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(更新: ORICON NEWS

増田有華『追いつめられている方がイキイキする』

舞台への出演が続き、女優として急成長を遂げながら、まばゆいばかりの女性としての輝きを放つ増田有華。夏上演の舞台『タンブリング FINAL』の稽古入り直前に、活動の幅を広げる女優業への今の想いを聞いた。

これでも隠しているんですけど…(笑)

――増田さんの演じられる北村真奈美、どんな役柄ですか?
増田男よりも男っぽいサバサバした、とてもセクシーな保健室の先生です。

――今日の服装は役のイメージ? とてもセクシーですけど。先に言います。男の僕は、目のやり場に困っています。
増田(爆笑)そうなんです。これでも隠しているんですけど、セクシーな衣装ですよね。ぜひ役衣装も楽しみにしていてください!

――稽古の雰囲気や、共演者のみなさんの印象は?
増田みなさん本当にリアルな学生、部活の場みたいです。私は28歳の先生役で、みんなより10歳上の設定なので、その辺りの大人らしさ、落ち着きをこの作品で演じられたらなと思います。でも稽古の合間は、みんなと和気あいあい楽しみたいです。舞台の楽しみのひとつが、長い期間をキャスト、スタッフのみんなと一緒に過ごすこと。今までも舞台で共演して仲良くなった方とは、ずっと仲良しです。だからこの縁を大切にしたいし、その空気が舞台にも表れると思うので、そういう点でも楽しみです。今回の役を演じるにあたって、実際に私が教わったアヤコ先生という方がいて、真奈美先生とそっくりなんです! サバサバしているけれどとてもキレイな先生で、今回の役作りのモデルです。

――今回の公演で『タンブリング』が最終回です。
増田脚本家さん、演出家さん、スタッフのみなさんが、今回のキャストに合わせて、台本やキャラクターを修正してくださいました。新しい『タンブリング』をみなさんにお見せできると思います。横浜、大阪、東京と行かせていただくので、とても楽しみです。地元のみなさんにこの作品を観てもらえることと、その土地の美味しいものを食べることも(笑)。そして、ずっと立ちたいと思っていた劇場が、シアターオーブと赤坂ACTシアターだったんです。夢が叶って、『船に乗れ!』でシアターオーブ、この作品でACTシアターに! 横浜公演があるKAAT(神奈川芸術劇場)は、『ウィズ-オズの魔法使い-』出演の夢が叶った場所なので、またKAATに立てることも本当にうれしくて。今からとても楽しみです。

人のことを認められるようになった

――舞台出演が続いています。稽古など多忙な日々がまた始まりますが。
増田私、忙しい方が体調いいんです(笑)。ゆっくりする時間があると、考え過ぎちゃって。肉体的にも精神的にも追いつめられている方が、イキイキしてきます。この作品の稽古は、できるだけ自分を追いつめていきたいと思っています。稽古が始まるのを楽しみに待っていましたし、周りのみなさんのエネルギーを稽古場で感じられることにすごくワクワクしています。

――女優としての経験を積み重ねてきて、今の自分をどう感じていますか? 充実感などは? まだまだ足りない?
増田(即答で)足りなさすぎますね!(笑) 作品ごとに120%の力を出しているつもりですけど、もっといいものを作りたい! 限界ってないと思うんです。やればやっただけ絶対に成果が出ると思う。だから満足せず、常に何か足りないって。“渇いたスポンジ”モードで何でも吸収するぞって思っています。

――そんな増田さんが、ここは以前と比べて変わったかな? 成長したかな? と思う部分はありますか?
増田余裕ができました。昔は“がんばる”って周りが見えないくらい必死な状態のことだと思っていたんですけど、最近は、落ち着いて立ち止まって周りを見ることも、“がんばる”のひとつに入るんだって気づきました。周りのことも冷静に見られるようになったことが、自分で成長できたかなって思います。すごく変わりました。“冷静さ”って本当に大事だなって思います。

――グループで活動されていた頃と比べて変わったこと、あるいは変わらないことは?
増田明らかに変わったのは、“気持ち”かな。グループでは人数分、分割されているというか……。「私のことなんか観てくれていないのかも」っていう気持ちもどこかにあったんです。今はすべての方々に対して、1対1。「ありがとうございます」という感謝の気持ちを、素直に言えるようになりました。以前は、今思うとすごくひねくれていたのかもしれないです。じゃないと、自分が崩れちゃいそうで。常に虚勢を張っていつも強がっていたんですけど、個人での活動になってから、弱い自分も見せられるようになってきました。その弱い部分も「好き」って言ってくれる人とお仕事をさせてもらえて、相手のこともちゃんと好きになれて、人のことを認められるようになりました。
(文:ジェントル/撮り下ろし写真:鈴木一なり)

⇒ 次のページへ【私のなかにずっと10代の自分がいて】

『タンブリングFINAL』

 自他共に認める史上最強の部活助っ人、烏森高校3年・望月宙(松下優也)。数々の運動部のピンチを救ってきた望月が最後に乗り込んだ部活は、火賀淳平(須賀健太)率いる男子新体操部だった。それぞれの想いを胸に対立する部員や先生たち。彼らは高校最後の大会へ無事に出場することが出来るのか!? 誰もが一度は経験する夢や仲間との絆を描く青春ストーリーがついにファイナル。

演出・振付:TETSUHARU
出演:松下優也、須賀健太、塩野瑛久、吉村卓也、加藤真央、廣瀬智紀、菅谷哲也、百瀬朔 ・ 増田有華 / 荒木宏文、愛華みれ ほか
公式サイト:http://www.tumblingtbs.jp

【横浜プレミアム公演】
日程/6月7日(土)〜8日(日)劇場/KAAT 神奈川芸術劇場ホール
【大阪公演】
日程/6月28日(土)〜29日(日)劇場/シアターBRAVA!
【東京ファイナル公演】
日程/7月16日(水)〜21日(月・祝日)劇場/赤坂ACTシアター

関連リンク

<インタビュー前編>これでも隠してる…
<インタビュー後編>ずっと10代の自分がいて
増田有華 撮り下ろし☆PHOTO GALLERY☆
『タンブリングFINAL』公式サイト

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