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杉原杏璃、グラドル時代を支えた“柱”経済力が選択肢を広げる「何があっても私は生きていけるという自信に」
「賞味期限」との陰口も…不安定な芸能の仕事支えた「柱」、コロナ禍の収入減にも揺らがず
杉原杏璃 私は16歳で芸能界に入っているんですが、グラビアアイドルとしては遅咲きで、25歳を過ぎてからようやく雑誌の表紙や写真集のお仕事をさせてもらえるようになったんです。ただ周りは10代の子たちばかりで、「いつまでこの仕事ができるのかな」というリミット感はいつも感じていました。
──やはりグラビアアイドルに年齢の壁はつきものなのでしょうか?
杉原杏璃 それは“中”にいても感じますよ。私も「賞味期限」とか陰口を叩かれたりもしましたし。後輩からもよく不安は聞きますが、特にコロナ禍になってからは「お仕事がない、どうしたら…」という相談がめちゃくちゃありました。グラビアアイドルのお仕事は撮影会をはじめファンの方と対面して成立するものも多いので、みんな本当に大変だったと思います。
──杉原さん自身はコロナの影響はいかがでしたか?
杉原杏璃 2020年の芸能の収入は8割減でしたね。その分、投資に支えられました。もともと投資を始めたのも、収入が不安定な芸能のお仕事のほかに「柱」が欲しかったから。お家だって大黒柱だけでは支えにならないように、何があっても揺らがないためにも柱は多いに越したことはない、と考えたからだったんです。
──ただ、初心者にはどうしても「投資は怖い」という先入観があります。
杉原杏璃 もちろん投資にリスクはつきものですし、絶対に損をしないとは言い切れません。だけど投資歴15年の間にリーマンショック、チャイナショック、コロナ禍といろいろ経験した私が言えるのは、腰を据えて冷静に判断すれば大丈夫! ということです。
──メンタルが強い!
杉原杏璃 いやいや、鍛えられたんですよ。芸能の仕事をしているとメンタルを傷つけられることっていっぱいありますから。でも株の乱高下と向き合う中で、滅多なことでは揺らがなくなりました。メンタルが強くなるのも、投資の副産物かもしれないです(笑)。
経済力がないため選択肢が狭まる人も、「株式投資って実はすごく主婦向き」
杉原杏璃 投資の相談もそうなんですけど、夫婦関係の相談をされることもありますね。それこそ地元には、18、19で社会人経験なく結婚した子もけっこういて、「離婚を考えたこともあるんだけど、仕事のスキルがないから自立できるかが不安で…」という声を聞くこともあります。
──人生の選択肢を狭めてしまう原因として、「経済力」はたしかに大きいですね。
杉原杏璃 そういう不安のある方こそ、投資を考えてみるのもいいと思うんですよ。家にいながらできますし、主婦感覚だからこそ実感を持ってアンテナの張れる市況もある。たとえば、日々スーパーに行きますよね。最近いつ行っても売り切れてる商品があったら、「その会社は狙い目かも?」とか。みなさん、1円2円を無駄にしないように家計をやりくりしていらっしゃるでしょうし、株式投資って実はすごく主婦向きなんじゃないかって個人的には思いますね。
──投資という「柱」を持てば、人生を諦めなくていい、ということですね。
杉原杏璃 離婚が正解だというつもりはないんです。でも経済力があることで、「何があっても私は生きていける」という自信を持てるのは間違いないと思います。