• ORICON MUSIC(オリコンミュージック)
  • ドラマ&映画(by オリコンニュース)
  • アニメ&ゲーム(by オリコンニュース)
  • eltha(エルザ by オリコンニュース)
  • ホーム
  • ライフ
  • 【大掃除】ホントは怖いお風呂の配管、ウン十年分の“自分以外”の汚れが溜まっていることも…プロが教える掃除術
ORICON NEWS

【大掃除】ホントは怖いお風呂の配管、ウン十年分の“自分以外”の汚れが溜まっていることも…プロが教える掃除術

お宅のお風呂、大丈夫?

お宅のお風呂、大丈夫?

 年末の大掃除で“やらねばならない”が、面倒な場所のひとつが、浴室。床や壁の水垢やカビなど気になる部分は多いが、本当に怖いのは、自分の目では確認できない「浴槽の配管の部分」。ハウスクリーニング大手・おそうじ本舗を運営するHITOWAライフパートナーの尾崎真氏に話を聞いた。

追い炊き配管、築20年のマンションであれば、20年分の“自分以外の入居者”の汚れが…

プロの手による洗浄では湯垢やカビがごっそり…(写真提供:おそうじ本舗)

プロの手による洗浄では湯垢やカビがごっそり…(写真提供:おそうじ本舗)

 「お風呂の追い炊きで使われる配管には、入浴した人の皮脂などの汚れが溜まります。お風呂のリフォームや給湯器を新しくしたりすると、一見キレイになったように見えますが、配管は洗浄も交換もしないため、汚れは溜まったままです。築20年のマンションであれば、20年分の“自分以外の入居者”の汚れが溜まっている 可能性があるということです。弊社の研究室にある汚れを見える化する機械で測ったところ、お風呂の配管は一般的な公衆トイレの床の約10倍も の汚れがあることがわかりました」
 
 「公衆トイレの 床の約10倍」「自分以外の人の汚れが〇年分」…と聞くと、せっかくの入浴タイムが台無しになってしまいそうだ。築年数が長い家に住んでいる人はとくに、一度プロによる洗浄を考えてみるのもいいかもしれない。また、プロの手ほどキレイにはならないかもしれないが、日頃できるお手入れを紹介するので、ぜひ年末の大掃除のひとつに加えてほしい。
  • (写真提供:おそうじ本舗)

    (写真提供:おそうじ本舗)

【1】配管の口の上までお湯(40℃くらい)をためる。

【2】お湯に過炭酸ナトリウムを400〜500g入れて混ぜて溶かす。

【3】風呂の温度を最高温度に設定し、5分ほど追い焚きして配管内に洗剤を行きわたらせる。

【4】追い焚きを止め、1時間ほどつけ置きする(このとき、中に椅子や洗面器を入れてもOK)

【5】お湯を抜き、足し湯をして配管内の汚れを吐き出させる。

【6】バスタブ内に残った汚れをスポンジでこすって洗い流し、乾拭きして完了。

面倒な大掃除、「プロの目線から言うと大掃除は年末には向いていない」

 ちなみに、おそうじのプロの尾崎氏に、年末の大掃除を効率的にこなす方法を聞いてみると、「いっぺんにやろうとしないこと」とキッパリ。

 「いっぺんに済ませようと思うと、気が重くなって途中で嫌になったりして、中途半端になりがちです。例えば、お風呂に入りながら、『今日はお風呂の床をやる』『明日はお風呂の壁をやる』など、1日1ヵ所と場所を決めて、1日15分から20分、ちょこちょこと1ヵ月くらいかけてやるのが一番です」

 さらに、「プロの目線から言うと大掃除は年末には向いていない」と驚きのアドバイスも。

 「換気扇の油汚れなどがわかりやすいですが、汚れは気温が低いとカチカチになって、落とすためにはお湯が必要になります。気温が高い時のほうが大掃除には向いているんです」

 暖かい季節にちょこちょことやっておけば、忙しくて寒い年末に多くの時間をかけずとも、簡単な掃除をするだけで済む。すでに年末で気が重い人も、春や夏の時期にも掃除のチャンスはある。今回のアドバイスをもとに、できるところから始めてみよう。

(文:河上いつ子)

■おそうじ本舗(外部サイト) 

あなたにおすすめの記事

 を検索