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武田真治、引きこもりに引退決意も…紆余曲折経ての30年「40代は楽しいという所ジョージさんの言葉に助けられた」
筋肉キャラがきっかけでアルバム発売に「マスメディアで注目されるのは重要なこと」
武田真治 テレビに高い頻度で出演する存在でいることって大事なんだなって改めて思いましたね。メジャーレーベルでアルバムを制作・発売するには、やはりマスメディアで注目していただけているかどうかというのは重要な条件だったと思います。
──芸能界で30年間仕事をしてきた上でのリアルな実感ですね。この間もバンド活動や、忌野清志郎さんをはじめ多くのアーティストとの共演など、ミュージシャン活動は継続してきたわけですが。
武田真治 実は前作アルバムを出して以降、音楽活動については(所属事務所の)ホリプロは関わっていなくて、ずっと個人窓口でやってきたんです。「自由にやっていいけれど、バックアップもしない」というスタンスで。だから深夜のクラブで演奏したり、忌野清志郎さんのユニットやロックバンドに混じったりと、けっこう伸び伸びやってこれたところもあります。オーディエンスの前で途切れることなくサックスを吹き続けられたことは、自分のパフォーマンスを向上させてくれたと思っています。
──アルバム制作することになったきっかけは?
武田真治 『みんなで筋肉体操』(NHK/2018年)で、筋肉キャラとして再ブレイクみたいなことになって、年末の『NHK紅白歌合戦』にも出演。その流れで『有吉ゼミ』(日本テレビ系)のダイエット企画「武田真治の筋肉リズム体操」のテーマ曲「Fight for Love」を作ったんですが、これがいい感じのポップさで多くの方に聴いてもらえて。
──動画もかなり再生されていて、今や筋トレのアンセムとしても親しまれています。
武田真治 そうだと嬉しいです。それと同じくらいのタイミングで、NHKのニュース番組『ニュースきょう一日』のテーマ曲「lux illumina」にサックス奏者としてオファーをいただいて。
──完全にミュージシャンとしてのオファーだったわけですね。
武田真治 おそらく。そういう業界的な注目も、メジャーレーベルでのアルバム制作・発売に至った要因でした。30年目にして奇跡ってあるんだなと思いましたね。