映画化してほしい連続ドラマの1位に輝いたのは、天海祐希主演の『BOSS』(フジテレビ系)。ドラマの舞台は、天海扮する“BOSS”こと大澤絵里子を中心に、いわくつきの刑事たちが集められた新部署・特別犯罪対策室。数々の難事件に取り組みながら、メンバーそれぞれの成長とチームの結束を描いていく刑事ドラマだ。「スケールが大きくなったらもっとおもしろそう」(東京都/20代/女性)ほか、「映画だともっと迫力ありそうだから」(神奈川県/30代/女性)、「ドラマではできないような事件が映画ならできそう」(埼玉県/10代/男性)など、映画化による、さらなるスケールアップに期待する声が高かった。 2位は、大沢たかお主演の『JIN-仁-』(TBS系)。大沢が8年ぶりに連続ドラマに出演したことでも話題を集めた本作は、幕末の江戸にタイムスリップした、現代の脳外科医が、医療を通して幕末の人々との絆を深めてゆく歴史SFドラマ。「時代劇のセットが素敵。また新たな主人公の活躍を観たい」(埼玉県/30代/女性)、「設定がおもしろいので、壮大な感じの江戸時代の映画になりそう」(茨城県/40代/女性)ほか、作品の持つ本格的な世界観に魅了された人が多かった。江戸の街並はもちろん、おいらんたちの華やかさや、武士たちのカッコ良さは、原作のマンガ以上に鮮やかに表現されており、大きなスクリーンで観れば、よりダイナミズムを増すこと必至だ。 3位は、木村拓哉主演の『MR.BRAIN』(TBS系)。事故により右脳が急激に発達し、驚異的な才能を手に入れた、脳科学者の九十九龍介が怪事件を解決していく本格ミステリー。亀梨和也(KAT-TUN)や香取慎吾(SMAP)をはじめ、毎回豪華ゲストが登場し、主演の木村を盛り上げる。「これぞキムタク。みたいな濃い内容のトリックで、キャストも豪華にして映画化してほしいです」(神奈川県/10代/女性)、「キムタクのドラマはけっこう映画化されているので、期待してます」(福岡県/20代/男性)と、ズバリ、木村の不動の人気が大きな理由になっている。
上位3作の特徴のひとつには、従来のテレビドラマの概念を超えた、映像のおもしろさが上げられる。『BOSS』は、天海主演のヒットドラマ『離婚弁護士』シリーズを手がけたスタッフが再集結した点でも、ドラマファンの注目を集めていた。シャープなカット割や画面分割など、観る楽しさが映画化への興味を抱かせたのかもしれない。海外ドラマを意識したという点では、『MR.BRAIN』にも、同様のカメラワークの新鮮さがあったといえる。 また3作とも、主演の3人がそれぞれ、スペシャルな能力を駆使し、目の前に立ちはだかる難問を解決へと導いていく痛快さも、共通の魅力となっている。木村はもちろん、天海、大沢と文字通り、スクリーン映えのする“大物”役者である点も見逃せない共通項だ。最後に『JIN-仁-』、『MR.BRAIN』の両作でヒロインを務めるという偉業を成し遂げた、綾瀬はるか。来年は、彼女の活躍にも注目したい。 (文:方丈そら)
※12月1日(火)〜12月4日(金)、放映中のドラマも含め、映画化してほしい連続ドラマ(民放)をインターネット調査。調査対象は、全国の10代〜40代の男女各125人、合計1000人。
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