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ちょっとしたことで気持ちが揺れちゃう

木村文乃

木村文乃

──若葉という役は、演じてみていかがでしたか? 【木村】 「私自身と似ているな」と思いました。自分の意志を持っているんだけど、ちょっとしたことで気持ちが揺れちゃうところとか、共通点もけっこう感じましたね。

──ということは、役には入りやすかった? 【木村】 実は、撮影中は目の前のことに必死だったので、似ていることに気づいていなかったんです(笑)。ようやく今、落ち着いて振り返れている感じですね。

――のびのび演じていらっしゃったので、リラックスできていたのかと。 【木村】 いえいえ、緊張していましたよ(笑)。初めてのタイプの役柄だったので、「どう演じたらいいのかな」って、撮影前はだいぶ悩みました。だけど、中村義洋監督とお話をさせていただく機会があったので、思っていることを素直に全部お伝えしたんです。そうしたら「そんなにむずかしく考えないでいいよ。台詞を全部頭に入れて来て、フラットな状態でカメラの前に立ってくれればいいから」とおっしゃってくださって。

――すぐに気持ちを切り替えることはできましたか? 【木村】 少しずつですね。最初の頃は、まだ頭で考えすぎている部分があったと思うんです。初日の撮影後、私が思い通りにできず沈んだ顔をしていたら、監督が「もっと自由でいいんだよ」って声をかけてくださって。その瞬間、ハッとさせられました。

――そういう経験は貴重ですね。 【木村】 そうですね。“お芝居を楽しむ”ということを教えてもらった現場でした。

自分から話しかけるのが得意じゃなくて(笑)

木村文乃

木村文乃

――主演の濱田岳さんとはゆっくりお話できました? 【木村】 スケジュールがタイトだったので、合間になるべくコミュニケーションを取りたいなと思っていたんです。でも私、自分から積極的に話しかけるのが得意じゃなくて(笑)。そうしたらある日、濱田さんと好きなお菓子の話題になったので、「よし、ここを突破口に!」と思い立って。さっそく次に会ったときにそのお菓子を持ってきたんです。

――かわいいコミュニケーションですね(笑)。 【木村】 「おいしい!」って言って、ずっとモグモグ食べてくれていました(笑)。

――意外な素顔も知れてうれしいです。では、木村さんがプライベートでハマっていることはありますか? 【木村】 写真を撮るのが好きです。最近、手の平サイズのミラーレス一眼のカメラを買ったんですけど、もう楽しくてしょうがなくって。私、接写が好きなんです。何でも近寄って撮影したくなっちゃう(笑)。

――むずかしくないですか? 【木村】 そうなんですよ!接写って、ちょっとでも揺れるとピンボケするんです。よく集中しすぎて、息を止めながら撮っています。はたから見たら、変な人に見えるかもしれない(笑)。

――何を撮るんですか? 【木村】 お花とかですね。あとは、置いてある物の一部分をアップで撮ったり。感覚で「これイイ!」ってピンと来たものをおさえています。専門的な知識がないので、なかなか上達しないんですけど(笑)。暗いところでの撮影はまだ苦手です。完全に趣味のレベルですけど、写真を撮っているあいだが私にとってはすっごく楽しい時間です。

――ぜひ作品を見てみたいです。たくさんたまったら発表してください! 【木村】 本当ですか?うーん、じゃあ腕を磨かないと(笑)。

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スタイリスト:加藤 将(VACANS)/ヘアメイク:野中真紀子(エクラプラス)
文:奥浜有冴/撮り下ろし写真:鈴木一なり

PROFILE

木村文乃 (きむらふみの)
1987年10月19日生まれ。東京都出身。
2005年、『アダン』ヒロインオーディションでデビュー。2006年、映画『風のダドゥ』 NHK大河ドラマ『功名が辻』、2008年にはNHK連続テレビ小説『だんだん』などに出演。2011年、ちふれ化粧品、NTT docomo、ブルボン、サンヨー食品などのCMに出演するほか、映画やドラマに数多く出演。話題作への出演が相次ぐ期待の若手女優。

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ポテチ

ポテチ 場面写真

ストーリー:
プロ野球のスター選手・尾崎と、空き巣を生業とする凡人・今村。別々の人生を歩んでいるかのように思えた2人は、目に見えない強い力で引き寄せられていた……。同じ生年月日でありながら、対照的な人生を歩む2人の青年を巡る、強く温かい家族の物語。

監督:中村義洋
出演:濱田岳 木村文乃 大森南朋 石田えり
    中林大樹 松岡茉優 阿部亮平 中村義洋 桜金造

2012年5月12日(土)全国ロードショー
(C)2007伊坂幸太郎/新潮社(C)2012『ポテチ』製作委員会

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