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(更新: ORICON NEWS

あのタケダが“攻め”の広告を制作! Negicco出演の“かぜ薬CMあるある”を盛り込んだミュージックビデオが公開

 武田コンシューマーヘルスケア株式会社(以下タケダ)による、人気アイドルユニット・Negicco×ヒャダインの初コラボ楽曲『かぜぐすリリック』が話題となっている。ただのオンライン動画と思うなかれ! 同社を含め、これまで放送されてきた多くのかぜ薬CMから“あるあるシーン” を盛り込んだミュージックビデオとなっており、誰もがその完成度の高さに、思わず膝を打ってしまうこと間違いなし! ORICON NEWSでは、制作を指揮した同社のマーケティング担当に突撃取材を敢行! その魅力を徹底解析!!

お薬CMの“お堅い”イメージを逆手にとった秀逸なセルフパロディ

 今作では、1994年から20年以上にわたって『ベンザブロック』のCMを展開し続けてきた同社が、新潟在住の地域密着型アイドルユニット・Negiccoを起用。さらに、ももいろクローバーZやでんぱ組.incなど多くの人気アーティストへの楽曲提供でおなじみの、ヒャダインを作曲に迎え、様々なかぜ薬CMの“あるあるシーン”を盛り込んだミュージックビデオだ。
 ほかのCMに比べて、かぜ薬のCMといえば、なんとなく“お堅い”イメ―ジが付きまとうもの。さらに、ラストに必ず『「使用上の注意」をよく読んでお使いください』と表記したり、「ピンポ〜ン♪」という効果音(※近年は出演者に口頭で言わせるのがトレンド!?)が入るなど、誤った使い方をされないようにルールも多そう…。だが、今作はそんな決まり事を逆手に取り、ある種のセルフパロディともいえる非常に“攻めた”作品であり、思わずクスっと笑ってしまうこと請け合いだ。

 Negiccoがキュートな笑顔で『ベンザブロック』の“鼻”“のど”“熱”の3色を身にまとい、明るく爽やかに歌い上げるのだが、冒頭からお薬CMでおなじみの「風邪をひいたまま出席する会議」、「風邪で体調の優れない母親を気遣う娘」など、ありがちなシチュエーションが登場。また、そんな状況下に「突然横から タレント登場!」という“お約束”まで盛り込むサービス精神!

お馴染み(!?)の“透明CGボディ”やお決まりのフレーズも随所に登場!!

 さらに、「速攻」「一撃!」などの印象的なコピー、無駄に引き締まった透明の“CGボディ”が登場し、患部に直接働きかけている画など、こちらも必須事項ともいえる場面が続々登場! 因みに“CGボディ”さんは、ラストでNegiccoと共にキレッキレのダンスも披露しているので、そこも注目してほしい(笑)。
 そのほかにも、『ベンザブロック』のCMでおなじみの「あなた〜のかぜに狙いを決めて〜♪」や締めの「ベンザブロック♪」などもサンプリングされており、キャッチ―なサビと共に非常に耳に残るメロディーは、ヒャダインの面目躍如といったところだろう。
 今作には、これでもかと“かぜ薬CMあるある”が詰め込まれていることから、2回、3回と視聴することで、さらに新たな“あるある”を発見することになるはず。非常に密度の高い今回の『かぜぐすリリック』動画。とにかく一度、視聴することをオススメしたい! そして、観終わったあとには「タケダさん、攻めますなぁ〜」と、思わずニヤついてしまうことだけは間違いないだろう。

ブランドマーケティング部長に聞く! かぜ薬CM“あるある”動画制作秘話

――今回制作された『かぜぐすリリック』ですが、素晴らしい作品ですね! これでもかと、かぜ薬CM“あるある”が詰め込まれており、Negiccoさんのパフォーマンス、ヒャダインさんの楽曲のクオリティと併せて、その完成度の高さに驚きました。
ブランドマーケティング部長・宮城義範氏ありがとうございます! そう言って頂けると、我々としても制作した甲斐がありました。
――そもそも、どのような経緯で今回のような動画を制作するに至ったのでしょうか?
宮城義範氏もともと、かぜ薬のテレビCMは長年制作してきたのですが、初めて自分でかぜ薬を買う若年層の皆様に、弊社の『ベンザブロック』の訴求、自分の症状に合ったお薬を選んで頂きたいという想いがありました。そこで、新しい手法で「伝えたい」というテーマのもとで今回の動画制作に至ったんです。

――確かに、全く新しい手法です(笑)。タケダさんというと、製薬会社という特性上、お堅いイメージがあったので、ここまで遊び心に富んだ作品を制作するとは正直思いませんでした。
宮城義範氏社内でも当初は「大丈夫なのか?」という声も少なからずありました(笑)。音楽を使ったオンライン動画というものは、弊社としても初めての試みでしたのが、“若年層に伝える”という根底にあるテーマがブレない協議をしていきました。

――ある意味、英断だったと思います!
宮城義範氏そうですね(笑)。ただ、正式に決まってからはスタッフ一同「せっかくやるからにはキチンと伝わる作品にしよう!」という統一認識のもとで動いていました。

かぜ薬CMに秘められた“暗黙のルール”とは?

