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鬼滅効果で100均おもちゃの刀が人気商品に…見事な自作の“日輪刀”を作り、子ども見守る親の思い
“鬼の死”に息子が涙…『鬼滅の刃』をきっかけに感じた子どもの成長
@100均ショップでおもちゃの刀と平巻テープ(すずらんテープ)の青と白を買ってくる
? nam-5 (@nam_5) October 25, 2020
A刀身にテープを長めに貼りつける
B鬼滅の刃 「ちょっとだけDX日輪刀」の完成!総額330円
息子に渡したら早速遊んでくれました。
「水の呼吸 壱ノ型 水面斬り(みなもぎり)!!!」 pic.twitter.com/MJkKye2OBJ
「おもちゃの刀で息子と鬼滅ごっこをしていた際に何か物足りないなと感じ、アニメ版『鬼滅の刃』で印象的な炭治郎の水のエフェクトをどうにか再現できないかと考えました。考えた末に、新体操のリボンから連想し、テープを使う事を思いついたんです。最初は青いテープを貼り付けましたが、それだけでは水っぽさが出ないと思い、白いテープも混ぜたところ、水流の感じが上手く表現できました」
息子さんの反応はどのようなものだったのかーー。
「こんなの作ったぞ!」と日輪刀を小学3年生の息子さんに渡し、nam-5さん自ら「水の呼吸 壱ノ型 水面斬り(みなもぎり)!!!」とお手本を見せた。すると息子さんは目を輝かせて「作ったの!?すげえ!かして!」とすぐに刀を奪っていき、炭治郎のいくつもある技名を次々と発しながらひたすら振り回していたという。
「刀を振りまわしている様子を見ていたら、次は『写真撮って!』とせがまれました。日輪刀を振っている息子の姿を撮影してあげたところ、画像に写る自分の姿に『格好いい〜』とご満悦な様子でした(笑)」
アニメ版も映画版も家族で鑑賞済みだというnam-5さん。一緒に鬼滅を見るなかで、息子さんの成長に驚いたことがあるという。
「アニメ版を鑑賞していた際に、敵側の鬼である下弦の伍・累(るい)の悲しい過去のエピソードの回で、息子(小3)の目から涙がこぼれていた事です。息子は昔から我慢強いタイプであまり涙を見せないのですが、心動かされて涙を流す年頃になったのかと成長をしみじみと感じました。映画でも親子で涙したのは言うまでもありません(笑)。
今回のおもちゃの刀づくりも、まずやってみたいなと思ったのは私。実際には私の遊びに付き合ってもらっているようなものです(笑)。子どもの発想では出てこないような遊びのアイデア、また子どもでは用意できないような材料を事前に親の私が準備してあげることで、一緒になって楽しみ、これからも色んな体験をさせてあげたいなといつも思っています」
「敵も味方もすべて一人で、何役も演じ分けながら毎日遊んでいます」
「日輪刀の黒色を再現するため、灰色だった刃部分を息子が黒マジックで塗りつぶしたのですが、きれいに塗れないと嘆いていました。次に100均に売っているカラーのガムテープを貼ることを思い付いたのですが、息子本人が作成を試みたものの、きれいに貼ることができず、お願いされて母が最後まで作った(作らされた)というのがきっかけです。本人は他のキャラクターの刀も作ってほしいと言うのですが、以降何軒か100均ショップを回っても、まったく刀のおもちゃを見つけられない。追加購入できないので、作れない状況です(笑)」
ひとみっくすさんが息子さんのために作った刀は、煉獄杏寿郎と我妻善逸という主要キャラクターの日輪刀。キャラクターが刀を手にとると刀の色が赤色や黄色に変わるため、その細かい色味もガムテープと折り紙で見事に再現している。いざ刀をもらったとき、息子さんはキャラクターと同じものを与えられたかのように、とても喜んだのだとか。
「母目線から見ると、デザインはとても雑な作りなのですが、息子が喜んでくれてよかったです。一人っ子なので敵も味方もすべて一人で、何役も演じ分けながら、毎日日輪刀を持って遊んでいます(笑)。一番驚いたのは、今まで自宅に一冊も買い与えてなかった漫画を、友人のものを借りて読んで、すべて理解していたことです(笑)。任天堂Switchの『あつまれ どうぶつの森』で衣装をデザインする機能があるのですが、その衣装デザインを『鬼滅の刃』のキャラクター風に作っていたり…息子のハマり具合には驚きました」
ひとみっくすさんは息子さんにキャラクターの話をされてもついていけないことのほうが多く、映画も付き添いで初めて鑑賞した程度。ただ、周りの親子を見ていると『鬼滅の刃』においては、自身の幼少期と明らかに異なる部分を感じるという。
「子どもがハマって親も一緒にハマる、その逆のパターンもしかり。親同士で話していると、子どもの好きなキャラクターのグッズをついつい買っちゃうなんて話も聞きます。私が子どもの時代には、親子共に共通してアニメやゲームにはまった例があまり思い浮かびません。あくまで子どもが見るもの、遊ぶものというくくりでした。『鬼滅の刃』は世代を超えて一緒に愛されているものだと強く感じますね」
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