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佐野ひなこ、『デスノート』撮影前の特訓で自信 「どっちにいくのか迷いもあった」

 グラビア界を席巻し、ドラマ『デスノート』(日本テレビ系)のミサミサこと弥海砂役も話題を呼んだ佐野ひなこの初出演映画『探検隊の栄光』が公開される。昭和を思わせるテレビ番組で未確認生物を探す“探検隊”の紅一点のAD役。過酷を極めたロケ撮影のなかで、女優としてひと皮むけたようだ。時間を置いたいま『デスノート』について思うことから、今後の芸能界での活動の方向性まで、新作映画の撮影を振り返りながら語ってくれた。

初出演映画『探検隊の栄光』での苦悩も語る佐野ひなこ(写真:片山よしお)

初出演映画『探検隊の栄光』での苦悩も語る佐野ひなこ(写真:片山よしお)

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◆挫折しかけたこともあった…

――『探検隊の栄光』は演技以前に、いろいろ大変だったのでは?
【佐野】 過酷でした。映画を観ていただいたらわかると思うんですけど、場所が場所だけに……。と言っても全部、関東近辺なんですけど(笑)。

――ああいうバカバカしいことに熱中するスタッフが本当にいたら、どう思います?
【佐野】 私はバラエティとか大好きなので、むしろノリノリで「クモに噛まれましたっ!!」とか言いたいです(笑)。実際に「よくそんな企画を思いつくな」って番組はありますよね。想像力や発想力がすごいと尊敬します。

――映画のクランクアップのときには、感極まって涙したそうですが。
【佐野】 「いろいろ大変だったのを乗り切ったな」とこみ上げてきたし、毎日のように撮影していたのが終わっちゃう寂しさもあったし。でも、やっぱり過酷だったことが大きかったですね。「どうしてここまで?」と思ったことも、挫折しかけたこともあるんです。それが無事終わって、やり切ったんだな……と。

――大変といえば、ドラマ『デスノート』での弥海砂役は反響が大きかったのでは?
【佐野】 原作も有名で9年前の映画も大作で、プレッシャーでした。終わってみれば「来週の日曜からミサミサが観られなくなるので悲しい」とか言ってもらえて、「やって良かったな」とすごく思いました。

――自分で思い描いた通りの海砂が演じられました?
【佐野】 監督さんと同じ感覚だったときは「それでいこう」となりますけど、演出で月(ライト)に過度に抱きつくように言われたことがあって。「ここでもう1回抱きつく」「さらにもう1回」みたいな。「1、2回ならわかるけど、1シーンでそんなに抱きついたらヘンじゃない? しかも、月に離されているのに」と思ったんですけど、オンエアを観たら、めげない海砂のキャラが立っていると感じて。本当に監督さんの演出はすごいなと思いました。最初は、原作とも話が違うので、どっちにいくのか迷いもありましたけど、「こういうキャラね」とつかんでからは楽しくできました。

◆女優もバラエティもグラビアもやりたい

――女優として自信になりました?
【佐野】 そこはまだまだ。もっとがんばらなきゃと思います。でも、1クールであんなにたくさん台詞があったし、シリアスなシーンもアホみたいに天真爛漫なシーンもやって、すごく勉強させていただきました。

――月役の窪田正孝さんの凄みのある演技も間近で見ていたわけですよね。
【佐野】 平凡な大学生から最終形態のキラになるまでも、急に記憶をなくして普通に戻るのも、切り替えがすばらしくて。ただただすごいと感心していました。主演をされる方の演技はやっぱり違います。映画の竜也さんも最初と最後では熱が違って、バラバラに撮っているのに、ちゃんと変化が伝わってきたし。

――ひなこさんもそんな女優になろうと?
【佐野】 もちろん刺激は受けました。『探検隊』では、キャストの皆さんが集まって本読みをする前に、5日ぐらい監督さんとマンツーマンのリハーサルを設けてもらったんですね。長い日は4〜5時間、台詞の言い回しや声の出し方をたっぷり教えてもらって。それもあって、その後の撮影だった『デスノート』での意気込みもより上がりました。もっといろいろな作品をやりたいです。

――目指す女優像もありますか?
【佐野】 好きな女優さんはたくさんいますけど、私はバラエティとかグラビアとか、いろいろな方面でやっていけたらと思うんです。事務所の先輩で、それをずっと続けている優香さんはいいなーと思います。コメディもおもしろいし、司会もできるし、ドラマにも出て。私もそういうふうになりたいです。
(文:斉藤貴志)

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