと気の毒な部分もあったのだが、この日はそれを払拭して余りある、逞しさあふれるライブを見せてくれた。さらに27日は、スペシャルゲスト枠に、夏フェス参加は12年ぶりというGLAYと、Mr.Childrenの写真Mr.Childrenが出演。いかにも大舞台慣れしたGLAYと、柔らかな躍動感を湛えながらポップかつドラマチックな世界観を作り上げたMr.Children。両者の堂々たるステージングは、タイプこそ違えど、現在のJポップ・ロックシーンにおける比類無き存在であることを、改めて実感させてくれるものだった。また、この日の幕間では、桑田とGLAYのTERUが井上陽水の「少年時代」を歌ったり、桑田とMr.Childrenの桜井和寿が「奇跡の地球(ほし)」をデュエットしたりといった、サプライズな見せ場も用意されていた(ちなみに両日とも、ステージ転換の幕間では桑田が色々なアーティストたちとアコースティックセッションでカバー曲を歌うというシーンがあり、これもまた会場を沸かす大きな見どころとなっていた)。

大トリはもちろん・・・!

 そして、27日の大トリを飾ったのは、もちろんサザンオールスターズ。実をいうと前日のライブでは、熱さの中にもどこか“行く夏”を味わっているかのような緩やかな肌合いが感じられ、それがいつにない魅力ともなっていたのが、2日目は一転、他の出演者の燃焼度もすべて凌駕してしまうかのような、凝縮感ある力強いステージングを展開。全てを出しきった充実感が、むしろ爽快感としてこちらに伝わってくる、最高のライブでフェスを締めくくってくれた。

 2日で12万人もの観客を魅了した、この夏最大級の野外フェス『THE 夢人島 Fes.2006』。いくつもの感動と興奮と、そして思い出を提供してくれたそのひと時は、まさに夏の終わりに届けられた夢の饗宴だった。
サザンオールスターズの写真
©アミューズ
(文:村野弘正)
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