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井上ひさし『夢の泪』 栗山民也演出にて「こまつ座」で初上演 ラサール石井ら出演

『夢の泪』公演ポスター

『夢の泪』公演ポスター

 小説家・劇作家の井上ひさしさんが手掛け2003年に上演された演劇『夢の泪』が、こまつ座によって4月から東京・紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYAなど各地で初上演される。キャストにはラサール石井、秋山菜津子、瀬戸さおり、久保酎吉、粕谷吉洋、板垣桃子、藤谷理子、前田旺志郎、土屋佑壱、朴勝哲が名を連ねる。
  • 『夢の泪』稽古場写真

    『夢の泪』稽古場写真

  • 『夢の泪』稽古場写真

    『夢の泪』稽古場写真

 『夢の泪』は井上ひさしさんが新国立劇場のために書き下ろした「東京裁判三部作」の2作目として、2003年に上演。「東京裁判三部作」は、01年『夢の裂け目』、06年『夢の痂』とともに、「戦争」そして「東京裁判」を当時の市井の人々の生活を借りて見つめ、「東京裁判」そして「戦争」の真実を改めて問うた作品群だ。日本人として避けては通れない硬質な問題を提起しながらも、笑いと音楽をふんだんに盛り込み、数々の名曲を生んだこのシリーズ作品の一作を、初演から20年以上を経た2024年、こまつ座で初上演する。

演出家・キャストからのコメント

  • 栗山民也

    栗山民也

演出家・栗山民也
この東京裁判三部作は、井上ひさしさんとの間に生まれた記憶と現在の劇です。人間である以上なん度も躓(つまづ)き後悔を繰り返しますが、それでもこの正体のわからぬ世界や人間の在り方について、いつも考えなくてはなりません。どこで間違えてしまったのか、そのいたましい歴史の点と線を私たちは見つめ続けなくてはなりません。そして今のこの地球に起こるさまざまな不条理に対し、確かなまなざしを持つことが必要なのです。この劇は、そんな現在を映します。
  • ラサール石井

    ラサール石井

伊藤菊治役・ラサール石井
『円生と志ん生』以来、再びこまつ座井上作品へ参加できることは望外の喜びです。念願だった栗山演出初参加にも身の引き締まる思いです」と舞台にかける思いを表現。「『初日への手紙〜東京裁判三部作のできるまで』(最初の打合せから3本の戯曲が書き上がるまでの克明な記録)を読めば、いかに作者が命を削っての執筆だったかが分かります。膨大な資料(読むだけでなくそれらを全て書き写している!)、履歴書のような人物設定、細部に渡るプロット。素晴らしい共演者の皆様と、井上先生のメッセージを笑いと唄にのせてお送りします。
  • 秋山菜津子

    秋山菜津子

伊藤秋子役・秋山菜津子
『キネマの天地』『きらめく星座』に続いて、今回の『夢の泪』で井上先生の作品には3度目の出演となります。楽しみでもあり、身の引き締まる思いでもあります。この作品を観客の皆さまに深くしっかりとお届けできるよう懸命に取り組んでいきたいと思います。是非、劇場でお会いしましょう! お待ちしております。
 舞台は井上ひさし生誕90年の第1弾として4月6日から29日まで紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYAで上演ののち、5月8日に埼玉・所沢市民文化センターミューズ マーキーホール、5月11日に山形・川西町フレンドリープラザをめぐる。

『夢の泪』公演情報

■東京公演 チケット好評発売中
4月6日(土)〜4月29日(月・祝)
紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA

チケット購入:
こまつ座 03-3862-5941
こまつ座オンライン 
http://www.komatsuza.co.jp/(外部サイト)

入場料:8,800円(全席指定・税込み)
夜チケット:7,000円
U―30:6,600円(観劇時30歳以下)
高校生以下:2,000円(こまつ座のみ取り扱い)

★ORICON NEWS割引:昼公演300円引き
 お申込はこちらhttps://x.gd/aH3oD(外部サイト)

■トークショー開催
4月10日(水)ラサール石井、秋山菜津子、瀬戸さおり、前田旺志郎
4月18日(木)ラサール石井、久保酎吉、藤谷理子、板垣桃子
4月27日(土)久保酎吉、瀬戸さおり、土屋佑壱、粕谷吉洋、前田旺志郎
※開催日以外の『夢の泪』チケットをお持ちの方も観覧可能
※満席になり次第締め切り
※出演者は都合により変更の可能あり

■全国公演
所沢公演:5月8日(水)所沢市民文化センターミューズ マーキーホール
山形公演:5月11日(土)川西町フレンドリープラザ
 こまつ座では井上ひさし生誕90年公演として第2弾『母と暮せば』、第3弾『芭蕉通夜舟』、第4弾『太鼓たたいて笛ふいて』の上演を予定している。

supported by こまつ座

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