ORICON STYLE

2006年06月21日
L'Arc〜en〜Ciel SPECIAL
2005年9月、ソウル・上海・東京と、アジアを駆け巡った『ASIALIVE 2005』。3都市で演奏されたベストな選曲にドキュメンタリー映像、貴重なインタビューを収録した豪華2枚組DVDが遂にリリースされる!
いかにラルクが熱望されていたかが分かる

 まさに待望のDVDの登場だ。アジアにおけるラルク アン シエルの人気は絶大なものがあり、かなり以前からツアーを熱望するファンの声は絶えなかったと言われている。それだけにメンバーも関係者も100%本気モード。周到に準備を重ね、環境や機材の違いなど様々な問題をクリアして、ようやく初のアジアツアーが実現した。これは単なる顔見世興行などではない、やるからには日本と同じクオリティのライブを、という徹頭徹尾プロフェッショナルな思いが、このツアーを支えていたわけである。
 さて、本作はそのアジアツアーの最終地となった東京ドームのライブを収録したDisc1と、ソウル・上海でのライブに現地でのメンバーの様子を捉えた密着ドキュメンタリー映像、さらに撮り下ろしのインタビューを加えたDisc2の2枚で構成されている。
 完成度の高い東京のライブも勿論見応えがあるが、最も興味をそそられるのは、やはりソウル・上海のファンの熱狂的な反応だ。
 “恐怖を感じた(笑)”と後にメンバーが述懐するほどの、空港での熱烈な歓迎ぶり。ライブ開始時に会場に響き渡る地鳴りのような歓声。それらを見るにつけ、いかに彼の地でラルクが熱望されていたかが分かる。

ラルクが人々の心に見えない美しい橋を架けてくれた

 またラルクのメンバーも様々なカルチャーショックにさらされながらも、ライブでは全員がMCをすべて現地の言葉でこなし、初対面の観衆と見事に心を通じ合わせていくのである。日本語の歌詞を当たり前のように大合唱するオーディエンスの姿もまた感動的だ。あのオーディエンスの笑顔を見ていると、ラルク アン シエルが国の壁を乗り越えるひとつのきっかけを与えてくれたという気がするのだ。もちろん音楽がすべてを解決するなどと楽観的なことを言うつもりはさらさらない。確かなのは、ラルクが彼の地の人々の心に見えない美しい橋を架けてくれたということ。アジアライブの最後がバンド名を意味する「虹」で締めくくられているのも、何か象徴的な気がしてならないのである。既に2004年にはアメリカでのライブも成功させているラルク アン シエル。次なる展望を尋ねられたtetsuが“今度はヨーロッパかな”と発言していたのが印象的だった。そう、この言葉が実現するのも、実はそう遠い未来のことではないのかもしれない。(文:かこいゆみこ)

RELEASE

ASIALIVE 2005
L'Arc〜en〜Ciel
2006/06/21[DVD]
\6,090(税込)
キューンレコード
KSBL-5830/1
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【楽曲情報】
■TOKYO DOME(Disc1)
01. Killing Me
02. Caress of Venus
03. Driver's High
04. winter fall
05. New World
06. 叙情詩
07. L'Arc〜en〜Ciel PARADE
08. STAY AWAY
09. AS ONE
10. READY STEADY GO
11. P'UNK〜EN〜CIEL
12. Round and Round 2005

 
■密着ASIALIVE 2005(Disc2)
01. Killing Me(in Seoul)
02. HEAVEN'S DRIVE(in Seoul)
03. 自由への招待(in Shanghai)
04. get out from the shell
  (in Shanghai)
05. HONEY(in Shanghai)
06. LOST HEAVEN(in Shanghai)
07. Link(in Tokyo)
08. 虹(in Tokyo)

PROFILE

hyde(Vo)、ken(G)、tetsu(B)、yukihiro(Dr)の4人。
1991年、tetsuを中心に大阪で結成。
1993年4月27日、1stアルバム『DUNE』をリリース。インディーズシーンを席巻する。
1994年7月14日、アルバム『Tierra』でメジャーデビュー。初登場7位を獲得。
1996年12月12日、アルバム『True』で初の首位を獲得。ミリオンヒットとなる。
それ以降もヒット作を連発。史上初のシングル3枚同時リリースや2度のシングル1、2位独占など常にミュージックシーンを賑わしている。各メンバーのソロ活動も活発で、アジア各国でも活躍。
2005年9月、韓国・中国・日本を回るツアー『ASIALIVE 2005』を行う。
2006年6月21日、DVD『ASIALIVE 2005』をリリース。オフィシャルサイト

【過去の特集】
■HYDE アルバム『FAITH』インタビュー
 『人々に自分っていう傷を付けておきたい』(2006/04/26)
■HYDE シングル「SEASON'S CALL」インタビュー
 『たぶんね、めちゃめちゃかっこいいですよ!』(2006/02/22)