ストロベリーナイト 5週連続 大特集!! 『インビジブルレイン』で具現化した感覚

今まで見たことのない男性としての菊田さん[竹内結子]

ストロベリーナイト場面写真

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――姫川と菊田の関係がどうなるのか、連続ドラマからのファンにとってはそこが見どころのひとつになっていますが……西島さん、ライバル出現しましたね。
【西島】 
ですね。連続ドラマでは、あと一歩近づけない菊田と姫川の関係が描かれてきましたが、菊田は何ていうかタイミングが悪いんですよね(笑)。でも、敏感な人間でもあって、姫川のなかに何らかの闇があることは感じている。そこに自分はタッチできないということも分かっている。そして、今回の映画で菊田は、それを目の前で突きつけられるわけです。

――姫川の選択によって、なおさらふたりはどうなっちゃうの?という展開が待っているわけですよね。
【西島】 
周りの友人からも「姫川と菊田のふたりは映画でどうなるの?」ってよく聞かれています。意外だったのは、女性ならまだ分かるけれど、いい歳した男も聞いてくるんですよ。でも、そうやって見てもらっているというのは嬉しい。だから、連ドラのときは「恋愛要素は一滴二滴です」といっていたんですが、もう抵抗してもしょうがないなと考えが変わってきて、いまは「三角関係を見てください」といってもいいんじゃないかと思ったりもします(笑)。

――(笑)撮影現場では菊田派か?それとも牧田派か?という対決で盛り上がったそうですね。
【西島】 
みんな完全に牧田派ですよ。大沢さんは格好いいし、何かにつけて「菊田、情けない!」っていわれているんですから。まあ、菊田はそういう位置です(笑)。
【竹内】 でも、菊田さんの格好いいところは、どんなことがあっても使命とプライベートを分けているところですよね。あと、いままで見たことのない男性としての菊田さん──牧田さんと対峙しているところとか、自分の意志で姫川への想いを出しているところとか、そういう菊田さんの姿を見たことがなかったので、ああ“男”なんだなって。牧田さんが登場したことで菊田さんのそういう一面が見えたというか、ほんとに対極的なふたりなんだと思いました。

みんなはそういう姫川を見たいんですよ(笑)[西島秀俊]

ストロベリーナイト場面写真

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――牧田が菊田の恋愛モードのスイッチを押してくれたということですね。
【西島】 
そういうことですね。

――その菊田と牧田の対峙シーンはかなり男くさく、かつ熱かったです。
【西島】 
緊張感ありましたね。あと、やっぱり(自分も)牧田を演じたかったなぁと(笑)。というのはさておき、牧田役が大沢さんだったことは大きいですね。ただ、僕としては、菊田は姫川に対する自分の想いに気づいていなくて、刑事として牧田を詰問していると思っていたんです。けれど、監督から「いや、違う違う。(姫川への気持ちが)我慢できなくて、もっと心が揺れ動くべきだ」といわれて、気づかされました。菊田と姫川の恋愛って、すごく子どもっぽいというか。たとえば、ぶつかりそうになって「おおっ!」とドキッとしたり、肩になにかを掛けてあげて「あっ、すみません……」みたいな。
【竹内】 初恋に近い?
【西島】 そうそう。淡い感じだったんですよね。であるのに、牧田が登場することによって、どうしても大人の女性、大人の男性の部分が出てしまう。もしかしたら(菊田は大人の恋愛を)無意識に避けていたのかもしれないですね。
【竹内】 私は、彼女が恋愛をするとどうなるんだろう?という興味はたしかにありましたけど、いざこういう形で目にすると「ああ、玲子もひとりの女性だったんだ」って(笑)。ちょっと意外ではありましたね。
【西島】 でも、みんなはそういう姫川を見たいんですよ。菊田の大人の男の感じとかもね(笑)。
【竹内】 なんか、いつもの直感がなくなっちゃうんじゃないか、恋愛することであの玲子でいられなくなるんじゃないかって、少し心配になったりしたんですよね。

――ということは、竹内さんにとって姫川玲子は憧れのような存在だったということですか?
【竹内】 
それに近いですね。自分で戦って、何かをもぎとって、そうやって人を引っぱっていく。“出会う人すべてと総当たり”的な気質を持っている人なんです。そんな玲子の戦い方やもの言いから私自身エネルギーをもらっていました。ただ、演じるとなると常にエンジンを全開にしていないと説得力がなくなってしまうので、肝を据えてかからないととも。そういう意味でも、どこか憧れのようなものを抱いていましたね。

次のページへ「西島さんを怒らせたら恐いと思うようになった(笑)」

(文:新谷里映/撮り下ろし写真:片山よしお)

PROFILE

竹内結子
1980年生まれ。埼玉県出身。
1996年にテレビドラマで女優デビュー。1998年に『リング』で映画デビュー。以後、テレビドラマ、映画、CMなど幅広く活躍する。近年の主な出演映画は『僕と妻の1778の物語』『はやぶさ/HAYABUSA』『ステキな金縛り』(2011年)など。

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西島秀俊
1971年3月29日生まれ、東京都出身。
数多くの映画、ドラマに出演し、実力派俳優として高い評価を受けている。近年の主な出演映画は『サヨナライツカ』(2010年)『CUT』(2011年)『セイジ-陸の魚-』(2012年)など。2月23日公開のフランス映画『メモリーズ・コーナー』にも出演している。

PROFILE詳細 

ストロベリーナイト

ストロベリーナイト

ストーリー:
直感と行動力を武器に、数々の難事件の真相に迫り、ノンキャリアで成り上がった警視庁捜査一課・姫川玲子。 その姫川玲子率いる姫川班の管轄で発生した殺人事件。 左目が縦に切り裂かれる4つの死体。手口も一致していることから、警察は連続殺人事件とみて、合同特別捜査本部を設置。そんな折り、「犯人は柳井健斗」という不審な電話を受けた玲子。そして「柳井健斗には触れるな」という上層部からの指示。納得のいかない玲子は、部下の菊田に姫川班を託し、単独捜査を始める。たどり着いた「柳井健斗」のアパートで、マキタという男と出会うが……。

監督:佐藤祐市
出演:竹内結子 西島秀俊 大沢たかお
小出恵介 宇梶剛士 丸山隆平・津川雅彦・渡辺いっけい 遠藤憲一 嶋政宏 生瀬勝久 武田鉄矢 染谷将太 金子ノブアキ 金子賢 鶴見辰吾 石橋蓮司 田中哲司 三浦友和(友情出演)

2013年1月26日(土)全国東宝系ロードショー
(C)2013 フジテレビジョン S・D・P 東宝 共同テレビジョン FNS27社 光文社

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