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“おバカ枠”を独占 藤田ニコルの賞味期限は?

 最近、バラエティ番組で話題のモデルでタレントの藤田ニコル。『サンデージャポン』(TBS系)や『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)で大物芸人を相手に“タメ口”で堂々と渡り合い、益若つばさや鈴木奈々らのポジションを奪い、“新おバカ女王”といわれるほどまでになった。とはいえ、移り変わりの激しい枠だけに“賞味期限”も気になるところだ。果たして藤田は、このまま現在の立ち位置に留まり続けることができるのだろうか?

飽和状態のハーフ・読モ・おバカ枠に、“若さ”を武器に新鮮なインパクトを与えた

  • バラエティ番組で活躍する“新おバカ女王”の藤田ニコル

    バラエティ番組で活躍する“新おバカ女王”の藤田ニコル

 藤田ニコルは、父はロシアとポーランドのハーフ、母は日本人というハーフ。3歳までニュージーランドに在住、日本に来てからは2009年にローティーン向けファッション誌『ニコラ』(新潮社)のモデルオーディションに応募し、見事グランプリに選ばれた。“ニコモ”(ニコラのモデル)として活動を始めるが、超美人というよりはカワイイ系で、同じニコモでも清楚系が目立つなか(新垣結衣や能年玲奈もニコモ出身)、ただひとりカラーコンタクトの着用が許されるなど、異色な存在として女子中高生の間でカリスマ的な人気を博し、自らも「ギャルの神になりたい」と語っている。

 こうしてみると藤田は、ローラやトリンドル玲奈に代表される“ハーフモデル枠”であり、益若つばさや鈴木奈々といった“読モ(読者モデル)出身”であり、“おバカタレント枠”にも入る。それぞれ芸能界では激戦区と呼ばれるジャンルでありながら、そのすべてを兼ね備える“3冠”となると藤田ぐらいなものだろうか。そして彼女のアドバンテージともいえるのが、現在17歳というその若さだ。並みいるハーフモデルも読モもおバカタレントも、それぞれ芸能界に登場してから数年が経っている。もはや飽和状態ともいえ、視聴者にとっては“お腹いっぱい”の中、彼女の“若さ”はそれなりに新鮮でインパクトがある。激戦区の各ジャンルで、藤田は今一番勢いがある存在だといっても過言はないだろう。

最大の“武器”は、破壊力抜群のトーク力 意外にも素直な一面も…

 藤田の最大の“武器”は、その破壊力抜群のトーク力。「かまちょ」(話し相手がほしい、かまってちょうだいの略)、「YDK」(やればできる子)、「つらたん」(つらい感情をあらわすネットスラング)などの若者用語を連発しては、マイペースなトークを貫き通す。明石家さんまに「俺と付き合え」と言われると「ハイ」と即答し、さすがのさんまもタジタジになってしまうほどのストレートぶりだが、彼女の本領が発揮されたのは、『行列ができる法律相談所』(日本テレビ系)に出演したときのこと。MCのフットボールアワー・後藤輝基に、同じゲストで元プロ野球選手の清原和博について「何をしている人ですか」と聞かれると、「野球をやってるみたい」と、なんとも“適当”な感じで回答。さらに「KK(桑田・清原)コンビわかる?」と聞かれると、「黒い(K)ケモノ(K)」と答え、スタジオを大爆笑の渦に巻き込んだ。確かに今の清原を表現する上で、ある種これほど適格な言葉はないかもしれないし、コワモテの清原にこんな発言ができるタレントもそういない。頭の回転も速そうだし、「ただのおバカタレントじゃないな」と思った視聴者も多かったのではないだろうか。

 そんな爆裂トークをかます藤田だが、彼女の魅力のひとつに意外にも“素直さ”がある。先日放送された『耳が痛いテレビ 芸能界カスタマーセンター』(日本テレビ系)では、視聴者から「敬語も使えずタメ口で話すおバカモデルを女子高生の代表みたいに思われたくない」と批判されると、共演者の東野幸治は「テレビに出るキャラとしてはいい」、スピードワゴンの小沢一敬は「あいさつしに楽屋に来てくれたし、礼儀は正しかった」と擁護。すると、感動した藤田は大号泣したのだ。

若さや突拍子もないトークだけでは、芸能界での“賞味期限”は長くはない

 また、“彼氏”の存在をオープンにしたり(現在は破局)、「(メイクは)詐欺ってなんぼ」などの正直すぎる発言も、賛否両論はあれど“素直さ”とも取れ、ただの“おバカ”では片付けられない藤田の“可笑しさ”は、視聴者からも「まあしょうがないか」となんとなく許されてしまい、好感をもって受け入れられているようだ。

 同じ読モの先輩である益若つばさや、最近では“あざとい”とネットでバッシングされている鈴木奈々のポジションを、完全に奪い取った形にもなった藤田二コル。この先も前途洋々かといえば、そう生易しくはないだろう。先行する先輩モデルやタレントたちにしても、自分の個性のアピールや他との差別化を模索しながら、現在まで残ってきた。単なる若さや突拍子もないトークだけでは、芸能界での“賞味期限”は長くはない。前述の番組で「このままでは芸能界で生き残れない」という意見に、小沢が「生き残っていくかは藤田さんが決めるよ」と答えたように、今後はその“勢い”に加え、藤田ならではの“個性”と“魅力”をどう発信していくかがカギとなるだろう。

(文:五目舎)

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