YUIの約4ヶ月ぶりとなるシングル「LOVE&TRUTH」。タイトルチューンの「LOVE&TRUTH」は映画『クローズド・ノート』(沢尻エリカ、竹内結子出演)の主題歌だ。
――「LOVE&TRUTH」は曲や詞を書く前に原作と映画の台本を読んだそうですね。
【YUI】 ふだんから小説を読むのが好きなので、いつもと変わらない感じで読み始めたんです。自分がその後に映画の主題歌を書くということを意識しないで・・・。
――それは『クローズド・ノート』の世界を素直に受けとめたかったから?
【YUI】 はい。自分がその小説からどんなことを感じて、どんな感想を持つのか知りたかったし、楽しみだったからです。
――読み終えたときはどんな感想を?
【YUI】 半ばくらいまではゆったりとした時間が流れていて、淡い色を持った優しい物語だったのに、結末に向かっていくに従って切ない場面が多くて。読み終えたときは切なくてやるせない想いが頭に広がりました。
――その想いから、YUIはどんな主題歌を作ろうと?
【YUI】 切なさだけで終わらせたくないなというか・・・。もちろん原作や映画のなかにあるテーマと向かい合いながら、自分なりに監督が求めているのはこういう世界なんじゃないかと想像しながら、自分が感じたことを素直に曲にするということを一番大切にして作りました。
――そのYUIさんが素直に感じたことというのは何でしょう?
【YUI】 映画のなかで竹内結子さんが演じている伊吹先生が生徒達をいつも励まし続けていた想いや、(沢尻エリカ演じる)香恵さんの気持ちを私は力強く訴えかけるようなメロディーに重ね合わせたかったんです。
――ストリングスをアレンジに加えるアイディアは最初から思い浮かんでいたんですか?
【YUI】 いえ、最初はやはりメロディーとコード進行をまず土台にして作っていました。それから映画の主題歌に合うというか、映画に寄り添ってこその主題歌だと思ったので、ストリングスを入れたことで『クローズド・ノート』の主題歌として完成しました。
――強い歌だけど、その中に切なさも優しさも思いやりもある歌になりましたね。
【YUI】 「LOVE&TRUTH」というタイトルも、最強の言葉がふたつも並んでいますけど、この言葉たちには切なさも優しさも思いやりもあって・・・。人それぞれがこの言葉から思い浮かべるものはいろいろあるけれど、私はシンプルに純粋にラブ・ストーリーを歌いたかったので、“愛と真実”というところにたどり着いたんです。過去も全部受け入れるという強い気持ち、その勢いを歌に込めました。
――2曲目の「Jam」は、YUIの日常が見えてくるような詞ですね。ドラム、ギター、皮ジャン、パンクロック、ライブハウスなんていうロックな単語がいっぱい出てくる。
【YUI】 リアルで等身大な詞だと思います。やんちゃな部分が出ちゃったかな、と(笑)。インディーズバンドに負けないくらい曲を作ったりライブをしたりするのを私は楽しんでいる。私は音楽を純粋に楽しんでいるっていうことを書きたかったんです。
――3曲目には前シングル「My
Generation」のアコースティック・バージョンが収録されました。
【YUI】 3曲目をアコースティック・バージョンにして入れるというのはデビュー当初のシングルからやっていて。デビューする前はアコギ1本で路上ライブをやっていたので、あの頃の雰囲気を「My
Generation」の原曲とは違うシンプルなアコギの響きで届けてみました。
(文:松浦靖恵)