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flumpool『4年ぶり武道館&新曲で5周年開始!彼らの過去・現在、未来とは?』

メジャーデビューから今年で5周年を迎えるflumpool。アニバーサリーイヤーは、4年ぶり2度目となる日本武道館2Daysに、両A面シングル「強く儚く/Belief 〜春を待つ君へ〜」のリリースと盛大に幕を開ける。10月2日には武道館公演の模様を『NOTTV』で異例の生配信をするなど、意欲的な活動を続ける彼らに“これまで”のこと、そして“これから”を聞いた。

5年目のいまもやっぱり歌いたいことは同じメッセージだなって(山村)

――デビュー5周年のアニバーサリーシングル「強く儚く/Belief 〜春を待つ君へ〜」が10月2日に発売されますね。1曲目の「強く儚く」は壮大なミディアムバラード。このタイミングで発表する曲というのもあり、すごくいろいろな想いが込められていると思うのですが。
山村隆太(Vo)5年っていうことはすごく意識していましたね。今年1月に『Special Live 2013 experience』(横浜アリーナ、大阪城ホール公演をそれぞれ2Days実施)っていうこれまでの集大成的なライブをやって、そこで感じたことを前作の「大切なものは君以外に見当たらなくて」(2013年7月3日発売)っていう曲にストレートにぶつけたんです。そんなシンプルで、これまでのすべてを詰め込んだような曲を出した後に伝えられることって何だろう? って今回すごく考えたんですけど、僕たちってやっぱりデビュー曲「花になれ」で歌った、花のように枯れるのを恐れずに咲き誇ろう、精一杯いまを生きようっていう、その気持ちだけでここまで来たと思うんです。実際は悔やむことや失敗したこともたくさんあったけど、5年目の今やっぱり歌いたいことは同じメッセージだなと思って。僕らがいまもう1度“強く儚く生きていきたい”っていう気持ちを歌えば何か響くものもあるんじゃないかなと思って、もうこれしかない! と詞を書きましたね。

――両A面の2曲目「Belief 〜春を待つ君へ〜」は、台湾のバンド・Maydayとのコラボレーション。国を超えたコラボということで、感じたことも多かったんじゃないですか?
山村ボーカルとしてもバンドとしても得るものはすごく多かったですね。僕らってどちらかと言うと、欧米の音楽に影響を受けて音楽をやりはじめたところがあるんですけど、Maydayさんの歌詞の繊細さや心に残るメロディーに触れて、アジアにもこんなに素晴らしい音楽があるんだって。

――そして、デビュー記念日の10月1日と翌2日には、4年ぶり2度目となる日本武道館2Daysが開催されます! 5周年イヤーの幕開けになりますが、どんなライブになるんでしょう?
阪井一生(G)いろいろ振り返ってみて改めてこれからがスタートだなと。いままで通りのライブじゃダメだと思うし、5年間を受け止めたうえでまた新しいflumpoolを出せたらいいなと思いますね。
山村もっと自分たちを磨いて、この武道館という場所でより良い景色を見てもらえるように努力することが大事だと思っているので、これまでの5年間でいろいろ経験させてもらったこともありますけど、そういうのはいったん白紙にして、この4人でいま何が示せるかっていうのをもう1回、ゼロから再構築しなきゃいけないなと思ってます。
小倉誠司(Dr)ぶっちゃけ、一番初めの武道館がちょっと……(苦笑)。当時の自分たちができることはやったんですけど、すごく緊張していて。ステージ上でのことを何も覚えてないような感じのライブをしてしまったので、今回は武道館という場所にしっかり地に足を付けて、そこから見える景色もちゃんと目に焼きつけるというか、ちゃんと記憶に残るようなライブにはしたいなと思ってます。
尼川元気(B)結構いままでのライブと違った感じになりそうなので、僕としてもすごく楽しみです。誠司が言ったみたいに初武道館はすごく緊張していたので、もうちょっと思い出を作りたいな、爪跡を残したいなと思います。以上。
山村いや、以上いらないって! 締めるなよ(笑)

――(笑)。やっぱり、初武道館はかなり緊張されたんですね。
阪井そうですねぇ〜、人生であんな緊張することはないんじゃないかって思うくらいで、気絶するかと思いました。緊張を通り越して手が痺れるんです。
尼川たぶん力が入りすぎてて(弦が)押さえられないみたいな。あと10何曲どうしよう? みたいな状況ではあったよね。
山村そうだな。僕らって割と華々しいデビューに見えてたと思うんです。でも、デビュー1年足らずで武道館公演ができるほどの実力というか、現実が追いついてない感じっていうのがすごくあったんです。だから緊張もしていたし。もう1回リベンジしたいっていう気持ちはありますね。

