ORICON STYLE

2005年09月07日
COMMENT & PV TOUR PROFILE PRESENT INFORMATION
直訳するならば、“感情の川”というタイトルを冠するDragon Ashの新譜が、9月7日にリリースされる。『Río de Emócion』。本作ならではなトピックに焦点をあて、メンバー7人をフルスイングインタビュー!


――2年ぶりのアルバム『Río de Emócion』。コンセプトから教えてください。
【Kj】 まず、7人の立ち位置をしっかりと示すということ。たとえば、ダンサーがいたり、Djがいたりというね。その上で、シーケンスを多様するというマテリアルもしっかりと打ち出せて、かつ、エモーショナルなところに焦点を当てる。ざっくり言うと、そういうのがコンセプトなんですよ。

――7人の立ち位置でいえば、メンバーであるダンサーのステップ音が曲に刻まれていますよね?
【ATSUSHI】 「The Narrow Way」です。その前のシングル「soldier」でも曲作りに参加できたんですが、ものすごく勉強になりましたね。自分のダンサーとしての立ち位置を改めて振り返ったりもできたし。
――同じくダンサーのDRI-Vさん。この曲が生まれたキッカケというのは?
【DRI-V】 えっとですね、音を聴いてリズムに合わせてステップしてくれということで、だから、リズムを聴いてステップを踏んだ。
【一同】 ははははは!
【Kj】 それはキッカケじゃなくて音作りの説明だから(笑)。あのですね、俺がクラブイベントでATSUSHIとスケターの友達とかと組んでステップ音を中心としたシーケンスを作ったのがキッカケです。それがカッコ良かったんで、じゃあDragon Ashでもやろうかと。



――なるほど。さらに特徴的なのが、あすなろコーラス隊(BOTS、桜井、HIROKI、DRI-V)のコーラス。
【桜井】 降谷先生が曲を持ってきてですね「ここ、コーラスだから」と。そうすると、みんなでアンダーラインを引いていくわけです。みんなでっていうか、率先して練習にいそしむのがBOTSさん。
【Kj】 ひとりで別の部屋にこもっちゃうもんね(笑)。
【桜井】 そう。で、俺はけっこうノホホンとして様子を見に行き「BOTS君、そんなに練習してどうしたの?」「サク、これ見てみ」と。BOTS君が引いたアンダーラインを見てみると、ほっとんどの曲に引いてあるんですよ!
【一同】 ははははは!
【桜井】 BOTS君はサラッと「俺はもう覚えたから」と。それで俺もヤバイなぁと思って練習して。そのうちコーラスの招集がかかると、HIROKIさんとDRI-Vは慌てふためいて「え? どこ歌うの? こんなにーー!」と(笑)。
【Kj】 俺としてはみんなで歌っているほうが楽しいんで、無理矢理に歌ってもらったんですけど。もちろん、ライヴ感を出したかったり、今回はそういうフックが多かったというのもあったから。うん。個人的にですけど、俺は、曲を作っていく作業ってメンバーと対話しているつもりなんですよ。単純な会話だけではなくて、音楽を通しての対話。

――感じましたか、BOTSさん?
【BOTS】 ビシビシと感じましたねぇ。建志のダメ出しも含めて。
【一同】 ははははは!
【BOTS】 俺の場合、曲をもらって自分のパートを入れていく時って、自分が閃いたことは全部入れちゃうんですよ。「ねぇねぇ建志。これでどうなのぉ?」って自分のパートを加えた曲として語りかける。

――馬場さん、「対話」ってどうでしょう?
【IKUZONE】 4人の時ぐらいまでは、建ちゃんの表現したいことがモヤモヤしてたと思うんですよ。それが4人になって2枚目を作った頃から図面が完成原稿として見えてくるようになった。とすると、俺はその図面に応えたいと思うんですよね。そこに何も足さないでいいと思ったら、シンプルに再現だけをして。もちろん、建ちゃんが白紙の時は、こっちでやるし。そういう「対話」ですね。

――HIROKIさんの場合は?
【HIROKI】 まだまだ俺は、苦しみながら「どうなんだろう?」って感じでやってます。だから、「これ、どうなんだろう?」って不安がありつつギターのパートを入れている時は、だいたいが「ないね」って言われるけど(笑)。
【一同】 ははははは!



――そんなメンバーの「音楽的対話」を通して生まれた本作は、コンセプト通りに感情が詰まりまくっています。たとえば「Los Lobos」を聴くとテンションが上がる。けれども、同時に切ない気持ちにもなる。
【Kj】 うんうん。今回は、コンセプト的に体温を感じられたり、時の流れを感じられたり、ガチャガチャとした人間的なものにしたかったので。それに、前作までとは少し逸脱したいという気持ちもあったし。

――少しですか? 完全にではなく?
【Kj】 そう。昔の作品をどう思うかと聞かれることがあるんですけど、俺がどう思おうと轍は轍なんで。糧になっているであろうと信じてないと続ける意味なんてないですから。で、自分たちとしては最新作が一番いいと。そう思っているからDragon Ashを続けられると思うんですよね。
(文:唐澤和也)
(写真:外山 繁)
Dragon Ash『Rio de Emocion』 Río de Emócion
Dragon Ash
2005/09/07[アルバム]
\3,045(税込)
ビクターエンタテインメント
VICL-61724
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【楽曲情報】
1.Intro
2.Los Lobos
3.Resound feat.HIDE,136
4.Palmas Rock feat.UZI-ONE
5.Scarlet Needle
6.夕凪UNION
7.The Narrow Way

8.Cloverleaf
9.Illogical
10.Round Up
11.Loca Burnin'
  feat.アイニ,Shinji Takeda
12.Crush the window
13.朝凪Revival
14.See you in a Flash