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芸能界復帰の森脇和成、心境を語る「甘い世界じゃないのはわかってる」

 芸能界引退後、六本木で水商売、サラリーマン……様々な経験を経て、再び芸能界復帰を果たした元猿岩石・森脇和成。このほど発売された著書『もしかして、崖っぷち?』では、芸能界での絶頂期から引退の真相、一般人としての日々まで、様々なことが赤裸々につづられている。22歳の若者だった当時の自分とはどんな存在だった? 今回の芸能界復帰の裏にあったものは? 森脇本人にその想いを聞いた。

改めて振り返ると、フワフワ生きてきたなって……

  • 初の著書『もしかして、崖っぷち?』(KADOKAWA)

    初の著書『もしかして、崖っぷち?』(KADOKAWA)

──このたび出版された初の著書『もしかして、崖っぷち?』の表紙でかぶっているニットキャップってもしや……?
森脇和成 はい。「白い雲のように」のミュージックビデオでかぶってるのと似たものをチョイスしました。本物はボンボンが白なので微妙に違うんですけど。MVでしかかぶってないのに、意外とこの帽子で反応してくれる人もいて、改めてあの頃はすごかったんだなと思いましたね。

──他人事のようにおっしゃいますが(笑)、100万枚以上を売り上げた大ヒット曲ですからね。
森脇 とは言っても、20年前の曲ですよ。でもそれもやっぱり、元相方(有吉弘行)が今こうやって売れてるからですよね。当時の映像がたまにテレビで流れたりして、だからみなさんも僕のことを覚えててくれているという。

──当時は歌番組はもちろん、NHK朝ドラ、グラビア……本当にアイドル並の人気でしたね。最高月収は2000万円(!)あったとか。
森脇 ヒッチハイクから帰ってきた当時はビックリしましたけど、でも嬉しかったですよ。有名になるのが目的で東京に出てきて、2年半でいきなり有名になったので。22歳の若造でしたから、そりゃあ調子にも乗りますよね(笑)。一方でやっぱり自分は芸人だっていう自覚があったので、歌番組とかに出てもアーティストさんに対して申し訳ないって気持ちもあったり……。もちろん歌は嫌いじゃないですし、歌もすごくいい歌をいただいてたので、複雑な気持ちはありました。まあでも当時はそこまで深く考えてなかったんですけど。

──芸人とは違う形でブレイクして、ネタを作りたいとかライブをやりたいというジレンマはありませんでしたか?
森脇 それはもちろんありましたよ。芸人になるために東京に出てきたわけですから。だけどやっぱりライブよりもテレビに出たほうが儲かるわけで、事務所としてはテレビの仕事をどんどん入れますよね。それにこっちも仕事を選べる立場でもなかったですから。

──多忙でネタを作る時間もなかったんですね。
森脇 いや、寝る時間を削ってでもやればできたんだろうなとは思いますよ。今考えれば、周りがどうあろうともやればよかったんでしょうけど、僕も未熟でしたし、やっぱり流されるままにやってたというか、僕の人生そのままですね(笑)。今回、本を書くにあたって初めて自分のこれまでを振り返る作業というのをしたんですけど、まあフワフワと生きてきたなあと改めて思いました。何も考えてなかったんだなって……。いい加減に生きてきたので、僕自身に一番役立つ本になったんじゃないでしょうか(笑)。

自分が「崖っぷち」にいるかどうかも気づいてない

──本のタイトルですが、このたび芸能界に復帰されたのは崖っぷちに立たされて……ということなのでしょうか。
森脇 周りから見たらそう思われるかもしれないですけど、正直、自分が崖っぷちにいるのかどうかも気づいてないんですよ。でもそういう人生も悪くないんじゃないか、という意味を込めてます。自分の人生なんて客観視できないじゃないですか。本当の崖から落ちたら助からないけど、人生の崖なら落ちたってどうにかなりますから。僕もサラリーマンをやって、しんどいこともたくさんあったし、同じように苦労をしている人はたくさんいると思うので、そういう方たちがこの本を読んで、気持ちが楽になったり、新しいことを始める一歩を踏み出したりするきっかけになればいいなと思ってます。

──元相方の有吉さんも長らく苦労された時代がありましたが、その後、再ブレイクを果たし、今や盤石のポジションを芸能界で確立しています。どんな心境で見ていましたか?
森脇 最初の頃は正直、後ろめたい気持ちがあったんです。僕の身勝手で猿岩石を解散して、彼もピン芸人にならざるを得なかったわけですから。だから売れた時には嬉しかったし、肩の荷が下りたみたいなところもあった。だけど一方ではそんなに驚きもしなかったです。やっと世間もわかってくれたんだなというか、有吉の面白さは一緒に東京に出てきた僕が一番よく知ってましたから。ただ、途中からシャレにならないくらい売れていったんで、笑っちゃいましたよね。

──うらやましいとか、「自分もあのまま芸能界にいたら……」みたいな気持ちにはなりませんでしたか?
森脇 いや、不思議とそういうのはなくて。ただ有吉が売れていくのに比例して、比べられることが増えていったのはしんどかったですね。「お前ももっと頑張れよ」みたいに。その頃もう僕は芸能人じゃなかったんで、同じ土俵で語られても……って感じもあったし、僕は僕で自分がいる場所で頑張っていましたから。

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