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ライターのインタビュー現場をテレビで放送、新番組『ライターズ!』スタート【オリコン ライターズ】

ライターのインタビュー現場をテレビで放送、新番組『ライターズ!』スタート【オリコン ライターズ】

 顔出しNGの敏腕ライターたちが覆面姿で登場し、ゲストの素顔や番組の見どころを紹介する新番組『ライターズ!』(日本テレビ系/毎週日曜 深1:25)が、8日よりスタートする。メディアの第一線で活躍するライターたちは、どんなトークで取材相手の魅力を引き出しているのか。取材力が垣間見える「お仕事ドキュメント」番組で、インタビュー内容は番組放送前に『ORICON NEWS』の記事でチェックすることができる。
 今回は番組解説を兼ねて、『ライターズ!』のナレーターを務める日本テレビの町田浩徳アナウンサーが取材に応じた。ライターは、年間100人以上の芸能人にインタビューを行う現場至上主義ライター「キャプテン・オオサワ」。正義のヒーロー”ライター仮面”に扮した姿で登場した。
 オオサワがテーブルの中央にボイスレコーダーを設置してインタビューをスタートさせようとすると、衣装について町田アナが「ちょっと待ってください!こういった格好の方から話を聞かれることは人生初ですので、何が出てくるか不安なんですけど…」とツッコミ。オオサワは「私も初めてのことで…いろんな意味で不安です(笑)」とリアルな心境を吐露しつつ、気を取り直してインタビューをスタートさせた。

 番組への起用について町田は「もともとナレーションが大好きなのでうれしかったです」と率直な感想を述べ、「そもそも新しい担当番組が決まるとき、アナウンス部では2パターンあるんです。ひとつは番組から(指名なしで)依頼があって、その後に部内で検討して適任者を決める場合。もうひとつは、番組から直接指名が来る場合。今回は後者ですから、これはうれしいに決まっています(笑)」と笑顔で語った。

 さらにナレーターとしての意気込みについて、「”局アナの枠に囚われない”がテーマ。アナウンサーもテレビを超えた世界で活躍しなければならない時代になっていますので、局のアナウンサーという枠組みを取っ払いたい。そして視聴者の皆さんに『え、これ局アナの町田アナウンサーがナレーターなの!?』、『こんな読み方もできるの?』と思わせることができたら嬉しいです」と、熱いコメントを寄せた。

 新番組『ライターズ!』の見どころについては、「普段私たちが目にすることがないライターさんの仕事ぶり。話の展開や質問の仕方など、ライターさんならではのスキルが垣間見えると思うので、そこはまず見ていただきたいです」と説明。さらに「何より、これからゲストに来てくださる方の出演番組についての裏話や出演者のみなさんのプライベートが垣間見えるということ。番組の内容は地上波放送だけでなく『ORICON NEWS』でも配信されますので、(ゲスト側としては)まさに一石二鳥、コスパとしては最高の番組ではないかなと思っております」と、丁寧な解説で新番組をアピールした。

「地声がわからなくなったこともありました(笑)」ナレーションの苦労

 では町田アナが普段、ナレーションをする際に意識していることは何か。先ほどの情熱的な口ぶりとはうってかわり、真剣な表情で姿勢を正しながら次のように語った。

 「どういった立場でナレーション原稿を読むかということです。内容に則した近い関係者の立場なのか、はたまた一歩距離を置き感情を入れずに読むのかということですね。内容に関しては、誰に向けて読んでいるのかを明確にします。そうすると声のトーンや感情の入れ方がわかってくるんです」

 入社以来、どんなナレーション業務においても通底して心に留めている、アナウンサーとしてのポリシーがあるという。「一定の声で原稿を読むということです」とこともなげに語るが、なかなかできることではない。

 「さまざまな番組でナレーションを担当していると、その番組ではどんな声で、どんなトーンで喋っていたかがわからなくなるんです。その都度、声色を調整して見つけ出すという作業が必要になるので、それが大変。地声がわからなくなったこともありました(笑)」

