2013年10月からTOKYO MXほかで放送されたテレビアニメ『境界の彼方』が劇場アニメ化されることが29日、明らかになった。タイトルは『劇場版 境界の彼方 I’LL BE HERE』。『たまこラブストーリー』の京都アニメーションによる“絆と愛”の物語が二部作連続公開される。

　ヒロイン・栗山未来を中心に、テレビシリーズの出来事を振り返る「過去篇」が2015年3月14日。それから1年後の未来たちに起こる出来事を描いた完全新作となる「未来篇」が2015年4月25日に公開される。

　特報映像とポスタービジュアルの解禁に合わせて石立太一監督は「人が人と一緒にいる。すると、つらいことや苦しいことだってあるものだと思います。楽しかったり、幸せを感じることだってあります。けれど、それは人と人が一緒にいるから。一人じゃないから感じられること。そんな普通のことに憧れて、憧れて。ずーっと、恋い焦がれてきた普通じゃない18歳と17歳の男の子と女の子。二人に幸せになってほしい。二人に二人なりの未来を描いてほしい。そう思いながら作業させていただいております。皆様にもぜひ、そんな二人の未来を見届けていただければと思っております」とコメントを寄せた。

　同アニメは、鳥居なごむ氏による第2回（2011年）京都アニメーション大賞奨励賞受賞作品（KAエスマ文庫）が原作。呪われた血を持つ「ある一族」の最後の生き残りの少女と、存在しないはずの「半妖」の少年が繰り広げる青春アクションファンタジー。

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