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“騒動”を糧に活躍する笹崎里菜アナの胆力

 日本テレビ入社前の一連の騒動を経て、日本テレビに入社した笹崎里菜アナ。研修期間も終え、テレビに登場し始めたが、新人アナとは思えないほどの堂々とした立ち居振る舞いを見せ、バラエティ番組などで存在感を表している。有吉弘行には、“はれもの”とのあだ名までつけられながらも、動じる素振りは見せない強靭な胆力はある種、清々しささえ感じさせる。

会者や共演者からのツッコミも堂々とした対応! 類まれな“鈍感力”を発揮

  • バラエティ番組などで存在感を表す笹崎里菜アナ (C)NTV

    バラエティ番組などで存在感を表す笹崎里菜アナ (C)NTV

 笹崎アナは、『1億人の大質問!?笑ってコラえて!』の「1年たったらこうなりましたの旅」企画で同期の尾崎里紗アナらと番組初出演を果たすと、その後、日曜朝の情報番組『シューイチ』で自身のコーナー「SHOWBIZ」を担当。司会の中山秀征に「オレも(いろいろ)聞きたいんだよ。毎週会ってるけど、まだちょっと踏み込めない」と言わしめ、共演者からも微妙に気を遣われながらも、レポートなどではなかなかの軽快なトークとソツのなさを見せているほか、人気長寿番組『笑点』でも、水ト麻美アナら先輩アナと一緒に出演し、動じることなく存在感を示した。

 また、特番の『DASHでイッテQ!行列のできるしゃべくり日テレ系人気番組NO.1決定戦』では、有吉に「初対面なんですけど、元気かなと思って。寝不足じゃないですか、悩みないですか、イジメはないですか?」と矢継ぎ早に質問を受けると、「元気です。アナウンス部の雰囲気はいいです」と返答。くりぃむしちゅーの上田晋也からも「なんかちょっと私に対する視線が違うわって感じたことはない?」と突っ込まれると、「鈍感なのであまり気が付かないです。新人なので、ご指導頂く上で厳しいお言葉もありますが、それも全部受け入れています」と100点満点の回答。さらに自ら有吉に「アダ名をつけてください」と依頼。有吉に「パーソナルな情報があまり……笹ちゃんってわけにもいかないし。“はれもの”ですね」と命名されるも、「日本テレビの“はれもの”アナウンサー・笹崎里奈です」と満面の笑みで返したのだ。まさにこの瞬間、共演者のみならず視聴者も含めて、上田いわく「日本中が“スッキリ”した」のであった。

デリケートな問題を見事にバラエティ内で昇華

 たしかに当初から“名を上げた”笹崎アナだけに、視聴者からも「あの子は大丈夫か? ちゃんと女子アナとしてやっていけるか?」と色メガネで見られるのもしかたがない。知名度の高さは新人女子アナにとっては有利なはずだが、入社時の一件はマイナスに振れていただけに、視聴者の反応も微妙にならざるを得ない。しかし笹崎アナは必要以上に委縮もせず、かと言って開き直ることもなく、ごく控え目ながらも自身の“ネタ”を逆手に取って切り返し、各番組をこなしてきている。そんな姿が視聴者にも、もとの印象がマイナスだけに「この子は意外としっかりしてる。気転も利きそうだ」と、かえって好印象を与えているようだ。

 そもそも、あれだけの騒動をなかったことにして誰も触れないのはおかしいわけで、そこを笹崎アナは自虐的にならない程度にさりげなくネタ化させてしまい、その精神的なたくましさを見て取った共演者たちも安心してツッコミを入れられる。デリケートな問題を見事にバラエティ内で昇華させる流れを作ったという意味では、笹崎アナは新人女子アナとしての第一関門を完全に突破したと言えるだろう。

 ルックスにしても美人女子アナであることは間違いないし、一部では「フジテレビの加藤綾子アナに次ぐ逸材」とする声さえある。実際、日本テレビにしても、全局の中でダントツの人気を誇る水卜アナ(『好きな女性アナウンサーランキング』2年連続1位)以外、近年は人気女子アナを排出していないのも事実で、このあたりで看板女子アナを育てたいところでもあるだろう。笹崎アナには特別な“話題性”があることから視聴率は見込め、ハナのある美人で、このフレッシュな時期に売り出さない手はないとも思われる。

本人の努力とアナウンサーとしてのスキルアップがカギ

 レギュラー番組のスタートでは、同期の尾崎アナが朝の情報番組『ZIP!』の帯番組担当だっただけに、日曜日放送の『シューイチ』の笹崎アナと差がつけられたとの声もあり、“例の問題”が尾を引いているのかとも取りざたされた。しかしここにきて、『スッキリ!!』『ヒルナンデス!』を始め、その他バラエティ番組などに出演するごとに、笹崎アナに対する局側の評価がアップしているように思うのは気のせいだろうか。いずれにしろ、笹崎アナを育てるのは局側の仕事でもある。様々な番組のサブキャスターを務めながら適性も見定められるのだろうが、まずは本人の努力が第一で、アナウンサーとしてのスキルが一番大切。当初、バッシングを受けた元フジテレビの高橋真麻も、そのアナウンス能力の高さがあったからこそ、最終的には視聴者にも受け入れられた。また、話題性や知名度、人気などが先行しすぎて実力がともなわないと、美人アナだけにちょっとしたことで足をすくわれ、特に女性からの反感を買いやすい。アサウンス技術に定評のあるアナウンサーにしても、“女子力”を発揮しすぎると、ネットなどで叩かれるのは周知のとおりだ。

 “高度の清廉性”を欠いたかどうかはかともかく、自分の信念のもとに日本テレビを相手に訴訟を起こしたその度胸と覚悟だけでもたいしたものであるし、ひょっとしたら“逸材”かもしれない。今のところ、好スタートを切っているとも言えるだけに、今後の笹崎里菜アナの成長、活躍ぶりが気になるところだ。

(文:五目舎)?

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