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「これはモリモリのくまさん!」たくましい“筋肉くまパン”に反響、作者語るパン作りへの想い
「ちぎりパンが筋肉に見えた」…話題の「筋肉くまパン」誕生秘話
この「筋肉くまパン」シリーズのツイートが話題を呼んでいることに、「こんなに大きな反響があるとは思っていなかったので驚いていますし、私の作ったパンがたくさんの方の笑顔に繋がっているのかなと思うととても嬉しいです」と、Ranさんは喜びの声をあげている。
もともとは普通のちぎりパンを作っていたというが、それがだんだん筋肉に見えてきて、「これを生かしたパンが作れないかな?」と感じたことが、「筋肉くまパン」を作ったきっかけ。実際にこのパンを作る際には、いくつか注意するべきポイントがあるそうだ。
「筋肉くまパンは顔や筋肉、手足などのパーツ数が多いので、成型の際はパン生地の発酵が進まないうちに素早く作業を行う必要があります。ですので、慣れないうちは一度にたくさんは作らずに、少量にした方が焦らずに作れると思います」
切ると名画や昆虫が飛び出す? “誰でも作れる”レシピ確立の苦労
だが、このような工夫を凝らしたパンを作るには苦労も多い。中でも、レシピとして確立させる作業がもっとも大変で、感覚的に作ったものを誰でも作れるようにするには常に試行錯誤しているという。
「ただ、成型で工作のように生地を組み合わせていく過程や、完成したパンを切る瞬間はとても楽しいですね。どんなイラストが出てくるのかというドキドキ感やワクワク感は、ほかのパンでは味わえないものがあります」
SNSを通じて海外から反響、在宅時間にイラストパンに挑戦する人も
「SNSを通して、日本はもちろん、世界中の人たちにも知っていただけました。そして、それをきっかけにパン教室に来ていただいたり、さまざまなところからパン制作の依頼があったりと、出会いが大きく広がりました」
コロナ禍で在宅時間が増加しているため、「パン作りに挑戦してみたい」といった思いを持つ人もいるだろう。実際にRanさんは、そういった声や状況の変化をすでに肌で感じているようだ。
「SNS上で、私のレシピ本を見て初めてイラストパンを作ったという投稿を多く目にしたり、これまでパン作りをしていなかった身近な友人たちがパン作りを始めたりもしています。在宅時間の中でできる楽しみ方のひとつとして、“パン作り”が選ばれていることがとても嬉しいです」
最後に、「これからパン作りに挑戦してみたい」というユーザーに対して、Ranさんは以下のメッセージを送ってくれた。
「『パン作りは難しい』というイメージが強いかもしれませんが、実際にやってみると意外と簡単に美味しいパンができるものなので、ぜひ楽しみながら挑戦してみてください」