 職業柄、喉のケアは不可欠かと思いきや、特別にしていることはないという。唯一していることといえば、お酒を飲まないこと。

 「30代の頃、病院で声帯をチェックしてもらって、そのときに医者から言われたのが、年齢を重ねるごとに声帯も老化し、潤いもなくなっていくということでした。『喉をうまく働かせるためには無理をさせないということを心がけてください』と言われたので、まず試しにお酒をやめてみたんです。すると効果てきめんで、それからは飲まなくなりました」

「声だけは負けないぞ」学生時代からの自信

 ちなみに自身の声が人よりもよく通るということは、子どもの頃からほんのりと自覚していたそう。

 「昔からよく言われていました。あと中学校時代にはバスケットボール部の主将だったにもかかわらず、大会の時期になると応援部の団長へのオファーがきて、壮行会では私が中心になって大声を出してエールを送るという、主将と団長の二刀流を担っていました。そのくらい声が際立っていたと思いますし、声だけは負けないぞという自信もありました」。

 そして「あ、そうそう、そう言えば……」と加えて、多感な時期に女友達から言われた美声にまつわる淡いエピソードを明かした。

 「学生の頃、『マッチー(町田アナのこと)とは会わなくていいけど、声だけは聞いていたいかな』って言われたことがありまして…(苦笑)。これは褒められているのか、はたまた別の部分を否定されているのかはわかりませんが、今となってはいい思い出です。あれは何だったのだろう(笑)」

 ここでオオサワが、事前に入手していた同僚のアナウンサーから町田アナに対してのタレコミ情報をぶつけた。

 佐藤梨那アナは、「食べるスピードが早すぎる。他の人たちと同じペースで食べているはずなのに、一口が大きいのか、あっという間に町田さんの前から食べ物がなくなる。イリュージョンです」と情報を提供。これに対し町田アナは、「過去には餃子を80個食べたこともあるくらい、それほど食べることが大好きなんです」とにっこり。さらに同期のラルフ鈴木アナは、町田アナが100以上の資格を持っているという情報を寄せた。

 「アナウンサーとして内定をもらってから、今後のために、いろいろな世界に精通していたほうがいいと思いたち、いろんな分野を少しずつ勉強し始めて、その証(あかし)として資格を取ってきました。学生生活最後の年から入社1年目くらいにかけて、一気に取り、非公式の検定も含めて100を超えてしまったという感じです。ただ、アナウンサーとして実際役に立ったかと訊かれると、とくにないんですけどね(笑)」

 さらに、いつか取得したいという「公認サンタクロース」の資格についても語った。

 「まだアジアで1人しかいないらしいんですけど、受験資格や試験内容が特殊なんです。受験資格としては結婚していて子どもがいること、サンタクロースの体型をしていること、他国の人と話せる語学力があることなどあって、試験内容は体力測定や朗読など、けっこう大変で。仕事との両立が無理なので、これは老後の夢にとっておこうと思います」

わざと留年して掴んだアナウンサーの夢、人生は「敗者復活戦」

 インタビューが終盤となり、取材の感想を聞くと「楽しかったです!」とにっこり。

 「普段は聞くことはあっても聞かれることはあまりないので、ちょっと変な汗をかいてしまいました(笑)。それと同時に、ライターさんならではの聞き方や目の付けどころがあったので、いちアナウンサーとしても勉強になりました」

 最後に、町田アナの人生を、ひと言で表してもらうことに。したためた言葉は「敗者復活戦」だった。

 「私、じつは日本テレビのアナウンサー試験に一度落ちているんです。でも悔しくて、もう一回一年後に受けたいと思い、書き上げた卒論を提出せずにわざと留年しました。というのも、当時は新卒でないと受験ができなかったので、どうにかして卒業できないようにしなければならず。先生に相談したら『じゃあ卒論を出さなくていいよ』って言ってくれて。その後1年間、アナウンサーになるために必死に勉強し、約4000人の中の4人に選ばれました」

 さらに、内定後にその時の人事担当者から言われた言葉が「思い出深い」と振り返った。

 「『前年に私たちが町田さんという素晴らしい原石を見過ごしてしまっていたのか、今回間違ってしまったか、そのあたりは入社してからしっかりと証明してくださいね』って言われました。今でも変わらずモチベーションになっています(笑)」
【番組概要】
『ライターズ!』(毎週日曜 深1:25)
10月8日より日本テレビ系にてスタート

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