ORICON NEWS
長州力の斬新すぎるツイートが話題、最後の番記者『KAMINOGE』編集長・山本氏が語る“ハッシュドタグ”の真相
はっきり言って異常な状況 でも、本人はすごい数字だと理解できていない
山本:あれは普段の長州さんそのまんまです。長州さんはLINEでも「太陽」「びっくりマーク」などの絵文字をよく使うんですよ。今、巷ではあの独特の文体を“長州力構文”と呼んでいるみたいですけど、「ついにこれが世に出るんだ」と思いましたね。
ーーLINEのようなノリでツイートされてますよね。
山本:長州さんのTwitterによく出てくる“谷やん”はマネージャーの谷口さんのことですし、“慎太郎”は長州さんの長女の夫で、今はセカンドマネージャーのようなことをしてる人です。Twitterも最初は本人が慣れるまで、その慎太郎さんと長州さんの奥様がLINEで長州さんからつぶやきをもらってアップしていたそうなんですけど、言ってしまえばSNSの使い方をよくわかっていない2人なんですよ(笑)。
ーーえっ(笑)。
山本:「ハッシュドタグ」や「Flower」なんかはそのせいで起きた化学反応でもあるんです。奥様も慎太郎さんも、長州さんのつぶやきの誤字とかに気づかずにそのまま投稿していたという。どうやらそれが真相みたいです。それを「代理店が入ってるだろ」なんて言われたりもしてて、ちょっとかわいそうなんですけど、そう言われて谷やんなんかは「もしかして私、この歳(50代)になって電通に入れたりしますかね?」って明らかに浮き足立ってる様子がうかがえるくらい、呑気というか牧歌的な人たちの集まりなんですよ。長州さん一派というのは(笑)。
ーーTwitterでは「おい、、ハッシュのこと嘘教えやがったな!?ばかたれがー!!山本よ、、、!!」という投稿もありました。
山本:僕のことですよね。あれに関しては正直ムッとしました(笑)。そんなことは教えてないと思うし、言ったとしても「ハッシュタグは拡散に繋がるんですよ」ってことぐらいだと思うんですよ。僕、長州さんを陥れることができるほどハートの強い人間ではないですから(笑)。
ーー実際に長州さんにレクチャーしたことは?
山本:「長州さんはシンプルに短けりゃ短いほどいいと思いますよ」ってことくらいです。昔、糸井重里さんが「長州力が電通に入ってたらコピーライターとしてとんでもない成功を収めていた」と言ったくらい言葉のチョイスがすごい人ですからね。
ーー現役時代から独特の言語感覚で他を圧倒して、ここ最近はSNSを駆使して大きな反響を呼んでいて。この流れはある種、必然にも思えるのですが。
山本:そうですね。「またぐなよ」とか「俺は噛ませ犬じゃない」とか。でも長州さん、喋る時はもっとちゃんとしているのに、文字に打つとなんでああいうおかしなことになるんだろうと思いますよ。スマホの規格と指の太さがマッチしていないんでしょうね。ただ長州さんの底知れなさっていうのは、本人は「狙ってない」と言うけど、僕の中では意図してやってる疑惑もあるんですよ。わざととぼけてる。でも、そこは絶対に明言しないんです。
ーー呟くたびに万単位のいいね! が付く状況をどう見ていますか?
山本:はっきり言って異常な状況ですよね。全ツイートがあれだけ反響ある理由はちょっと分からないです。若い人ってそこまで長州さんのキャラクターや存在を認識していたのかな。
ーー長州さんの新たな魅力が開けた部分もあるんじゃないかなと。Twitterを見てハマった若者は多いと思います。
山本:でも、多分本人はそれがすごい数字だと理解できていないんですよ。きっとみんなもこんな感じなんだろうなぐらいに思ってます。だって長州さん、アメリカのトランプ大統領しかフォローしていないですからね。「英語は読めないけど、シリアスなことを言ってるってことはわかるぞ」と言ってました。