ORICON STYLE

2009年07月15日
 バラードナンバー「ふたり」に続くニューシングルは“切なくてポップ”という“いきものがかり”の個性がストレートに反映されたアップチューン。切実なエモーションを響かせる吉岡聖恵のボーカルも絶品です!

今の“いきものがかり”らしいアップチューン

──ツアーが終わったあと、オフの時間ってあったんですか?
【吉岡聖恵】 ありました。「ふたり」をリリースしたあと、1週間くらい。


──何やってたんですか?
【山下穂尊】 フラッと新幹線に乗って、仙台に行ってきました。
【吉岡】 そうなんだ(笑)。私は実家に帰ってましたね。ラズベリーを摘んだり、のんびりして。
【水野良樹】基本的には休んでたんですけど(笑)、珍しく地元の友達と飲みにいったりしましたね。


──それぞれのキャラが出ていますね。そしてニューシングル「ホタルノヒカリ」ですが、切なさと疾走感とポップな手触りがバランスよく詰まった、“いきものがかりらしい”楽曲だと思いました。
【水野】 お、そうですか。この曲って「HANABI」とか「ブルーバード」と同じようなカテゴリーに入ると思っているんですけど、そのカテゴリーはデビューした後にできたんですよね、実は。かなりハイテンポなギターサウンドは、デビュー前にはなかったので。


──路上ライブ時代はバラードが中心だったんですよね。
【水野】 そうですね。でも、デビューから3年経って、「ホタルノヒカリ」みたいなタイプの曲も“自分たちらしさ”のひとつとして認識されてきているんだなって思いました。
【山下】 積み重ねですよね、それも。このあいだの「ふたり」みたいなバラードも僕ららしいと思うし、今回の曲もそうだし。
【吉岡】 イベントのときの4、5曲くらいのセットリストに「ふたり」と「ホタルノヒカリ」があったら、すごい落差ですよね(笑)。テンポが速い曲って、デビューしたころはなかなか上手く歌えなかったんですよ。でも、「ブルーバード」あたりからはしっかりリズムに乗れるようになってきたというか。こういう曲も、自分の体の中に入ってきているんだなって思います。

路上時代の曲を今の僕らでできてよかった

──なるほど。カップリングの「おもいでのすきま」は、「ホタルノヒカリ」とはまったく違うテイストで。アコギとハーモニカの音色が印象的でした。
【山下】 これはすごく古い曲なんですよ。ちょうど6年前くらいの曲なんですけど、珍しく個人的なことを書いてるんですよね。男の子の目線から描いた失恋ソングを聖恵が歌うっていう。デビューしてからはほとんどやってないパターンなんですけど、そういうのもアリなんじゃないかなって。
【水野】 この曲をレコーディングできるっていうのは、感慨深いものがありましたね。歌詞もまったく直してないし、アレンジの雰囲気も当時のまま。それを今の僕らでやれたっていうことに意味があると思うんです。思いを込めて作った曲を(CDという)カタチにできる楽しさを再認識したというか。
【吉岡】 すごく久しぶりに歌ったんですけど、ぜんぜん飽きてなかったんですよね。そのときの自分とは違うんだけど――歌い方や声の出し方もだいぶ違うし――当時描いていた世界観を、もう一度作り直せるような感覚があって。この曲も、“やっと歌ってくれるんだね”っていっている気がします(笑)。そういう意味でも、続けてきてよかったなって思います。

(文:森朋之)

RELEASE

ホタルノヒカリ
いきものがかり
発売日:2009/07/15[シングル] 価格:\1,020(税込)
エピックレコードジャパン 品番:ESCL-3253

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PROFILE

吉岡聖恵(Vo)、水野良樹(G&Vo)、山下穂尊(G&Har)によるスリーピースバンド。
1999年2月、高校の同級生だった水野と山下によって結成。
水野・山下が小学1年生の時、一緒に“生き物係”をしていたことからバンド名が決まる。
同年12月、同級生の妹である吉岡が加入。地元である海老名・厚木を中心にライブ活動を行う。
2006年3月15日、シングル「SAKURA」でメジャーデビュー。『DENPO115』CMソングに起用され大きな反響を呼ぶ。
2007年3月7日、アルバム『桜咲く街物語』をリリース。
2008年2月13日、アルバム『ライフアルバム』をリリー
2008年12月24日、アルバム『My song Your song』をリリース。
2009年5月27日、シングル「ふたり」をリリース。
2009年7月15日、シングル「ホタルノヒカリ」をリリース。

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