ORICON STYLE

2005年09月21日
Mr.Children ニューアルバム『I■U』ついに完成!
Mr.Children『I■U』MOVIE 3曲PV配信
   
  PLAY MOVIE 1.PV 「Worlds end」   配信終了   2.PV 「and I love you」   配信終了   3.PV 「Sign」   配信終了  
動画はWindowsMedia Playerで御覧になれます。

前作『シフクノオト』から1年5ヶ月。12thアルバム『I■U』が完成。あえて今、Mr.Childrenが“愛”について歌うとどうなるのか。その答えがこの1枚に凝縮されている。

 Mr.Childrenの12枚目のアルバムは『I ♥ U』(読み方は「アイ・ラブ・ユー」)。なのに、ジャケットにはつぶれたトマトがハートをかたどっていて痛々しい。まるで心が何かに押しつぶされて、叫び声を上げているようにも見える。確かに、日常生活において、愛は喜びや優しさを与えてくれると同時に、ある時は人を苦しめることもある。愛するがゆえに傷つけてしまったり、嫉妬や、憎しみを生むことすらある。愛から導き出される感情はあまりに無数で複雑で、“愛”自体も、どういうものなのか、きっと誰もが形や言葉にしづらいのではないだろうか。今作には、そんな“愛”から派生した、うまくカタチに表せないような想いが13篇、詰まっている。

まだまだ新しい要素を持った楽曲が生み出されるに違いない!

 オープニングは「Worlds end」で、勢い良くアルバムのスタートを飾る。アウトロがカットアウトしたと思ったら、ベースの怪しげなフレーズで「Monster」がはじまる。<全裸でいるのは宗教上の理由だ>と、いきなりディープな展開に、アルバムの世界にグッと引き込まれる。そして、シングル「四次元 Four Dimensions」にも収録されている、おなじみのナンバー「未来」がさらに“ようこそ”と知った顔で迎え入れる。自分にも当てはまりそうな恋心を歌う「僕らの音」、アルバムの核心とも言える「and I love you」、靴のひもを結ぶ時間も惜しいくらい、キミに早く会いたいと歌う「靴ひも」へのくだりは、どんどん愛が深まっていくようで、胸がキュンとなる展開だ。「CANDY」では、恋をあきらめていた人が、もう一度恋に出会って、戸惑いながらも相手を愛するという気持ちを受け止める。「ランニングハイ」「Sign」とシングル曲のあとに繰り出されるのは、手拍子に乗せて桜井がシャウトする実験的なナンバー「Door」。アルバムの中だからこその遊び心なのだろうが、この曲は、他の曲とサウンドの毛色があまりに違うので、アルバムの中でもフックになっている。こういうことを臆面もなくサラッとやってのけるMr.Children。今後もまだまだ新しい要素を持った楽曲が生み出されるに違いないという確信を得た。

本能ですべてを成し遂げているような衝動

 ここからはライヴの後半戦のように、四つ打ちのスピード感いっぱいの「跳べ」へつながる。そして高揚感をクールダウンするかのように、美しいピアノの調べと歌が同時にはじまる「隔たり」。<たった0.05ミリ 合成ゴムの隔たりを その日 君は嫌がった>と、冒頭から衝撃的な歌詞。しかし、なんと切ないラブソングになっているのだろう。<恐いのは病気じゃない 君が胸に秘めた想い>この部分の解釈の仕方で、この歌に出てくる男女の関係性が変わるのも深い。アルバムの最後を締めくくるのは「潜水」。人生を浮遊しているような主人公が、ビールを飲み、プールに行き、生きていることを実感する。適度に力の抜けた桜井のボーカルも味があって良い。13曲の最後に、聴いているほうもフッと力が抜ける。  “何気ない日常にこそ大切なものが潜んでいる”という想いから生まれた前作『シフクノオト』に比べると、今作には荒々しさみたいなものや、どこか本能ですべてを成し遂げているような衝動を感じる。サウンドの勢いはもちろんだが、歌詞にしても熱くてストレート。頭で一度考えるより先に、心に直接響いてくる作品だ。
 (文:大橋美貴子)
RELEASE
I ♥ U
Mr.Children
2005/09/21[アルバム]
\3,059(税込)
トイズファクトリー
TFCC-86200
CDを購入する
 
【楽曲情報】
01. Worlds end
02. Monster
03. 未来
04. 僕らの音
05. and I love you
06. 靴ひも
07. CANDY

08. ランニングハイ
09. Sign
10. Door
11. 跳べ
12. 隔たり
13. 潜水
LIVE INFORMATION
【Mr.Children DOME TOUR 2005“I U”】 全公演チケット一般発売:10月15日(土) チケット料金:\7,875(税込)
11月12日(土)、13日(日) 大阪ドーム   OPEN16:00/START18:00  お問い合わせ:キョードーチケットセンター 06-6233-8888
11月26日(土)、27日(日) 東京ドーム   OPEN16:00/START18:00  お問い合わせ:ディスクガレージ 0180-99-3511
12月11日(日)        札幌ドーム   OPEN15:00/START17:00  お問い合わせ:WESS 011-614-9999
12月17日(土)、18日(日) ナゴヤドーム  OPEN16:00/START18:00  お問い合わせ:サンデーフォークプロモーション 052-320-9100
12月23日(金)、24日(土) 福岡 Yahoo! JAPAN ドーム OPEN16:00/START18:00   お問い合わせ: キョードーインフォメーション
092-715-8911
 
PROFILE
1989年、桜井和寿(Vo&G)、田原健一(G)、中川敬輔(B)、鈴木英哉(Dr)の4人により結成。
1992年5月、小林武史プロデュースによるミニアルバム『Everything』でデビュー。徐々に注目を集めるようになり、1993年11月、シングル「CROSS ROAD」で大ブレイク。ミリオンセラーを達成した。
続いて1994年6月にリリースしたシングル「innocent world」で第36回日本レコード大賞を受賞。同年9月、アルバム『Atomic Heart』で300万枚のセールスを記録。日本のトップアーティストとなる。
その後も桑田佳祐と組んだAAA(Act Against AIDS)キャンペーン・ソング「奇跡の地球」、「シーソーゲーム〜勇敢な恋の歌〜」、「名もなき詩」、「ニシエヒガシエ」、「終わりなき旅」など人々の心に残る数々のヒット曲を生む。
2005年6月29日、シングル「四次元 Four Dimensions」リリース。
2005年9月21日、アルバム『I ♥ U』リリース。
2005年11月〜12月、初のドームツアーを行い、約35万人を動員する予定。

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