ORICON STYLE

2009年10月28日
JAY'EDのカラー、新しい自分を表現できた

――いよいよ1stアルバムをリリース。今の心境は?
【JAY'ED】 「やっと」っていう感じですね。本当に長い時間がかかったんですけど、その分、すごく慎重になっていたと思います。最初なので自分がどう見られたいかってことを意識しました。JAY'ED色のものがしっかり作れたし、新しい自分も表現できたかなと思っています。


――「Everybody」がCMソングになって、幅広い層にJAY'EDの音楽が届くようになったこのタイミングでのアルバム。すごくいい流れだと思うんですが、この反響を予想していました?
【JAY'ED】 いや、していなかったですね。1年半くらい前まではどうなるのかよく分からないって感じだったんですけれど、1つひとつシングルを出していったりするうちに少しずつ反響をいただいて。ファンの皆さんと触れ合うことで自分のパワーになっていったんだと思います。JUJUさんとご一緒した(「明日がくるなら」)ことがきっかけで、自分がどういった姿勢でいなければいけないのかを感じ取ったり。今でも勉強中ですけれど。


――「Everybody」は、時代のサウンドを取り入れながら、音に引っ張られていないというか、アメリカのメインストリームのR&Bなのに邦楽としての完成度が少しも犠牲になっていません。曲作りにあたって苦労した点はありますか?
【JAY'ED】 それが、今までの楽曲制作のなかで一番スムーズに行きました。やったことのないスタイルだったので、すごく苦労するかなと思ったら、意外にも楽というか(笑)。実は、トラックを聴いていないまま、ノリで1回録ってみようって話になって。で、たぶんこういう風にメロディーが動くかな、と思いながらやってみたらそれがうまくいって、メロディー・メイキングだけで考えたら10分ぐらいでできた曲なんです。もしかしたらこの方法がいいのかなと思って、ほかでやったら全然アカンかったんですけど(笑)。


人に伝わる音楽のパワーを実感

――『MUSICATION』というアルバムタイトルの意味は?
【JAY'ED】 ミュージックでコミュニケーションするっていうこと。「音楽」と「繋がり」をアルバムタイトルにしたいと思っていたんですよ。メジャーデビューをしてからいろんな経験をさせてもらった中で、自分の曲を結婚式に使ってもらっていたりとか、人の力になっているってことを知って、音楽のパワーってすごいんだなってことを実感しました。シンガーを始めたばかりのころは自信が無かったんですけれど、応援してくれる人がどんどん増えていって、自分にも自信が持てるものができた、音楽の力によって自分は幸せでいられると思って。夢を探している人に、自分の経験や思いを知ってもらって、何かの力になれたらいいなって思うんです。


――アルバムにはこれまでのシングルがズラッと並んでいて壮観ですね。振り返ってみて、「Superwoman」のころと今とで、ご自身の中の変わった部分はありますか?
【JAY'ED】 音楽に向かう姿勢が変わったかな。自分の音楽を聴いてくれるファンのためっていうのがすごくありますし、ひとりでも多くの人に聴いてもらって感じ取ってもらいたいと思いますね。たぶん「Superwoman」のころは、自分がこういった音楽を作りたいっていうことが大きかったと思うんです。もちろんいまでもそれはありますけど、それだけじゃなくて、少しでも日本のシーンへの貢献というか、これから自分と同じようなジャンルをやっていこうという人たちに、こういうことができるって、勇気を与えられたらと思いますね。


実は……、昔はシャウト系でした

――EMI MARIAとのコラボ曲「Luv Is...」はもう、本当にとろけちゃいそうな極上のデュエットに仕上がっていますね。
【JAY'ED】 ふたりとも、もともと関西のクラブシーンで活動していて、そのときに一緒にカバー曲を歌ったりしていたこともあったんですけれど、ある雑誌の対談をきっかけに曲を一緒にやれたらいいねって話になって。この曲は、何も考えずに本当に自分のために書きたいと思った曲です。ぼくがアイディアを出して、彼女がベースになるトラックを作って、それをトラックメイカーのUTAにブラッシュ・アップしてもらって、メロディーを付けて行きました。今後のアルバムでもこういう曲を作れたらいいなと思っています。


――リスナーはもちろんこと、多くのアーティストたちからも絶賛されているその美しい声を出す秘訣は?
【JAY'ED】 いや〜、正直とくにないんですよね。逆にいろんな声を出せるようになりたいと思うんです。それはこれからの課題ですね。実は、最初はシャウト系で歌っていたんですよ。R&Bに入ったのが、K-Ci&JoJoだったりしたんで。ずっと家で叫んでましたね(笑)。


――2009年も残すところ少なくなりましたが、今後の予定は?
【JAY'ED】 アルバムのあとすぐにツアーが始まるんですけれど、それを終えてから母国・ニュージーランドへ少しの間、帰ろうかなと思います。ずっと大阪なんで、ホームタウンは大阪って気持ちがあるんですけれど、向こうに帰ってみると自分のことを思ってくれる仲間や家族がいる、もうひとつのホームタウンがあるんだってことに気付かされるんです。日本に戻ってくると、行く前とはまた違った気持ちになれる特別な場所です。

(文: 荘 治虫)
Release
『MUSICATION』

『MUSICATION』
JAY'ED
発売日:2009/10/28[アルバム]
トイズファクトリー
価格:¥3,000(税込)
品番:TFCC-86311
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「Everybody」

「Everybody」
JAY'ED
発売日:2009/10/14[シングル]
トイズファクトリー
価格:¥1,000(税込)
品番:TFCC-89287
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Profile

日本人の父と、ポリネシア系ニュージーランド人の母の間に生まれた、日英バイリンガル。音楽に関しては、洋邦、ジャンル、年代の分け隔てなく楽しむ素直さとキャパシティを持ちあわせる。自分にもっともしっくりくる、歌いたくなるというR&Bを基本軸に、スウィートかつエモーショナルなボーカルを持ち味にする。
2008年5月21日、シングル「Superwoman」をリリースし、メジャーデビュー。
2008年8月27日、シングル「ずっと一緒」をリリース。
2009年2月4日、シングル「最後の優しさ/SUNLIGHT」をリリース。
2009年4月29日、JUJU with JAY'EDとしてシングル「明日がくるなら」をリリース。2位を獲得。
2009年7月22日、シングル「CRY FOR YOU / Can't Let Go」をリリース。
2009年10月14日、シングル「Everybody」をリリース。
2009年10月28日、アルバム『MUSICATION』をリリース。

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