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悪女キャラで需要拡大 それでも菜々緒が嫌われないワケ

 身長172センチにして股下85センチの9頭身、完璧なスタイルと美貌をウリにモデル出身タレントとして活躍してきた菜々緒。最近では女優、しかも“悪女”役として大ブレイクしている。現在放送中の『サイレーン 刑事×彼女×完全悪女』(フジテレビ系)では、整形した元キャバクラ嬢にしてシリアルキラー(連続殺人鬼)の橘カラ役を熱演し、「超怖い」「だけど超キレイでハマり役」などなど、高評価を受けている。性格の悪そうな完全な悪女、敵キャラながら、なぜが「菜々緒にしかできない役」として女性層の好感度も高い。悪女役が多いにも関わらず菜々緒が“嫌われない”理由とは?

媚びないストレートな発言も同性から嫌われない要素のひとつ

 そもそもモデル出身の美女タレントとして活躍してきた菜々緒が、悪女役がハマる女優となったのは、ドラマ『ファースト・クラス』(フジテレビ系)に出演したことに始まる。同作は、久しぶりにドラマ主演した沢尻エリカに注目が集まると思いきや、主人公を「彼氏にセーター編んでプレゼントするタイプ。顔80点、総合60点」などと内心の声で酷評したり、本当は2歳で帰国して英語もロクに話せないのに帰国子女と言い張ったりする、“腰掛系コネ入社”の腹黒キャラとして大ブレイク。あの沢尻を“食ってしまう”場面すらあったのだ。この作品に出演後、『まっしろ』(TBS系)で主人公の堀北真希にときどき意地悪をする“ブリっ子愛人ナース”を好演し、現在放映中のauのCMでは、浦島太郎を翻弄する竜宮城の“ツンデレ”乙姫役もお茶の間になじみ、すっかり菜々緒の悪女キャラは定着した。先日劇場公開された、伊坂幸太郎氏のベストセラー小説の映画『グラスホッパー』にも“闇社会のヤンキーセレブ”というキャッチを引っさげて出演し、凄味のある悪女役をアクションシーンにも挑戦しながら熱演している。

 この“悪女キャラ”に関しては本人も意外と気に入ってるようで、「悪女のキャラクターが自分の中でも定着している実感がすごくある。どんどんレベルを上げていきたい」「(女王様キャラは)もしかしたら私が一番輝ける場所かもしれない」などと各記者会見で発言している。また、プライベートでも悪女と思われているのでは? との質問には、「性格はわりとオトコっぽいので、世間的なイメージはあまり気にしない」と笑顔で答え、「友だちからは『悪女ばっかりでかわいそうだね』って言われるんですけど、逆に街中を歩いていても怖がられて声をかけられないから楽」とまで発言。そうした、女子力をやたら発散することもなく、媚びたほのめかしもないストレートな部分が、菜々緒が同性から嫌われない要素のひとつでもあるようだ。

持ち前の美貌やスタイルが、“悪女っぷり”を引き立てる好材料として機能

 そして、現在放送中の『サイレーン』では、これまでの男をたぶらかしたり、裏で悪口を言ったり、主人公を策略でハメたりするような、よくありがちな悪女ではなく、顔を整形済みの元キャバクラ嬢にして連続殺人犯という極悪役。“整形済み”など、タレントイメージにも影響するのではないかと心配してしまうが、そんなことは余計なお世話だとばかりに軽く演じてしまう“男前”なところも、女性から嫌われない理由かもしれない。そしてシリアルキラー役だが、演技力がどうとか言う前に、まさに菜々緒のハマリ役であり、何ひとつ違和感がないことに驚く。特に整形手術をした変態医者(要潤)との絡みでは、菜々緒にしかない唯一無二の完璧な美貌と、その無表情が恐ろしく、まさに“史上最恐”のナチュラルボーン・シリアルキラーになりきっている。

 もはやモデルタレントとしてのキャラを超越してしまった菜々緒。マイナスイメージもつきやすく、アンチの対象にもなりやすい悪女役を正々堂々と何作も演じてきた結果、すっかり悪女キャラが板についた。ネットなどでも一周回って高評価が増え、そのあけすけな潔い性格も相まって、女性たちに嫌われないどころか尊敬・憧れの対象にすらなっているようだ。今では菜々緒持ち前のその美貌やスタイルでさえ、悪女っぷりを引き立てる好材料として機能するにいたっている。

 菜々緒は自身も語っていたように、今後もますます“悪女”ぶりに磨きをかけていくことだろう。演技力などにまだまだ課題はあるものの、悪女としてのただならぬオーラや凄味、勢いで言えば現時点でNo.1の悪女役女優と言っていい。これからの本人の努力しだいでは、沢尻エリカのポジションを“好感度”を上げた形で奪い取る日も近いかもしれない。

(文:五目舎)
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