――今回は『NOTTV』でも10月2日のライブが生中継されますね。スマートフォンでライブがまるごと中継されるっていうのはあまり前例がないそうですよ。
阪井いまはライブも気軽に見られちゃう時代なんですね。コイツのMC全然おもろないみたいに思われたら……めっちゃ緊張する(笑)
山村僕はそういうように、音楽の楽しみ方が多様化してきていることが素晴らしいなと思っていて。もちろん(生で)ライブを見てほしいっていうのはありますけど、でもこの放送をきっかけに「ライブ行ってみたい!」って思ってくれる方もいるかもしれないし、平日なので来られない方もたくさんいると思うので。そういう音楽の楽しみ方っていうのを、これから僕らがどんどん切り開いていかなきゃいけないなと思ってます。

『Because... I am』ツアーでバンド自身が強くなった(小倉)

  • (左から)尼川元気、小倉誠司、山村隆太、阪井一生

    (左から)尼川元気、小倉誠司、山村隆太、阪井一生

――さて、ここまで新曲と武道館公演について聞いてきましたが、これまでの活動についても振り返ってみたいなと思うんですが。5年間のなかでフラッシュバックするような場面って、パっと思い浮かびますか?
山村武道館……で「フレイム」(2009年10月14日発売のダウンロードシングル)をみんなで一緒に歌っている時に客電をバーンとつけたんですよ。
阪井うぁ、めっちゃわかる。
山村そこではじめて俺たち1万人以上の人たちの前で歌ってるっていうことを実感して。それまでは、現実味がなかったというか。あの一瞬はやっぱ……すごく焼きついてますね。

――なるほど。小倉さんはバンドとしてのターニングポイントってどの辺りだったと思いますか?
小倉うーん、『Because... I am』ツアー(2012年3月31日〜全国42ヶ所、52公演を行った自身最大・最長のツアー)はそうだったのかな? って思いますね。あぁいう楽曲を出すっていうのもリスナーからしたら意外だったと思いますし、バンドのなかでは史上最長のツアーってこともあって、そういった意味ではバンド自身が強くなったと思いますし、うん。
尼川僕はデビュー当時のKスタ(東京・原宿のKDDI デザイニングスタジオ)ライブですかね? ライブ中のことはあんまり覚えてないですけど、終わった後の車が出られない感じ?
【一同】 (笑)
阪井急にだったもんな、あんな状況になることが。
尼川で、事務所に戻って、その後はみんなで電車で帰ったんですけど、ソワソワするというか(笑)。すいません、ちょっと主旨が違いましたね。

――いえ、いろんなことを実感した瞬間だったってことですよね。では、5年間で自分が成長したなぁと思うことはあります?
山村う〜ん、音楽的では少ないんですけど、人に対する接し方とかですかね。歌を人に届けるっていうのは、こういう場もそうですけど、メンバーや友だちとか日々会話をするなかでどういう風に伝えるかっていうことが、そういう姿勢って重要だと思うんですよ。なんかそういう根本的な部分が成長したなっていうのはありますね。
阪井僕は5年越しに痩せられたことですかね(笑)。自分で自分を褒めたいと思います(笑)
小倉僕は……発泡酒から『エビスビール』が飲めるようになりました(笑)
山村お金やん、それ(笑)。まぁ大人になったな、確かに。
小倉あとは、昔って音楽だけやってればいいというか、知ってればいいだけだったんですけど、デビューしていろんなお仕事をさせていただいたり、昔は本なんか全然読まなかったのに読むようになったりとか。ニュースとかも昔以上に見るようになりましたし、そういったことを通していろんなことに対しての興味っていうのは広がりましたね。

――尼川さんはいかがですか?
尼川うーん、成長したと思うことかぁ……。あ、インタビューで答えられるようになりました。
【山村&阪井】 いや、そんな答えられてないんじゃない?(笑)
尼川もう全然! そこはめっちゃ成長しました。あとはまぁ、年数に合った程度です。

――(笑)。いまなお成長されているということですよね。
尼川そうですね! ここからな感じはひしひし感じます(笑)

4年ぶりの武道館ライブをNOTTVで楽しもう!


 flumpoolがデビュー記念日の10月1日と翌2日に、日本武道館2Daysのスペシャルライブを開催! NOTTVでは、10月2日の模様をスカパー! と同時放送、なんと生中継でオンエア! 彼らにとって2009年以来4年ぶり2度目となる武道館公演は必見。会場まで足を運べない人もスマートフォンで盛り上がろう!

【オンエア詳細】
放送日:2013年10月2日(水)
放送時間:18時20分〜(予定) ※後日再放送あり

NOTTV〜日本初!スマートフォン向け放送局〜

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