――今作は、かぜ薬CMでよく見るシーンというモノがふんだんに汲み込まれています。とっかかりとして「体調が悪い中での会議」や、「体調が悪い母親を心配する娘」など、必ずと言っていいほど、かぜ薬CMの冒頭にありますよね。さらに「速攻」や「一撃!」などの印象的なフレーズも定番で、そのような“あるある”が今作にはてんこ盛りで(笑)。
宮城義範氏あとは「ナントカ処方!」などもありますよね(笑)。

――やっぱりお薬のCMって、ほかの商材のCMよりも決まり事が多いんですよね? 入れ込まないといけない要素も多いのかなと思うのですが?
宮城義範氏おっしゃる通りです。医薬品は適正に使用して頂くために、正確な情報をお伝えする使命がありますからね。例えば、「使用上の注意」に関してはCMの最後に静止画で2秒以上表記しないといけなかったり、あるいは「完全に治った」とは言えないので、使用前・使用後の表現の仕方などはルールがあります。そのルールにのっとって普段は広告を制作しています。

――やはり色々な決まり事があるんですね…。「治った!」とは言えない代わりに、「元気よく早足」という表現や、「満面の笑みで窓を開ける」という表現が使われているんですね。今回の動画でもしっかり紹介されており、ツボでした(笑)。
宮城義範氏私も個人的に、元気よく窓を開けるシーンは好きです(笑)。やはり、いかに使用後の効果をイメージさせるかが、かぜ薬に限らずお薬のCMでは重要と思います。

――ちなみに、お薬CMのラストの「ピンポーン♪」という効果音も決まり事なんですか?
宮城義範氏はい。「使用上の注意をよく読んでお使いください」ということを、視聴者の方に伝わるような音を入れなくてはいけないという決まりです。

Negicco起用の理由は“かぜにはネギ”から!?

――そういった、さまざまなルールの中でお薬CMが成り立っているんだなぁ〜ということが、今回の動画を観て改めて伝わります。あと、『ベンザブロック』が、かぜ薬として症状別に発売したパイオニアだったということも今回の動画で初めて知りました!
宮城義範氏今でこそ、多くのメーカーさんも症状別訴求の商品をラインナップされてきましたが、もともとは『ベンザブロック』が鼻、のど、熱の症状ごとに合わせてシリーズを発売しました。テレビCMなどを含めてお客様に訴求していったのが、かれこれ20年近くになります。

――しかも、今回の動画作品でも『ベンザブロック♪』という、あのフレーズも巧みに取り入れられていますね。
宮城義範氏ヒャダインさんには、これまで『ベンザブロック』で使用した楽曲をサンプリングして取り入れて頂いたのですが、色々な場所に散りばめてくださいましたので「流石だなぁ」と思いました。

――Negiccoもキャッチ―な歌とキレッキレのダンスで、期待に応えてくれたのでは?
宮城義範氏もちろんです! お薬というと、どうしても堅苦しい説明になってしまいがちですが、Negiccoさんに分かりやすく、そして可愛らしく伝えて頂いたと思います。さらに言うと、今回は『ベンザブロック』のオンライン動画ということで、3タイプ3人いるということも重要でしたので、そういった意味でもNegiccoさんが適任だったと思います!

――鼻、のど、熱それぞれのイメージカラーに身を包んで歌っていましたね(笑)。
宮城義範氏黄、銀、青の衣装を用意しまして。あと、「かぜにはネギ」ということもチラっと頭をよぎったかも知れません(笑)。

動画のクオリティにタケダ・社長も太鼓判!?

――アハハハハ! 古くから伝わる療法も重んじたと(笑)。
宮城義範氏あと、振り付けに関しても、振付稼業air:manさんにお願いしまして、思わずマネをしたくなる踊りにしてくれました。そういった意味でも、歌も楽曲も踊りもクオリティの高い仕上がりになっていると感じています。

――『ベンザブロック』CMにも登場する、無駄に引き締まった“CGボディ”さんも動画でNegiccoさんと踊っていますし(笑)。でも、単に面白い動画というだけでなくて、“ライトな表現だけど、しっかりと伝える”という気概がしっかりと伝わってきますし、特にお薬ということでも、そのギリギリのラインを苦心されたということが伝わる力作です!
宮城義範氏ありがとうございます! 弊社としても自信を持って皆さまに観ていただける作品に仕上がったと思います!!

――ちなみに社内での反応はいかがですか?
宮城義範氏非常に好印象です。弊社社長による最終確認の際、クスっと笑って退席されましたので、そういった意味でも手ごたえがあります(笑)。

鼻、のど、熱…症状別かぜ薬は『ベンザブロック』がパイオニア!

 『ベンザ』はタケダから発売されているかぜ薬のブランド名。1955年に販売が開始され、現在はかぜ薬のみならず、鎮咳去痰薬・口腔咽喉薬・鼻炎用薬およびビタミン含有保健剤(ドリンク剤)が発売されており、そのメインとなるのが『ベンザブロック』シリーズ。鼻、のど、熱の症状別に合わせた商品を発売したのも同シリーズが先駆けであり、1994年から20年以上にわたってTVCMも展開し続けており、「ベンザブロック♪」という印象的なフレーズを誰しもが一度は耳にしたことがあるはず。まさに、症状別かぜ薬の“パイオニア”として、幅広い世代から親しまれている。

『ベンザブロック』シリーズのラインナップは(外部サイト)コチラ(外部サイト)
ベンザブロックプラスシリーズ
かぜの諸症状の緩和に
※これらの医薬品は「使用上の注意」をよく読んでお使いください。アレルギー体質の方は、必ず薬剤師、登録販売者にご相談ください。

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